FC2ブログ
05 << 2019/06 >> 07
 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30.
スポンサーサイト 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

働く体と、成長している心と接して 
高校を卒業した後、陶友に通い始めて3年目のトモ君。
私とトモ君はほぼ同時に陶友で仕事を始めました。

人は本当に可能性を秘めていて、
大人になるということはどういう事なのかを
彼を通して学んでいる日々です。

トモ君は、とにかく愛想がいい。
できることは少ないけれど、
周りがなんとか助けてあげたいと思う一生懸命さをもち、
いつも笑顔で周囲を和ませている。
それは、学生の頃はただの長所だったのでしょう。
しかし、今、トモ君はそれを武器に仕事をしています。

といっても今は、まだ
仕事も一生懸命行っていつつ、
まだまだ、子どもな部分が見え隠れしているのも事実ですが・・・

そんなトモ君が
陶友に通いだした頃は、
高校を卒業したてで、本当の子どもでした
仕事中に冗談をいい、
仕事をしている自覚も勿論ほとんどない。
仕事人としてのプライドはみえず、
ただ、リヤカー販売も目新しいことが楽しいという状況。
成人式を楽しみにしているが、
大人になるという事はわかっていない。それが2年前のトモ君でした。

しかし、今年、一番暑い時期を前にして
ゆっくりゆっくり成長していると思ってはいましたが、
それが形になっているのに気づき、
トモ君が変わっていたことに改めて気づいたのです。

きっかけは、日焼け。

1年目の夏。彼は日焼けをする事ができない体でした。
病気ではなく、正確にいうなら、赤く焼けて終わり。
日焼けのあまりの赤さに痛くはないか確認しながら日焼け対策に気を使っていました。

体力もなく暑さが苦手で
リヤカーで販売して回ると、
ぜえぜえと息が上がり、途中で帰ることもありました。
午後には座ってする作業もろくにできない事もあり
体力を配慮して作業を組んでいたほどです。

それが今年の夏。
なんと彼が黒く日焼けをし始めたのです。

凄い。体が仕事に適応している!!
まずは外見からの変化でした。

そしてそれをきっかけに彼をよく観察してみると、
毎日のリヤカー販売で、バテていたはずが、
午後も笑顔で仕事をしている。
指示がなければ、いつもの自分の仕事に彼のペースや能力で取り組んでいます。
(紙を小さく切って仕事に使うメモ用紙にする・日付のシールを切る等)

昔は自分の仕事を途中でやめることに混乱していたのに、
今では、仲間が声をかけるとすぐに作業を中断し
手伝う。
自分がリーダーのコースは誇りを持って仕事をし、
朝から「リーダーで~す!!」と張り切る。
リーダーとしての仕事をどうとるかですが、
周囲は、彼をリーダーにする為に協力しています。
納得がいかない仕事内容に対し、
話すことが苦手な彼は
動きが固まるということで表現する。
そのような時は、何が不満なのか聞きだし
仕事に取り組む態度・姿勢・手順を一緒に考えそれを彼なりに受け止めようとしていたのです。

そして彼は、働くことで、給料を財布に入れ、
仕事が終わると時々店に買い物に来ています。
彼にとって仕事が終われば、
陶友はお店であり、
自分の小遣いではなく
給料で商品を買いにくる客になる。

一緒に遊んでいた後輩が、陶友に仲間入りすると
後輩を「あっくん」と読んでいましたが、
ある日、
「ここは仕事場だから、あっくんじゃないよ。苗字でしっかり呼んであげてくださいね。先輩!」というと
その日から、彼は後輩を苗字で呼んでいる。

一見ニコニコと無邪気に、子どもの様にしていても
彼は自分のペースでありつつも仕事に向き合い
大人になっていました。

私は、彼ほど成長しているだろうか?
私は、成長している、しようとしている彼に
その土台作りの支援ができているだろうか?
彼の十分な成長を、
一緒に働く職員としての私の仕事である
発達の保障ができているのか?
又、彼を大人として見ていなかったのではないか?
普段、仲間を、一人の大人としてみていたつもりが、
『つもり』なだけだったのではないか?

反省ともに、また改めて私の大人としての仕事を自分に問い直そうと思いました。
仲間と仕事ができて本当によかった。
一人の大人として自分と他人とどう向き合えばよいか『今』また考えようと思う出来事でした。

ありがとうトモ君!
私もあなたと一緒に私の理想の大人になりたいと思います。

関連記事
かく

comment(1) | trackback(0)
<< かわいいモデル | Blog top | チャレンジ班クラブ通信 No2 >>
コメント

最近また見始めましたが、更新が増えて楽しみです。書かれてる内容は、人を相手にする仕事での非常に大切な視点だと思います 高齢者や障害者も私たちと同じ人間としての権利を、同等にもった存在ですよね。真に尊厳をもった支援になっているのか・・また、子どもにも『子どもの権利』というものがありますし。
自己検証または職場間の検証も必要不可欠でしょう。応援してます。

【2012/07/10 18:51】| URL | すぐ #-[ 編集] |
コメントの投稿
★*がついているところは記入してください。
★パスワードは自分のコメントを削除するときに使います。  (削除するつもりがない方は、入力不要です。)














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://toyugenki.blog106.fc2.com/tb.php/404-bba7b15b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
 | Blog top | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。