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“普段”が変わる!?職場体験 
今週火曜日から木曜日までの3日間
「職場体験実習」ということで、近隣の中学校から
2人の中学生が、陶友に実習に来ていました。

2人とも、中学校の特別学級に通っている子です。
言語によるコミュニケーション(受け答え)は可能ですが、
知的障害の程度としては中程度のようでした。

1人の子は、3日間とも食品班にて実習。
初日はリヤカー準備・販売を、先輩である仲間たちと務めました。
仕事に取り組む姿勢にやる気は十分感じられるのですが、
興奮と不安感からなのでしょうか、
初日から仲間や職員に質問の嵐です^^;

「○○さん!一緒にリヤカーの準備をしてもいいですか!?」
「いしばしさん!豆腐を持って行ってもいいですか!?」
・・・・・


仲間たちはみな、それに素直に正直に受け答えます。
私は、質問内容によっては情報の取捨選択をしつつ、
必要な情報は答えて伝えようと努めます。
仲間たちはそんな質問の嵐に、
戸惑ったりちょっと嫌になったり・・・

それでもかわいい中学生の子たちに、
「普段慌てたり怒ったりふざけてしまったり、
という姿は見せまい!」

「かっこいい、仕事ができる先輩の姿を見せたい!」
・・・と思ったかどうかは定かではありませんが、
(いや!思っててほしい!)
仲間たちがそれぞれ、
中学生を、そしてお互いをフォローしながら
いつも以上に落ち着いて
一日作業に取り組んでいました。w゜o゜w

特に、カゴサン。

彼は、普段は温和でお調子者、とても面倒見の良いおじさん。
でもほぼ毎週の公休日明けはそんな穏やかな面が崩れることがあり、
その日のリヤカーが出発するまで
「(リヤカー販売に)さっさと出るぞ!」
(“準備が遅い”とイライラする。
でも工程時間としてはいつも通りだが・・・)
「○○さん!ちゃんと人の言うたこと守ってくれな困る!」
と気が荒れ、暴言が出たり、
ひどい時には自傷(自分の手を噛んだり、柱に頭突きしたり)
が起こることも。

その原因の一つは、カゴサンの週末の過ごし方。
これまでずっと、親御さんや兄弟たちから自分の存在価値を
理解し認めてもらえない家庭環境の中、育ってきたカゴサン。
友人をたくさん作ったり遊びに出かけるという時間も、
家事や親御さんの介護でほとんどないようです。
週末を、そんなお家で過ごしたことによるストレスが一気に溜まり、
陶友に来て、リヤカーで懇意にしているお客さんと関わることで
自分を解放させ、自分の存在意義を再認識します。
そして、いつものカゴサンに元戻り☆
・・・というサイクルが珍しくないのですが、

そんなふうに気が荒れたり、
「おれが主役!」と出しゃばりたがることが多い
公休日明けの日。

しかし職場体験初日のカゴサンは、
朝の陶友内でのリヤカー準備から最後の終礼まで
始終、一歩引いた落ち着いた姿でした。

リヤカー販売中も矢継ぎ早に質問を投げかける学生さんに、
冷静に穏やかに指導を行います。

「○○くん、
豆腐(お客さんに渡す時)は両手で持つんよ~」


(次は道を曲がるか?どこに行くのか?という質問に、)
「次は右に曲がります、××さんち。^^」

「ビニール袋は、
お客さんや職員が“いる”って言うたときにね(言った時に使ってね)」


文字なのでニュアンスは伝わらないですが^^;

でも明らかに、仲間たちだけの販売時とは違った、
「教え育てる立場としての穏やかさ」でした。

そして私自身、
休み明けのタイミングでこんなカゴサンを見られたのは
初めてに等しく・・・
とても珍しく、また心が温かくなる光景でした。

右も左も分からない、はじめての仕事を体験する子と過ごすと、
仲間たちの様子や取り組み方ってこんなに変わるんだ・・・
広く言えば、
人の力で、仲間たちは自主的にこんなに変わるんだ!
という事実を目の当たりにできました。


障害がある人たちの
“発達の可能性”というものをずっと諦めきれない私に、
更なる希望を感じさせてくれた3日間☆


「何か少しでも、日々の支援に生かせればいいなあ・・・」
と心底思いつつ、
職場体験が終わり、いつもの日常に戻った食品班で
いつも通りに奮闘するいしばしでした^^;


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いしばし

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