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うちの番頭さん 
カゴサンは食品班で働いています。
63歳のカゴサンは一般社会でいうと、もう定年も過ぎで「あとは若手の皆さんに仕事は任せようかな・・・」なんて言ってもおかしくはない歳になります。

しかし、カゴサンは未だ現役バリバリ(現役バリバリの方は一般社会でもいらっしゃいますけれど)「他の若い仲間にオレの仕事を取られてたまるか!!」という勢いです。

どんな場面でも自分が1番!!じゃないと落ち着かず、心が満たされません。
だから自分ではなく他の仲間が物事の中心にいるとイライラ!!これはカゴサンにもどうすることも出来ません。



カゴサンは障害者の作業所に来る前は、一般就労をしていました。
そこでは周りの人がカゴサンに知的障害があることが分からず、(きっと物覚えの遅い)カゴサンは辛い言葉を言われたり、冷たくされたりしたのでしょう。
その中でカゴサンは、仕事の中で1番上に立つ人に憧れを抱きました。「1番上に立つ人が1番偉くて、みんなに指図し、物事の中心にいることが出来る。」
カゴサンにとって“1番上に立つ”ということは誰にも侵されることのない不動の地位として認識されているのでしょう。


職員の私たちから見たら、一所懸命に働いていて、仲間みんなに慕われているカゴサンは十分輝ける場所があると思うのですが・・・
カゴサンの考える“自分の輝ける場所”はみんなの1番上に立てるところにしかないようです。

そんな姿を見るとちょっと切なくなるんです。
陶友は自分を出せる場所だけれど、陶友に来るまでは、自分を出して輝ける場所がなかったんですね・・・
カゴサンにとっては、63歳の“今”が1番輝ける場所なのかも知れません。





今日もカゴサンは自分が1番でなくなると「オレは何もせんけんね!!!」「いっつもオレばっかり!!」とイライラします。
そんな時は、嬉しくなる魔法♪をかけます。
「カゴサーン!!重要任務ですよー!!カゴサンにしかできん仕事なんですが・・・」

くるりっっ
ニコニコ~☆
「はい!何でしょう??あれやね。別にオレじゃなくてもできるばってん、やっぱりオレがいかんとねっっ。」



カゴサンにしかできない重要任務を頼むと途端に笑顔に・・・(笑)


カゴサンにしかできない仕事もたくさんあって、
カゴサンのリヤカーや配達を待っていてくれるお客さんがいて、
「またきてね、番頭さん」と声をかけてくれるお客さんがいて・・・

1番だけが偉いんじゃないんですよ~??
カゴサンにはカゴサンの良さがあるんです。
そういうことを感じるのは、少し難しいかもしれないけれど、働く中で少しでも感じてもらえたら嬉しいな・・・と感じるたなかなのでした。


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テーマ:障害者作業所 - ジャンル:日記

たなか

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