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職員学習会!! 
水曜日は職員で学習会をします。

きょうされんが発行している『月間きょうされんTOMO』の読み合わせをし、それぞれの疑問点を議論したり、
それぞれ感想を言い合ったり・・・
今回は先週した(報告は遅くなりましたが・・・)学習会のご報告をしたいと思います。
(学習会で話にあがった内容を簡単に紹介したいと思います。)


一つ目は●就労支援部会●  西澤 心さん(京都府・ワークショップほのぼの屋)のお話です。
「今一度 働く主人公を考えよう」では、それぞれのニーズにあった活動の仕方と、その報酬について書かれていました。

利用者から出た「お店屋さんがやりたい」と「年金と合わせて10万を越える給料を」の声を実現するために
取り組む中で、給料が5万になったとき利用者の姿が変わってきました。(おしゃれに目覚めたり、車を買うためにお金を貯めたり)
そこから”もっとたくさんの給料が出せる”レストランほのぼの屋がスタートします。


働く中で「生まれて初めて仕事に誇りがもてた」と、メンバーの一人が言ったとき、今までの取り組みはなんだったのかと考え、これまでの仕事は「あてがわれた仕事」で、今は客観的な労働から主体的な労働に変わったことに気づきました。
労働の質が変化していく中で、給料も8万円を越え、結果的に10万円を超えるようになってくると、メンバー1人ひとりが主体的な労働者となり、プロフェッショナルとなります。
誇りを持って働くこと。これがILO(国際労働機関)がいう、ディーセントワークではないかと思いました。





学習会では、ここが話に上がったのですが、どれだけの時間働いているのか?という点と作業内容はどんなものかという疑問がありました。
陶友の仲間と同じ9時から3時までの出勤時間では、バイトで働いても10万を超えるお給料を稼ぐ事は難しいことです。そして仕事内容も、それだけ稼げるくらいの仕事をこなさなければいけません。


仲間のお給料のことを考えると切なくなります。

陶友の中でも、「これだけ仕事をやってるのに、これだけしか貰えない…(別の施設で働く)友達は10万くらいもらってるのに…」という仲間もいます。

確かに、1ヶ月一生懸命働いても一万円に満たないお給料では、仕事に対するやりがいもでません。
しかし、仕事内容が違うし仲間それぞれで出来る仕事も違います。
障害が軽度の仲間は、ほのぼの屋さんみたいにバリバリ働いてお給料も、今よりもっとたくさんもらえますが、
障害が重い仲間は同じように働くことは難しくなり、お給料の格差も大きくならざるを得なくなります。

障害が重い仲間ももっと工場のように機械的に仕事をするスタイルに変えることも出来ますが、それでは主体的な仕事ではなく、本当に「あてがわれた仕事」になってしまいます。

人生の主人公になるには、お金も大事。だけれど、「本当に自分がしたい!!」と思える仕事ができることも
すごく大事です。
生活に必要な収入をとるのか、活き活き働ける仕事内容をとるのか。
本当は、ディーセントワークにあるように、働きがいもあって、お金もあるのが一番なのですが・・・


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※ここで少し、ディーセントワークについて。
【ディーセントワーク=働きがいのある人間らしい仕事。】にはいくつか定義があります。
1つは、1日あたり週あたりの賃金、休日の日数、労働の内容が人間の尊厳と健康を損なうものではないという事。
    (人間らしい生活を営めること)
2つめは、それを保障する労働条件がしっかりと確保されていること。
    (最低賃金が確保されているなど、労働者保護が十分であること。)
この両方が確保されて始めてディーセントワークとよべます。
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陶友と同じように、まだまだディーセントワークには程遠い場所にいる作業所がたくさんいます。
陶友の職員からも「給料は上げたいけど、機械みたいに働かせるのは嫌!!」という声がでました。
仲間それぞれが、「自分の仕事」と呼べてなおかつ、その仕事に誇りが持てるくらいの報酬が支払えるように社会を変えていかないかん!!と思います。
そして、する仕事によって給料の格差が出ざるを得ないならば、その格差をカバーできるような社会の仕組みを作らなければ、仲間達が主人公として生きていく事は難しい。と私は思いました。





二つ目は●居住支援部会●古賀 知夫さん(福岡県・かしはらホーム)のお話です。
「自分らしい暮らしを求めて」では、圧倒的に家族に依存してきた障害のある人の生活、入所、入院の延長の施策の問題があげられました。

そのなかで「親亡きあと」の一人の大人になったときの暮らしの有様がどういうものかということを模索しました。
しかし、現実の社会資源では、生活の援助の職員の少なさや、地域での支える力の少なさので、「安全・安心」の暮らしを考えた結果として、入所などある程度の枠組みの中で支えていくことも選択肢だと思っている。と。


それから、「同世代と同等の暮らし」についても話されていました。
ここで陶友の職員の中で話に出たのは、「同世代と同等の暮らし」の考え方であるノーマライゼーションについてです。
特に、性的なノーマルな暮らしについて・・・

性的なノーマルな暮らし。というとなんだかいやらしいイメージがあるかもしれませんが、これはとても大事なことで、生物である以上は離れられないことです。

好きな人もできるし、生物である以上はやっぱり異性を求めます。
でも上手く言葉を伝えられなかったり、また周りが”性”から障害をもつ人たちを遠ざけていたりする事で、性的なノーマルな暮らしとは程遠い場所にいる仲間達は少なくないと思います。

障害を持つ仲間達を”性”から遠ざける理由の1つとして、仲間が性的な事を自分で押さえることが難しいということがあります。


確かにそうなのですが・・・
でも私たちと同じように、好きな人と一緒にいたいけど、上手く相手と向き合う事が出来なかったりすることを考えると、やっぱり切なくなりますね・・・と女性の職員達は話しました。


私も、特に自分と歳が近い仲間の事を考えると、「私と同じように恋愛してほしいな・・・」と思います。
みんな同じノーマルな暮らしを実現するためには”性的なノーマルな暮らし”についても、同世代と同等にできるようにしなければ・・・と思いました。








今回の学習会は女性職員だけでする事になりましたが、この2つが話の大部分を占めてしまい他の話がほとんどできなかったのですが、人間として当たり前のほんの小さなこと(恋愛など・・・)も仲間達には保障されていないということを改めて考えさせられました。地域で一人の人間として豊かに生きるということも大事ですが、これからはどんなに小さなノーマルな暮らしも、私たちと同じようにできるよう、いろいろなノーマルにも焦点をあてて行きたいと思いました。




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たなか

comment(2) | trackback(0)
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コメント
まとめ、ご苦労様。
力作のまとめですね。
学習はやりっぱなしにしないで、今一度自分の言葉で文字に落として振り返ることで、より深く身につくと思います。

 ところで、「ワークショップほのぼの屋」について、です。

http://www.honobonoya.com/

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n297/n297007.html

 精神障害者の働く場所として、東京の一流レストランのシェフを年間1000万円で呼んだそうです。
 その人を中心にレストランを立ち上げ、その周囲に仲間たちの働く出番を作り出していったのです。

 レストランという業態の中に、時差出勤も含めて、様々な形で参加を保障したことは想像つくでしょう。もちろん障害の程度によって一様な働き方でなかったことも。

 具体的な小さなことより、大枠の発想や取り組みから学ぶ姿勢が必要でしょう。


 ・・・まとめには、相当時間がかかったと思いますが、無理すると長続きしませんよ。

 学習は継続こそが勝負ですから・・・。

【2010/04/24 14:35】| URL | 鬼瓦 #-[ 編集] |
こんなHP見つけました。
5月9日、「音小屋ライヴ」という障害者を招いて行われたロックライヴに出演していた森祐生氏のHPです。
http://www.mr-handy.jp
【2010/05/10 19:45】| URL | 犬猫 #-[ 編集] |
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