3日ほど前からやや不穏(暗い表情とネガティブ思想)で 心配をしていた 仲間のどなたさん。 どなたさんは精神的なバランスを保つことが困難で 何かがきっかけで 突然悲しみにとらわれてしまいます。 そのなにかは些細な事や 周囲が意図していないことも多く、 本当に些細な事をきっかけに 余りにも辛そうな日々が長く続くので 見ているこちらまで辛くなるほどです。 そんなどなたさんを はらはらしながら見守る2日前、 新しい給食ボランティアさんが陶友に訪れました。 新しいといっても、実は食品班のリヤカー販売の常連さん。 顔見知りの仲です。 そのボランティアさんが どなたさんをみかけて 「あらー最近見なかったけど元気にしてたのね~」 と言われ どなたさんは「別のコースにいっているから~」 とさらりと返事をしていたのですが そのボランティアさんが去った後、 「うちのこと覚えていてくれたんだー。 嬉しい。なんか勇気がわいてきた!」 と呟いたあと 「うん。嬉しい。」とやや大きな声になり その後なにやら吹っ切れた様子でした。 そしてその後はというと 昨日、今日は 不安そうにしていたのが 嘘のようにはつらつと仕事に取り組んでいました。 思ってもいない場面で、 自分の仕事がおぼえられていた事が 自己肯定につながり 気持ちを切り替えられたようです。 あんなにつらい気持ちが 切り替えられた出来事 でもそれは自分が頑張っていたからもらえた評価です。 頑張っている仲間も 気にかけてくれているお客さんも 両方あってどなたさんの心のモヤモヤを解決できた そんな素敵な人同士のかかわりを目の当たりにした瞬間でした。 スポンサーサイト
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今年初の法人研修の資料をもらい読んだのですが、 一番初めの項目が 大胆予想・今年が仲間やお年寄りにとってどういう一年になるか! ・ 明るい予想 ・ 暗い予想 ・・・明るい予想が一つも思いつかない・・・・。 仲間がではなく職員が・・・ならば、 今年は署名の協力者が増えて 見方を増やせるはず!と今陶友での取り組みを見ながら思えるのですが・・・ 明るい予想が思いつかないというのは何ともやる気をそぐ項目でした。 でも、だからこそやる気を出すのですが!!! と話は横道にそれましたが、 4月から・・・消費税8% いよいよ貧困という問題を抱えている仲間の生活はとんでもないことになる。 それどころか、収入もない(一部を除く)お年寄りにも等しく消費税をかける。 一見等しいっていうのが落とし穴。 年収1000万円の100円に対して8円の税金と 年収100万円満たない人の8円では負担の度合いが違う。 私たちの作っている商品の材料代もあがり、 少ない純利益が更にへるわけで 明るくなりようもないと改めておもう冒頭の文章。 消費税が3%になった時も、5%になった時も 名目は福祉の充実だったのですが 現状はご存じのとおり、 ほかにも、明日の朝、枕元に100万円あったらどうするか? という項目もありました。 選択肢は 1欲しかった物を買うなど直ぐ使う。 2貯金する 3「風ひかり」と「よりあいの森」に寄付する 4警察に届ける 5その他 一般的には2でしょうね。 はい。世の中お金が今以上に回らなくなるわけで 不景気の波はどんどん大きくなっているように思います。 人は、残念ながらある程度満たされていないと なかなか他人を思いやることができないと思います。 増税による不景気はお年寄りや障害者にどのような生活をさせようとしているのか 本当に消費税が復興支援や、福祉に使われるのであればこのような不安を感じずに済むのですが。 とにかく、日本国民として国の経済や政治の流れに目を光らせることから始めようとおもいました。 |
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販売会での話です。
販売員というには愛想もなく、やや問題ありのリュウクン。 しかも若さゆえの悩みも多く そんな今の自分が好きではない上に、出勤も気分が乗らないと難しい状況です。 だからこそ人(お客さん)と関わって自分の商品が売れる喜びや、 人と関わるにふさわしい態度とはどの様なものなのかを考えたり、感じたりしてほしく 今回の販売担当にしました。 そんな今回の販売会でのリュウクンの様子は・・・ 「だるいー。ねむいー。足いたいー。」 と繰り返し言ってはいるけれど、 いざお客さんが購入となると 丁寧に包装。 「はい!(お客さんに)声かけて~」 というとぶっきらぼうではありますが 「いかがですか~」 とそこは彼なりに熱心にしていました。 だからこそ毎回、惜しいなあと思ってしまうのです。 でも、やはりその態度は販売を仕事とするうえで問題。 ストレートに 売れるにはこうしないとだよ! と言っても素直に聞き入れそうもないリュウクン。 というより、理屈は分かっているけれど一歩前に進めないでいるので さてどうしたもんかなぁと考えた結果 自分で販売員とは?という事を具体的に考えてもらおうと ある質問をしてみました。 「その人が好きだからとか面白そうとかじゃなくて 陶友の誰と一緒に販売したら商品が売れると思いますか?」 するとしばらく考えて 「かごさん」と返事。 何故?と問うと、 「元陶芸班だし、商品の質問されても答えられそう。 接客の態度がいいし、お金さわって計算できるし、 売れると思う。」 私の心の声は 『やったーーーーー!期待通りの返答!ここがチャンス』 そして 「そうですかー。 じゃあそのいいところ見習って 誰かに同じ質問をしたとき、リュウクンって言われたらいいですね。」 というと 「うーん。」としぶしぶ返事。 違うと思うならすぐさま反論するので このしぶしぶ返事は彼の中で肯定ゆえの態度です。 その質問の後も 「だるいー。足いたいー。」と言いながら 「じゃあ休憩すれば?」と声掛けしても 「座ったら眠たいけん寝てしまう」と言いながら 本当に長時間販売を頑張っていました。 直ぐには変われないけれど、 本当はわかっていて 自分なりに責任感をもって販売しているリュウクン。 かごさんの接客を見習いながら 少しずつ今の自分を好きになってほしいと思いました。 そんなこんなでこの日は なんと売り上げが23500円。 とても多かったので、 リュウクンのお母さんにもすごかったです。その話に触れて仕事のやりがいにつながるきっかけになれば・・・とメール。 お母さんも息子の働きにホッとし、家でも仕事活躍した件で 話したそうです。 そして実は実習の時も陶友にはいった時も リュウクンはかごさんに色々教わったそうで・・・ なんだかんだで、みんながリュウクンを見守り、 働きかけています。 早くリュウクンも大人として誰かに働きかける側になってほしいと思いながら 次回の販売会を楽しみにしています。 しかし、昨日の疲れからなのか今日のリュウクンは出勤できず・・・ うーん。やっぱり難しいなあと思いながら支援する日々なのでした。 |
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