先ほど、きょうされん第35次国会請願署名
福岡支部内での集計作業から帰ってきました^^; ちなみに陶友ですが・・・ 目標6,000筆→現在(2・28)到達5,700筆、 募金は目標30万円→到達19万4,820円! 年頭から本格的にスタートし、2か月でこんなに! これも、心より応援くださった皆さまのおかげです! 本当にありがとうございます!! そして本題の支部内での集計ですが、 現在到達(ざっと概算)が『約25,000筆』とのこと。 (県下の加盟事業所から、支部事務所に送られてきた署名の集計結果です) また正確な数字は後日・・・ 署名用紙の、名前や都道府県の記載の状態をチェック後、 地元選出の国会議員がいる各選挙区ごとに 1,000人分の署名の束をつくりました。 これを持って、3月の国会に間に合うように 地元選出の国会議員へ請願を行っていきます!! この国の福祉を変えねば!!! |
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これだから
この仕事はやめらんない! と、今日も思った出来事です。 (結構毎日おもうんですけどね^^) 今日の夕方、 障害をもった親子が署名を届けにきてくれました。 おかあさんが、とてもユーモラスな素敵な方で 私が、「ところで息子さん、イケメンですね~」と言うと、 ↑ハンサムさんでした(笑) いえいえ「ツケメンぐらいですよ~」との切り替えし そんなこんなで、しばらく話をしたのですが、 事の発端は、 前回の天神イムズ前でおこなった署名活動 (がんばるDAY)でした。 その日は雪が降っていたのですが、 仲間達は今の自分達の現状を 外で一生懸命訴えていたのです。 すると その親子が通りかかり、 少し話をしていると、 アイちゃんが、 「さむかろ~?」 と言ってお母さんの頭の雪をはらったそうです。 自分達も寒いはずなのに がんばりながら優しくしてもらい とても寒かったけど心が温かくなりました。 と素敵な笑顔で話されて帰られました。 それを聞いた私は とても嬉しくなり ああああああああ この仕事していてよかった! けーれーどー こんな私を幸せな気持ちにしてくれている 周囲の人々や 仲間を苦しめる現状に腹立たしく、 寒い中訴えないといけないこの現状と、 応援してくれている人々とのギャップになんだかなあと 思ってしまいました。 特別な事ではなく 平等に共に生きる為に何が必要かを 私ももっと訴えていこうと思いました。 まだまだ私の仕事は必要なようで、 いつか作業所なんて特別な場所がいらなくなる日まで 頑張りますよ! 社会で普通に共に生きるぞ!!!オーー! と、言うわけで、 ただいま職員は、署名を整理中です。 仲間の現状や 皆さんの暖かい応援を 国民の声として一生懸命国に届けるべくがんばっております! |
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障害のある仲間たちの、春を待つ願いは民主党によって完全に裏切られようとしています。
![]() ついにこんな記事が配信されています。 障害者自立支援法の廃止見送り 民主、厚労省案を修正(朝日 2012年2月22日1時36分) http://www.asahi.com/politics/update/0222/TKY201202210811.html
民主党の裏切りは、障害者にまで例外ななく非道でした。 その会議の中身は民主党三宅雪子議員の嘆き(ツイッター)で伺う事が出来ます。
「障害者からの批判に配慮し、「提言実現をめざす観点から、引き続き段階的・計画的に取り組む」との内容を、法案の付則に明記するか、国会で付帯決議する方向だ。」!!??? ・・・! 笑わせるな!! お前らには、一票もやらないぞ!! 力をつけよう! 学ぼう! 必読!!障害者制度改革の重大な岐路 竹端寛 |
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(今日の職員会議・情勢学習資料)
2.14民主党WTヒヤリングでの訴訟団の発言を動画で紹介します。! ![]() ○藤岡弁護団事務局長(約8分)
○秋保喜美子(4分) ○家平悟(3分) ○新井たかね(3分半) WTで「あらためて訴訟団のみなさまがたの、現時点での政府と我々が 求めているものの差というのは絶対的になんでしょう」の質問に対して! ○藤岡弁護団事務局長(3分40秒) WT(ワーク・チーム)は民主党議員ならだれでも参加できます。 しかし、その中身は民主党三宅雪子議員の嘆き(ツイッター)に表れているような体たらく。 三宅雪子議員は、良心的に約束を守るために奮闘してくれています。 そういう議員を増やすために今、きょうされんは関係団体とともに民主党議員への働きかけを地元から旺盛に展開しています。その中で民主党内の矛盾も深まっているようです。 今日もWt会議が開かれています。それをもとに23日、29日の民主党厚労部門会議で一定の線をだし3月13日の閣議決定に持ち込みたい意向です。 最後まで! 自立支援法は廃止!「骨格提言」に基づく新しい総合福祉法を! ポチポチッと応援よろしく。 ↓ ↓ ![]() ![]() |
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日弁連会長も声明を発表しました!
![]() 日弁連は障害者の権利について積極的・系統的に提言してくれています。 頼もしか~~~! 誰が見ても厚労省言い分には道理がなく、やり方は間違いだということが証明されています。 毎日の社説君以外はね! 声明は、野田総理大臣、小宮山洋子厚労大臣宛てに執行し、厚労委員会、内閣委員会所属の全議員に送付されるそうです。
ポチポチッと応援よろしく。 ↓ ↓ ![]() ![]() |
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寒風吹きすさぶ中、今日、きょうされん福岡市ブロックは市内二か所で街頭署名活動を行いました。
陶友からは天神行動に参加。 ![]() ★詳しくはこちらを参照ください。 ■NO.2180 あなたの一筆が明日を切り拓く!・・・「第35次国会請願署名・募金運動キャンペーン」 にご協力ください。 http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-2333.html ★署名用紙ダウンロードのリンク先→ http://www.kyosaren.or.jp/?35petition/dl.htm 分かりやすい新聞記事を紹介します。 本音のコラム「障害者の尊厳」(東京新聞 2012年2月16日) ![]()
![]() 知人Aさんが、メールで署名を呼び掛けてくれています。 感謝をこめて参考までに紹介します。(
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障害者問題に対する世間の認識や関心は、決して高いとは言えない。
したがってメディアも取り上げることはよっぽどの場合にしかないのだ。 震災復興に原発事故、消費税増税に一体改悪・・・、国政上のさまざまな大問題がある中で、新聞が障害者問題を「社説」に取り上げるということは大変意義あることです。 ![]() しかし、この「毎日」の社説はいただけない。 本当に総合福祉部会をきちんと取材をしたのか?この間の経過を調べたのか? 厚生労働省の肩を持つことだけを目的にしたかのような、大新聞にしてはまったくお粗末!というより、障害のある仲間たちから見れば犯罪的ですらある。 本論は、この記事の批判で後段になるが、まずいくつかの新聞報道をごらんあれ。 社説:新障害者制度 凍土の中に芽を見よう毎日新聞 2012年2月12日 2時32分 一方、地方紙はまともな書きぶりだ。 以下、ネットで見つかった2紙の社説を紹介する。 【社説】障害者の新法 現場の声を忘れるな(東京新聞 2012年2月16日) http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012021602000064.html
■障害者自立支援 見当たらぬ政治の反省[京都新聞 2012年02月09日掲載] http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20120209.html
・・・で、本論の「毎日」の批判であるが、申し訳ないが他人のふんどしで勘弁願います。 ちょうど、都合よくこの記事を書き出してから、ファイスブックで情報を得ましたので・・・。 内閣府の障がい者制度改革推進会議の総合福祉法部会の委員で、話し合いの当事者である山梨学院大学の竹端寛先生のブログから、批判の中心点を部分転載させていただきます。 お断りしますが、先生は社説に取り上げられたことを評価しつつ真摯に意見を述べるという建設的な立場です。(怒りで、多少皮肉もあるかも!)ぜひ、リンク先でお読みください。 ああ、しっかり勉強して賢くならんと!! もひとつ、地方紙を追加。 ■社説 障害者総合福祉法 提言の無視は許されぬ (神奈川新聞社 2012年2月16日) http://news.kanaloco.jp/editorial/article/1202160001/
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国・厚労省が裁判で和解してまでも約束したこと(自立支援法は廃止する、障害当事者の声を聞き新しい障害者総合福祉法を作る)を反故にしようとするから、13もの集団訴訟団・弁護団が怒っとおとです!
こちらの記事(NO.2208 基本合意を完全実現させる!2.13緊急フォーラム(動画))と、前後しますが・・・。 関係資料をまとめておきます。 ![]() ★国による基本合意の反故を許さない! 集団訴訟 原告団・弁護団 共同抗議声明 記者会見(動画特集) 2月9日、厚労省記者クラブで前代未聞の共同記者会見の様子を動画です。 全国各地の13の集団訴訟団がこぞって、今回の基本合意を反故にする国の動きを厳しく批判しています。 ○13の集団訴訟団の共同声明 (5分)
<自立支援法違憲訴訟 訴訟団> ○藤岡弁護団事務局長 (11分) 厚労省案は愕然とするもので、信頼裏切られたといわざるを得ない 津田政務官から説明を受けても失望と疑念はふかまる。 話し合いはつづけなばならないが、骨格提言への回答はあまりにおそまつ、 基本合意、踏みにじることは許されない ○広島の元原告・秋保喜美子さん 長妻大臣といっしょに握手しながら、こころときめく思いでした 推進会議、部会で意見をまとめて骨格提言をつくって、待ちに待った法案でした 出てきた厚労省案は、こころのときめきはどこかに消えてしまいました。 津田政務官と懇談したが、問題解決の方向が示されない。残念でたまりません。 骨格提言がいかされる法律をつくっていかねば、みんなのしあわせはない。 いっしょに運動をつづけていきたい。 ○埼玉の元原告・五十嵐良さん(3分) がっかりしました。1年以上かけて練り上げた骨格提言がほとんど入っていない。 正直、和解にはとまどいもあった。でも和解で未来がみえるとおもい和解した。 こういう法案になり、原告、障害者は、がっかりしている このままで終わりではいけない。 みんなで力あわせて、いい法律になるように闘っていきたい。 ○薬害肝炎全国弁護団・鈴木利廣弁護士(6分) 2002年から全国5カ所で訴訟。1930人の原告、500人の弁護団。基本合意は2008年。 歴代の民主党大臣は約束してきたが、4年たっても先が明らかにされない。 〇薬害肝炎全国原告団・浅倉美津子さん(7分) 「未来を生きる子どもたちを被害者や加害者にしてはならない」と再発防止のために 努力してきた。しかし、官僚を指導できない民主党政権を批判し、見つめてい ○原爆症認定集団訴訟・全国弁護団連絡会 宮原哲朗弁護士(3分半) 原告の怒りを共有したい。 出発点を契機にして、その延長線で施策法律が実施されなければ意味をもたない 306名が30か所で提訴。20万こえる被爆者の権利をどう守るかの裁判。 4分の1はすでに亡くなっている。多くの人たちの思いが基本合意に込められている けして軽んじてほしくない。人間として 〇B型肝炎訴訟・菅俊治弁護士(2:40) 今回の基本合意の反故には驚きと怒りを感じている 想定被害者40万人で、被害の実証が得られず賠償できない方々含めてがんばっている そのよりどころの基本合意を国が反故にすることをけっして許してはならない 〇藤岡弁護士(1:21) この13の訴訟団の原告は1万人こえるが、背後には何十万の声が連帯している。 今回の基本合意反故の動きは、国家のメルトダウンではないか。 そうあってはならない。さまざまな分野と連帯連携して、 弱い人たちの立場にたって前にすすみたい 国会議員には最後の最後まではたらきかける。3月の閣議決定まで、 その後の上程後も、最後の最後まではたらきかける。 ★マスコミ報道から ■しんぶん赤旗 2.10 基本合意ほご許さない 自立支援法訴訟団が会見 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-02-10/2012021015_02_1.html ■YOMOIURI ONLINE 2.10 障害者自立支援法の廃止、訴訟原告団が申し入れ http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120209-OYT1T01116.htm 厚生労働省案は 「障害者自立支援法の延命、恒久化法」(案)です。 「法令の廃止」が国の約束です。 基本合意の反故は国家を揺るがす過ちです。 看板だけ付け替えたゴマカシです。 断じて見過ごすことはできない! 2012年2月9日 障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団 昨日2月8日、「障がい者制度改革推進本部(本部長野田総理大臣)」の下の「推進会議」の下の「総合福祉部会」第19回会議にて委員に法案が説明された。 そして、さきほど私たち訴訟団に厚生労働大臣政務官らから説明された同じ法案は、 障害者自立支援法を廃止することなく、障害者自立支援法の一部を改正する法案、 すなわち、障害者自立支援法を延命し、恒久化法するものであった。 説明された内容は、法案の体裁さえ成しておらず、一昨年の一部改正法(つなぎ法)を少し手直しする程度のもので、およそ「障がい者制度改革」「骨格提言」の結実、全国の障害者の声を反映したものとは言えない。 今回の内容で私たちは到底納得できない。 国連障害者権利条約批准への国内法改正であるはずが、「権利」の片りんもなく、55名の委員が一つにまとまった総合福祉部会骨格提言と似ても似つかないものであった。 看板だけ付け替えて「廃止」とは詭弁である。 辞書で「詭弁」は「みかけ上は正しそうな虚偽の推論で誤魔化す議論」とされています。厚生労働省の方便は「みかけの上でも無理」な出鱈目に過ぎず「詭弁以下」である。 公約も基本合意も閣議決定も制度改革も裁判所に対する約束も全て反故にする、誠に驚くべきことであり、最低限の国家としてのモラルさえ感じられない、これが国家の行うことかと呆れ果てるしかない。 【障害者自立支援法の法令廃止条項は新法の絶対条件である】 今からでも遅くない。 基本合意に基づき、法案には必ず、次の条項を盛り込むべきである。 1 障害者自立支援法の廃止条項 附 則 (障害者自立支援法の廃止) 第一条 次の法律は、平成25年8月31日、廃止する。 障害者自立支援法(平成十七年十一月七日法律第百二十三号・平成二十二年十二月十日法律第七十一号・*)。 *他記載略 「市町村の混乱」などもっともらしいことが報じられているが、施行の際の円滑実施は、身体障害者福祉法等支援費制度から障害者自立支援法に移行したときに用いた、新法移行経過期間を設定したり、看做し規定の活用などで工夫可能である。 [障害者自立支援法違憲訴訟の提起] 2008年~2009年全国の障害者ら71名が原告となり、障害を障害者個人の責任とする障害者自立支援法(以下「自立支援法」)は基本的人権を侵害し、憲法に違反するとして、法律を制定した国を被告とした違憲訴訟を全国で起こした。 私たちは違憲訴訟にて次の通り主張した(東京訴状の総論の冒頭と最終章の一節。) 第1章 障害者自立支援法及び応益負担の本質的問題性 …悪法は法にあらず… 一 障害者自立支援法の存在自体があってはならないこと。 第15章 サービスメニュー羅列法から権利保障法へ 以上により、障害者自立支援法には根源的な問題があり、直ちに廃絶されるべきことが明らかにされた。 では障害者自立支援法に代わりうる法律はどのようなものなのであろうか。 ↑ この違憲訴訟の訴えに対して国は次のように応えた。 1 2009年9月19日 [厚生労働大臣による障害者自立支援法廃止方針の表明] 2 9月24日[国は法廷で、障害者自立支援法廃止を前提とした話し合い解決の方針を表明] 期日はストップ 3 10月6日 厚生労働大臣政務官 政務官室にて、山井和則政務官「障害者自立支援法が障害者の尊厳を傷つけたことを認め、原告らに共感している旨訴訟団に話し合いの趣旨を説明」 4 10月~翌年1月初旬 [協議が重ねられた] 民主党障害者PTの国会議員(現WT座長中根議員含む)の司会で協議が重ねられた。 5 [2010年1月7日 基本合意調印] 長妻昭厚生労働大臣が障害者自立支援法廃止を基本合意文書に署名・公印し確約。 国が訴訟団に確約した基本合意文書には何と書かれているか。 国は障害者の尊厳を深く傷つけたことに対し心から反省の意を表明し、この反省を踏まえ…「2013年8月までに自立支援法を廃止」 障害者自立支援法違憲訴訟の原告ら71名は、国(厚生労働省)による話し合い解決の呼びかけに応じ、これまで協議を重ねてきたが、今般、本訴訟を提起した目的・意義に照らし、国(厚生労働省)がその趣旨を理解し、 二 障害者自立支援法制定の総括と反省 1 国(厚生労働省)は、憲法第13条、第14条、第25条、ノーマライゼーションの理念等に基づき、違憲訴訟を提訴した原告らの思いに共感し、これを真摯に受け止める。 すなわち、 原告団らの 「障害者自立支援法の存在自体があってはならないこと。」 「障害者自立支援法には根源的な問題があり、直ちに廃絶されるべきことが明らかにされた。」 という憲法違反と法令廃絶の訴えに対して ↑ 国は 「違憲訴訟を提起した原告らの思いに共感し」 「2013年8月までに障害者自立支援法を廃止」するので訴訟を終結して下さいと呼びかけ、原告らはその公文書(国務大臣の調印する公文書・訴訟上の和解調書における法令廃止の確約)での国の約束を信じたから、訴訟を取り下げ、請求を放棄したのである。 そして、改めて訴訟上の和解が全て成立した2010年4月21日、首相官邸にて鳩山由紀夫総理大臣が、改めて障害者自立支援法がたいへんな迷惑をお掛けしたと原告団に謝罪し、障害者自立支援法の廃止を約束した。 「廃止とは、障害者自立支援法の一部改正によるやり方があります」 などということは一言も説明されていない。 そのようなことを言われていれば訴訟団は和解をするわけがない。 障害者自立支援法の一部改正をもって「これで廃止」などと押し通す野蛮なやり方は「国家的な詐欺行為」というほかない。 断じてあってはならない。 …………………………………………………………………………………………………… 趣 意 書 障害者自立支援法訴訟団 2010年1月7日 これまで,われわれ障害者自立支援法訴訟団は,政府からの本訴訟の解決に向けた協議の申し入れを受け,協議を重ねてきました。 本日、基本合意文書締結の合意に達しましたので、本日以降、本訴訟を終結させるものとして合意する趣旨を表明いたします。 …………………………………………………………………………………………………… これは厚生労働省のHPにも掲載されている、基本合意文書と一体となった訴訟終結の趣意書です。 障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団と 国(厚生労働省)との基本合意文書 平成22年1月7日 障害者自立支援法違憲訴訟の原告ら71名は、国(厚生労働省)による話し合い解決の呼びかけに応じ、これまで協議を重ねてきたが、今般、本訴訟を提起した目的・意義に照らし、国(厚生労働省)がその趣旨を理解し、今後の障害福祉施策を、障害のある当事者が社会の対等な一員として安心して暮らすことのできるものとするために最善を尽くすことを約束したため、次のとおり、国(厚生労働省)と本基本合意に至ったものである。 一 障害者自立支援法廃止の確約と新法の制定 国(厚生労働省)は、速やかに応益負担(定率負担)制度を廃止し、遅くとも平成25年8月までに、障害者自立支援法を廃止し新たな総合的な福祉法制を実施する。そこにおいては、障害福祉施策の充実は、憲法等に基づく障害者の基本的人権の行使を支援するものであることを基本とする。 二 障害者自立支援法制定の総括と反省 1 国(厚生労働省)は、憲法第13条、第14条、第25条、ノーマライゼーションの理念等に基づき、違憲訴訟を提訴した原告らの思いに共感し、これを真摯に受け止める。 2 国(厚生労働省)は、障害者自立支援法を、立法過程において十分な実態調査の実施や、障害者の意見を十分に踏まえることなく、拙速に制度を施行するとともに、応益負担(定率負担)の導入等を行ったことにより、障害者、家族、関係者に対する多大な混乱と生活への悪影響を招き、障害者の人間としての尊厳を深く傷つけたことに対し、原告らをはじめとする障害者及びその家族に心から反省の意を表明するとともに、この反省を踏まえ、今後の施策の立案・実施に当たる。 3 今後の新たな障害者制度全般の改革のため、障害者を中心とした「障がい者制度改革推進本部」を速やかに設置し、そこにおいて新たな総合的福祉制度を策定することとしたことを、原告らは評価するとともに、新たな総合的福祉制度を制定するに当たって、国(厚生労働省)は、今後推進本部において、上記の反省に立ち、原告団・弁護団提出の本日付要望書を考慮の上、障害者の参画の下に十分な議論を行う。 三 新法制定に当たっての論点 原告団・弁護団からは、利用者負担のあり方等に関して、以下の指摘がされた。 ① 支援費制度の時点及び現在の障害者自立支援法の軽減措置が講じられた時点の負担額を上回らないこと。 ② 少なくとも市町村民税非課税世帯には利用者負担をさせないこと。 ③ 収入認定は、配偶者を含む家族の収入を除外し、障害児者本人だけで認定すること。 ④ 介護保険優先原則(障害者自立支援法第7条)を廃止し、障害の特性を配慮した選択制等の導入をはかること。 ⑤ 実費負担については、厚生労働省実施の「障害者自立支援法の施行前後における利用者の負担等に係る実態調査結果について」(平成21年11月26日公表)の結果を踏まえ、早急に見直すこと。 ⑥ どんなに重い障害を持っていても障害者が安心して暮らせる支給量を保障し、個々の支援の必要性に即した決定がなされるように、支給決定の過程に障害者が参画する協議の場を設置するなど、その意向が十分に反映される制度とすること。 そのために国庫負担基準制度、障害程度区分制度の廃止を含めた抜本的な検討を行うこと。 国(厚生労働省)は、「障がい者制度改革推進本部」の下に設置された「障がい者制度改革推進会議」や「部会」における新たな福祉制度の構築に当たっては、現行の介護保険制度との統合を前提とはせず、上記に示した本訴訟における原告らから指摘された障害者自立支援法の問題点を踏まえ、次の事項について、障害者の現在の生活実態やニーズなどに十分配慮した上で、権利条約の批准に向けた障害者の権利に関する議論や、「障害者自立支援法の施行前後における利用者の負担等に係る実態調査結果について」(平成21年11月26日公表)の結果も考慮し、しっかり検討を行い、対応していく。 ① 利用者負担のあり方 ② 支給決定のあり方 ③ 報酬支払い方式 ④ 制度の谷間のない「障害」の範囲 ⑤ 権利条約批准の実現のための国内法整備と同権利条約批准 ⑥ 障害関係予算の国際水準に見合う額への増額 四 利用者負担における当面の措置 国(厚生労働省)は、障害者自立支援法廃止までの間、応益負担(定率負担)制度の速やかな廃止のため、平成22年4月から、低所得(市町村民税非課税)の障害者及び障害児の保護者につき、障害者自立支援法及び児童福祉法による障害福祉サービス及び補装具に係る利用者負担を無料とする措置を講じる。 なお、自立支援医療に係る利用者負担の措置については、当面の重要な課題とする。 五 履行確保のための検証 以上の基本合意につき、今後の適正な履行状況等の確認のため、原告団・弁護団と国(厚生労働省)との定期協議を実施する。 以 上 ポチポチッと応援よろしく。 ↓ ↓ ![]() ![]() |
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厚労省の裏切りを許さず!
障害を持たない市民との平等性に道を開くことを求めて! 怒りの2.13緊急フォーラムには全国から650名を超える参加者が! ![]() 基本合意を完全実現させる!2.13緊急フォーラム ○開会あいさつ=竹下弁護団長 (動画 6分) ○藤井さんの情勢報告動画① ○藤井さんの情勢報告動画②
○緊急集会の写真→http://9012.teacup.com/miyakodori/bbs/1136 ○三澤めざす会代表世話人閉会あいさつ (動画) http://www.youtube.com/watch?v=bZdzkjUS6GI ■「自治体は自立支援法廃止・総合福祉法制定に反対していない!!政府は責任をもって骨格提言の実現を!」 自治労連見解 ■障害者が安心の新法に 訴訟団がフォーラム 「骨格提言」を完全実現させよう 650人余参加 (しんぶん赤旗) |
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あけましておめでとうございます。
恥ずかしながら・・・新年一発目の記事になります。 “忙しい、忙しい”となにかれ理由をつけながらスタッフブログから逃げ腰に・・・ が、頑張ります・・・気を引き締めて(汗) さて、現在きょうされんで取り組んでいる〝第35次国会請願署名・募金”行動。 たくさんの方々のご協力をいただいております!!!! 私たち障害関係者、それから障害当事者だけの力ではどんなに頑張っても限界があります。 私たちが大きな力となり国と戦っていくためには、皆さんの力を借りることが本当に重要なことです。 陶友も ☆署名 6000筆 ☆募金 30万円 を目標に取り組んでいます。 今回の署名は、3月の通常国会に合わせ2月末に第1集約をし、国会議員の方々に2500筆ずつ送られることになっています。(そのため、いつもより早めに集めることが重要で皆焦りながら署名集めを進めています。) ☆下記は陶友の2月14日現在の達成数です。 署名は2137筆 募金は10万9264円 集まっています。 ありがとうございます。 まだ目標の半分もいっていませんが、これからもがんばりますのでご協力どうぞよろしくお願いします。 昨年、障害者制度改革推進会議にて取り交わされた「骨格提言」。 基本合意・障害者権利条約という2つの指針をもとに、障害者が「人として〝当たり前の”権利を保障される」新法のもとになるものです。安心してはいけませんが、「骨格提言」は障害を持つ仲間たちの希望の光でした。 しかし今年に入り障害者をめぐる制度はどんどん悪い方向に進んでいます。 (所長の記事を読みながら、難しい言葉で私は理解するのにいっぱいいっぱいですが・・・) 印象に残ったことを・・・ ●まず、せっかく作った骨格提言の項目です。厚労省が出した案では「あれ・・・?」 大幅に「骨格提言」の内容がカットされているのです。何のために今まで会議を重ねてきたのか? 何のために障害者も会議に参加してきたのか? ●そして、一番の問題である「応益負担」の問題も、区分判定もそのまま。 「障害が重いほど、他人に迷惑をかけるのだからサービス料の1割を支払いなさい。」 この仕組みにどれだけの障害者や家族が苦しめられたでしょうか。「生活できない」と将来の希望も失った人た ちがいます。「利用料が払えないから・・・」作業所へ通えなくなった仲間もいます。(そもそも働いているの に〝お金を払いなさい”とはおかしな話ではないでしょうか・・・?) 障害者自立支援法違憲訴訟でも「応益負担」は大きな焦点になったはずです。 それなのに「応益負担制度は見送り・・・」 ●谷間の障害者(難病者等)をいくつか対象に入れた。 谷間の障害者が対象になったのはいいことだと思うが、それでごまかせると思っているのか? すべての障害がある人々は現段階で不安な状況の中で生きています。私たちは障害者全体の生活の底上げを目指 しています。「1部の方々を対象にしたからいいではないか」というのは通用しません。 ●そもそも、国が〝公的な文書”約束事を破るというのは・・・国は絶対的なものではないのでしょうか・・・ 国が公的な約束を破るようになっては、私たちは何を信じればいいのですか? 私たちの命を守る権利、生活を守る権利はいったい誰が守ってくれるのですか? (勉強不足・・・もっと勉強しなくては・・・) とにかく「骨格提言」が骨抜きの骨抜き!!!にされてしまったのです。 私たちの知らないところで。 私は、「これを何人の仲間が理解し、自分の身に危険が迫っているとわかるのだろう・・・」と思うのです。 私が読んでも難しい内容です。陶友に通っている、知的障害がある仲間たちのほとんどは、この内容が理解できないでしょう。 将来に対して不安を感じれる仲間、その事を口に出して言える仲間はまだよいのです。 不安なことさえもわからない仲間は・・・自分で自分の身を守ることができません。 職員やいろんな人の手助けがなければ生きていくことや自分のいるべきところを確保することができません。 しかしその手助け1つ1つに利用料が課せられたら、その手助けさえ受けられることができません。 そうなったら、生きていくことができません。 そんな現状を変えていかなければいけないんです。 そのためには仲間たちの分も私たちがしっかり勉強しなくては・・・そして仲間たちの未来を切り開くためにたくさんの味方を増やさなくては・・・と思います。 署名はその活動の1つであり、仲間たちの願いが目に見える形になったものです。 最後まで踏ん張って、広めていきたいと思います。 皆さん、ぜひご協力お願いいたします。 テーマ:障害者の人権・福祉施策 - ジャンル:福祉・ボランティア |
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2月8日午後3時間にわたる総合福祉部会に提出された厚生労働省案は、ハチャメチャ!
部会員の怒りと失望を買った。 その過程を今一度学習するために、関連資料を添付しておく。 この間の経過も、動画や障害者自立支援法違憲訴訟団の文書とともに。 ■第19回総合福祉部会 資料 http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2012/02/0208-1.html ■中継録画 http://www.youtube.com/watch?v=5agv-SqkqeY 福島先生の発言は必見!(2時間35分40秒あたりから) ●厚労省 中島企画課長の説明資料 ・資料1 総合福祉部会の骨格提言への対応 http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2012/02/dl/0208-1a01_00.pdf ・資料2 厚生労働省案 http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2012/02/dl/0208-2a01_00.pdf ●佐藤部会長の発言 ・骨格提言における提言項目と厚労省案の関連整理 http://ow.ly/8WF3e ・総合福祉部会における「厚労省案」への意見と質問 http://ow.ly/8WF7Y ・厚生労働省案と「骨格提言」との落差。 「骨格提言」の60項目中、とりあげは3つだけ。 内容不明確な事項は9つ、 まったくふれられていないものが48/60 ・自立支援法のマイナーチェンジの印象。なんのために部会は議論してきたのか。 古い法律の一部修正ならば非常に不本意。 ・地方自治体の「骨格提言」尊重の決議があがっている。 ・「段階的、計画的な実施」の発言もあるが、方向性も示されていない。 いつまでに、どういう方向で見直しするのか。 ・本日の会議では、厚労省案ででいいのか、こまるのか、根拠は何かなど 意見を出して、政務官に聞いていただく。 どういう法案が求められているか、ぜひ政治主導を発揮していただき、 よい法案にの、意見を届ける場としたい。 〇JDF藤井幹事会議長、森政策委員長 ・素案と企画課長説明は、むなしく、無力感さえ感じる。 膨大なついやした時間と労力に対してこんなものなのか。 ・権利条約、基本合意文書、改正障害者基本法が遠ざかっていくような感じ ・ほとんど踏み込んでの話はなかった。 ・今後民主党にひきとられるが、一縷の望みをもっている。ゼロ回答をどう救うか。 ・このJDF案は骨格提言の現実版だ ●JDF 障害者総合福祉法制定に向けて(第一次案) http://www.normanet.ne.jp/~jdf/sougou/contents.html ●弁護団藤岡事務局長の意見書
◆YouTube動画が語る歴史的経緯! ○2010(平成22)年6月29日、第2回制度改革推進本部開催。 首相官邸で手交された推進会議第一次に基づき閣議決定 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg3579.html ○2010年4月21日 14地裁で和解後の第1回検証会議後、 訴訟団124名が首相官邸を訪問し鳩山首相と面談 首相発言 http://bit.ly/zQ456G ○2010年1月12日 制度改革推進会議(第1回) 山井和則厚労省政務官(当時)発言 http://bit.ly/ymsw7y ○2010年1月7日 厚労省講堂 基本合意締結にあたって 長妻厚労大臣(当時)の発言 http://bit.ly/yTR7Gj ○2009年10月30日 自立支援法の廃止と新法実現求めた1万人集会 長妻厚労大臣(当時)の約束 http://bit.ly/xKYoUD ■1.25記者会見時のプレスリリース
■障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団と国(厚生労働省)との基本合意文書
■政府 障害者自立支援法廃止を閣議決定
■骨格提言まとまる 2011年8月30日、内閣府障がい者制度改革推進会議「総合福祉部会」第18回会議にて「障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言-新法の制定を目指して-」(以下「骨格提言」)が55人の委員の全員一致でまとまりました。 この骨格提言は平成25年8月限り障害者自立支援法を廃止することを基本とする基本合意文書と障害者権利条約に基づき作成されたものと明記されています。 ■第三回 国と訴訟団との定期協議 2011年12月13日 政府は上記の「厚生労働大臣の政府答弁は一切変更ない」と答弁。 |
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はらわたが煮えくり返るような怒り!
福祉は政治そのものです。よく見ておけ! 何を学ぶべきか、・・・! 総合福祉部会の障害当事者、ご自身が盲聾者でもある福島先生が、「政治的発言力が小さく、相対的に弱い立場におかれがちな障害者の問題は、無視・軽視してもよいということなのでしょうか。」と、怒りを理路整然と静かに語っています。 ![]() まずは、しんぶん赤旗 2012年2月9日(木)より。 障害者の願い置き去り 自立支援法に代わる法案概要 厚労省
次に、ご自身が盲聾者でもある福島先生の発言を紹介します。 2012年2月8日総合福祉部会での発言メモ(福島智)
■会議資料:障がい者制度改革推進会議総合福祉部会(第19回)議事次第平成24年2月8日(水) 5:00~18:00 テーマ:障害者の人権・福祉施策 - ジャンル:福祉・ボランティア |
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今月の25日に、ひかり法人の成人式があります。
総勢120名程が集まっての式になるそうです。 今年はその主役がたった1人・・・それがなんと陶友のヨッシーなんです! 彼は成人式をとっても楽しみにしています。 自分が働きだしたころには既に「成人式でぇーす!」と、 事あるごとになんとも愛嬌たっぷりに言っていました(笑)。 関係ない場での発言でもその愛嬌から憎めないというか、 こっちが笑顔にさせられるんです。 そんな彼の成人式を“陶友応援団ゆうゆう”主催で先日開催しました。 人生において大切な成人式。 彼が楽しみにしていた成人式、そして彼の成長を見てきた人にとっても大切な成人式。 彼の成長と障がいは切っても切り離せない関係にあって、 そんな彼に向き合うような成人式を計画しました。 【特別支援学校の元担任の先生からの祝辞】、 【7年間勉強のみならず、家族ぐるみでお付き合いをされた元家庭教師さんからのビデオレター】、 【母と一緒にゲルマンハープの演奏】、 などなど、どれも感動的で彼のこれまでが伝わってきました。 しかし、それ以上に一番彼に向き合えたのは、他の誰でもない母からの言葉です。 障がいのある息子をもったプレッシャー、人目を気にしたり弟の障害の有無に怯えたり。 そして、どこかでこの子を否定していたのではないかという気持ちまで。 ですが彼は母のことが大好きです。そんな彼に向き合う中で「彼の全てを受け入れ、愛していこう」 という気持ちに変化したのです。 様々な困難はありましたが、愛情をたっぷり注いで彼を20年間育ててきたのでした。 もちろん母だけではなく父や弟からもです。 そして今彼はここにいるのだと・・・。 そんな彼だからこんなにも愛嬌があってみんなから愛される、 と同時に人のことを好きになれる心が育ったんだと納得しました。 愛情を注がれたり、育つ環境はこんなにも人間形成に影響を与えるのだと感じました。 こういう機会と家族の想いを本当に大切にしていこうと思いました。 こういった母の想いを知った上で彼に、 そして仲間たちに日々向き合っていきたいという思いを強くしたジキョウなのでした。 まぁしかし・・・自分だけに思いを秘めているとついつい忘れてしまうので、これを読んだ方にチェックしてもらえれば、なんて思います。 |
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今日は俺の誕生日だっていうのに、こんな不愉快なことを書かんといかんなんて!
![]() 昨7日、障害者自立支援法に変わるべき新法の厚労省案が、民主党の会議で配布され、マスコミでも報道されている。 報道の範囲では極めて姑息なやり方に見えます。 批判に押され厚労省案は「障害者自立支援法の名称そのものを見直す」となっているが、報道では程度区分の見直しも先送り、肝心の応益負担については「福祉サービスの利用料の原則無料化については、これまでの見直しで低所得者の負担はすでに軽減されているとして見送る」とされています。 本日8日、総合福祉部会が注目です。
障害者支援制度 対象拡大の改正案NHK 2月7日 15時54分
障害者支援:新法案も「原則無料」見送り 毎日新聞 2012年2月7日 14時21分
テーマ:障害者の人権・福祉施策 - ジャンル:福祉・ボランティア |
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