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学習資料添付 
 今後このブログを、職員の学習のための問題提起や資料の提供にも使います。
毎日、一斉に学習時間を作ることは困難ですが、各自が時間を見つけて学習し討論し共有することが大事です。
問題意識を共有できない組織は進化できません。

支援員には、採用時に学習すべき課題を提示していましたが、任せっぱなしでは進まないことがわかりました。(予想はしてましたが・・・)
放任してきた責任を感じています。
任せっぱなしにせず、共に学ぶ立場で改善するために、このブログを「職員の学びの広場」にできればと思います。職員からの問題提起も歓迎です。

今回は、神戸女学院大学での石川先生の講義内容を勉強します。

1月25日・カレントイシュー-消費税増税と2012年度政府予算案

沢山のパワーポイントを示し、2012年国家予算と消費税について考える講義です。
野田総理が財界詣でをしながら、財界の利益追及のための政治の求めに従い・・・、その中で社会保障が切り捨てられ消費税増税が目論まれていることが明らかにされています。

これらを読み解いていきましょう。
(近々に学習会を開き、私のできる範囲で解説し、討論します。目を通しておいてください)

 講義の最後に、より良い社会を作るためには「賢い市民」にならないといけない、そのためには市民・主権者が政治や経済の現象だけでなく、その基礎となる社会科学を学習し主体的に表現発信し、より良い社会づくりの当事者として参加することを呼びかけています。
同感です。



めも:
●消費税は創設から23年​、累計で238兆円になりますが、その間の法人三税の減税額は230兆円​。消費税は企業減税の穴埋めにされただけ

●消費税を増税したら、被災3県で5300億円の負担増になるそうだ。今の住民税収入4050億円を上回る負担増!復興の足かせになるのは火を見るより明らかではないか!

●消費税を「社会保障目的税」にするって。
2012年度政府予算案の社会保障費は26兆円強。いまの消費税5%の税収が年間約年間10兆円だから、税率は10%にしても足りずに、13%にする必要があるということ。しかし、13%にしても現行の貧しい社会保障が維持されるだけのことで、どこもよくなりはしない。

●これまで消費税以外の財源でまかなわれていた分を全部消費税に置き換える事になれば、国民には「消費税増税が嫌なら、社会保障は我慢しろ」ということになるじゃないか。

●消費税増税をしなければ社会保障も国の財政も破綻する」と、政・財・官・学・メディア、加えて連合も主張していますが、これは原発の「安全神話」=原発のウソをふりまいてきた構図と同じです。「消費税増税神話」のウソを打ち破らなければなりません。(唐鎌直義先生)

●この8年間で社会保障財政の収支残は35兆円余に上ります。財政難どころか潤沢な財政状況にあります。社会保障財政難というのは、消費税増税のためのウソであり、企業と国の負担を軽くするための議論です。(唐鎌直義先生)

●社会保障のために消費税というけれど、本来社会保障財源は庶民のふところや労働者の賃金から賄うものではない。社会保障は富の再分配であり剰余価値で賄うものです。つまり企業が負担するもの。日本の大企業の社会保険料負担額の低さは先進国の中でもきわだっている。更に負担減を狙うのが消費増税。


参考:
NO.879 財界・大企業が消費税増税に熱心な訳は。
NO.887 「日本の法人税は高すぎる」「これを上げると、企業は海外に逃げていく」と言うが?
NO.882 消費税、ヨーロッパと比べると・・・。



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鬼瓦

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怒怒怒怒怒!!・・・国は障害者自立支援法の「廃止」の約束を果たせ! 
私的ブログからの転載)

 怒りを表す言葉が見つかりません!
危惧したことがが現実になろうとしています!! 
総合福祉法ではなく、「障害者自立支援法等の一部を改正する法律案(仮称)」が今国会に上程されようとしています!

     DSCF0597.jpg

 「マニフェストは破る物」が民主党政府の常識ですが、「国と弁護団の公文書」を破棄することは許されないことです!
 
 取り急ぎ、「障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会」のメールニュースから一部転載します。文末の動画と合わせてご覧ください!

◆1◆  国は障害者自立支援法の「廃止」の約束を果たせ!
     緊急記者会見しました


本日1月25日、午後4時から、厚労省記者クラブで、
自立支援法違憲訴訟訴訟団は、緊急記者会見を行いました。

「自立支援法を廃止することなく、同法の改正法案で済ませる」動きがあるなか、
昨日からはじまった第180回国会への内閣提出予定法律案には、
「障害者自立支援法等の一部を改正する法律案(仮称)」
と表記されています。

藤岡弁護団事務局長は、基本合意にいたった歴史的経過をおさえながら、
 「改正でも廃止と同じこと」など詭弁です。
 悪法を延命させておいて「廃止」とは笑止千万。
 廃止もできずして、骨格提言がいかされるはずはありません。
 廃止しないということは障害者制度改革の根本を否定することになる
と激しく批判。また、
 現在基本合意に基づいて訴訟終結後の協議を続けている事案は少なくありません。
 あらゆる分野に悪影響を及ぼしかねない事態であり、
 なんとしても、このようなことは阻止しなければなりません。
と強調しました。

竹下弁護団長は、
 基本合意文書は、政治家のおもいつきではない。
 厚労省(藤井企画課長、中島障害福祉課長ら)まるがかえで起案づくりをし、
 最後には首相官邸で時の首相が、廃止と新法制定を約束したものだ。
 「マニフェスト」とちがう! 国と弁護団の公文書ですよ!
 そうした国との契約がいま無視されようとしている。
 もし「廃止」ではなく、「改正」でおちゃをにごすならば、
 原告をだます片棒を弁護団は果たしたことになる。
 怒り以外のなにものも述べようがありません。
 日本の国が、国としての体をなさないようなことにならないためにも、
 約束は実行されることを強く願っている。
などと発言しました。



〇藤岡弁護団事務局長の発言基本合意の経過と意義(前半6分)
   

〇藤岡弁護団事務局長の発言(後半 12分)
   

〇竹下弁護団長の発言(約6分)
   


追加資料:
◆<歴史の事実>動画は語る! 基本合意は守って当然だ!

○障害者自立支援法の廃止と新法への当事者参加を
 1万人の障害者らを前にして厚生労働大臣(長妻氏)が約束
 2009年10月30日全国大フォーラム http://youtu.be/oe1IStRQmQI

○基本合意文書締結にあたっての長妻厚労大臣(当時)の発言。
 2010年1月7日、厚労省講堂 http://youtu.be/WKtUaQDIj-Y

○2010年1月12日 障がい者制度改革推進会議(第1回)
 厚労省山井和則政務官(当時)発言 http://youtu.be/k6dEiDiPlno

○2010年4月21日、14地裁和解後の基本合意第一回検証会​議を終えた
 訴訟団124名が首相官邸を訪問し鳩山首相(当時)と面談。
 首相発言 http://youtu.be/TPDyG66PASw

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鬼瓦

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障害者福祉にかかわる者、必見でした!NHKスペシャル「 ヒューマン なぜ人間になれたのか。」  
 人間って「やっぱりそうなんだ!」「わが意を得たり!」って思える、いい番組でした。

ヒューマン

 昨日のNHKスペシャル、 ヒューマン なぜ人間になれたのか。 

人間とは何か。人間を人間たらしめていているものは何か。私たちの誰もが内に秘めている“人間らしさ”の起源を20万年という人類史のなかに探るシリーズ(全4回)。

・・・震災からまもなく一年。
私たちはどのように生きるのか。私たちの底力とは何なのか。
考古学・人類学・動物学・脳科学・心理学などの最新成果をもとに、すべての人類に受け継がれている“人間らしさ”の秘密に迫ります。


 昨日は、「第1集 旅はアフリカからはじまった」

 第1回は全人類のふるさとアフリカが舞台。アフリカでは今、人類史を塗り替える発見が相次いでいる。その最たるものが南アフリカで見つかった人類最古の装身具。貝殻で作られた首飾りで「仲間」であること示す身分証のようなものだったと考えられている。祖先たちが暮らしていたアフリカの草原は常に危機と隣り合わせだった。肉食獣の脅威、食糧不足・・・。そうした過酷な環境で生き抜くには互いに協力しあい、「絆」を確認しあうことが不可欠だったのだ。しかし自然は容赦なく祖先たちを追い詰めた。7万4千年前に起きた火山の大噴火。食料が激減し、人類は絶滅の淵に追いやられる。ところが最新の考古学調査では意外な実態が分かってきた。小さな血縁集団で生きていたはずの祖先たちが、大噴火を境に遠く離れた集団と資源を交換し合うようになったのだ。未曽有の危機を前に赤の他人とも協力し合う。現代にも通じる人間らしさがこの時から発揮されたのだ。
震災からまもなく1年。「ともに生きる」という人間集団の基本が確立した過程をたどっていく。


 障害者福祉に携わる者は、狭義の目の前の個々の障害の姿をよく観察し理解することはもちろんですが、「生命」について、人間そのものについて深く理解することが大事だと日頃から思っています。 

 番組紹介以外の、印象的だったエピソードを簡単にメモしておきます。

・人間は、直立歩行によって骨盤が大きく変化し、産道が極端にが狭くなり、超難産型になった。
・子どもを産むことからして一人ではできずに協力が必要になった。
・協力しないと子孫が残せない生き物として人間は誕生した。

・赤ちゃんには人の表情に注目する習性があるらしい。
・ブラインドサイト 人の表情にだけ反応する視力=脳が無意識のうちに働いているそうだ。 

・人間は生れるという歴史の初めから仲間とともに生きる必要があった。
・だから、生れた時から相手の表情の中に喜びや悲しみ・・・を読み取る力が備わっているのだそうだ。

・米出の調査結果。
親を亡くした幼児の施設で、保健・栄養が行き届いていても3分の1の子どもが死んだという事例があるらしい。その原因はコミュニケーション不足だと。

・イラクエピソード
イラクに米兵が侵攻した時に(その評価はさて置き)、住民に受け入れられない中で、米兵の指揮官が兵に「みんな笑え!」と命令。笑顔を作る事でで住民の反応が急変したと(ま、ごまかした訳だが)。

・お金を見せて、その「お金をどうするか」実験では、世界中どの国でも、独り占めするのは少数派だったそうだ。分かち合う「遺伝子」を人間は持っているということ。

・7万4000年前、スマトラ大火山が起き、気温は2年で12度低下。
植物が枯れ動物が死に、食料がなくなり・・・、当時2万人のアフリカにいた先祖は死の危機に瀕した時代があった。

・その中で生き延びた一握りの先祖たちは、「血縁を超えた協力ができた人間」であった。
つまり、争わず分かち合い、独占せず助け合った人々が生き残ったと。

・「赤の他人とも分かち合う力を手に入れた人間」。「争わず分かち合う力を手に入れた」ことで人間が、生存の危機を乗り越え生き残ってきたと。それが我々の先祖だそうです。

・・・以上、多少理解の間違いはあるかもしれませんが。

次が楽しみです。

人間に対する信頼というか、やっぱり人間っていいな!と思ったものです。

もう一度じっくり見たいな。再放送はずいぶん先かな?

 実は、町内会=自治会の「人権学習会」というものがあって、今年度内に企画しなきゃならないのです。
昨年は、我が作業所の仲間たちと一緒に陶芸で交流し、私が「生命と障害」について少しお話をするという企画でした。

 今年も早くするように言われているのですが、公民館備え付けのビデオをみて…というのは気乗りがせず・・・。
 この番組のビデオを観て、みんなで人間について考えあうっていいなあと思っているのですが。

どなたかビデオの入手法、ご存じないですか?


参考:(支援員は必読、感想を以下の各記事のコメント欄に書き込んでください。)
NO.258 重い障害者と生きた初めての人々。・・・人間らしさについて考える。(1)
NO.259 重い障害者と生きた初めての人々。・・・人間らしさについて考える。(2)
NO.260 重い障害者と生きた初めての人々。・・・人間らしさについて考える。(3)

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鬼瓦

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 続報!ひとまずストップ!約束を守れ!障害者自立支援法は廃止し、新しい総合福祉法を! 
 ひとまずは、阻止しました!

     お休み
     今日は雨模様。おとうふリヤカーもお休みです。
     仲間の出番が・・​・!
     大丈夫です。傘をさして商品を肩にかけ、めいめいにお得意さんを​目指します。 
     「ありがとう」って言ってくれる人たちが待ってます​。
     だから、「働くのは楽しかです!」


 NO.2188 厚労省は約束を守れ!「自立支援法は廃止し、総合福祉法を作る」って、約束したじゃないか!! の続報です。

 一地昨日17日午後、民主党は議員間懇談を行って提出法案の非公式調整を行い、昨日18日午前にはWT(ワーキングチーム)で総合福祉法案を「自立支援法改正法」としての了解の取り付けをめざしていました。

 この動きに対して、緊急に全国で地元関係議員等に対する要請行動が取り組まれました。

その結果、民主党障がい者WTにおける「障害者自立支援法改正法でいく」方針は決まらなかった模様です。

 民主党障がい者WTからは「一部団体からの働きかけについて」と称するペーパーが議員に配信されたそうです。
 17日午前から要請行動が効いたようです。 17日、18日の要請の取り組みは、選挙を意識し始めた議員たちに大きな効果があった模様です。
障害者自立支援法は、憲法第13条個人の尊厳、14条平等原則、25条生存権等の憲法に違反するという違憲訴訟に政府が共感したことにより基本合意が結ばれ、その基本合意に基づいて「骨格提言」があるのです。

 その悪法を延命させておいて「廃止」とは笑止千万です。
自立支援法の廃止も出来ずして、骨格提言が活かされるはずはありません。廃止しないということは障害者制度改革の根本を否定することに他なりません。


しかし、 現在障害者分野に影響力のあるキーパーソンの議員の発言・反応・各種情報からは、民主党の本件に関する執行部が「障害者自立支援法の改正法案でいく方針」を固めていることは間違いないようです。

 来週水曜日の25日頃に次回民主党WTが行われるかもしれず、 ”そこに持ち越されただけ”と観るのが妥当でしょう。

次のラウンドに向けて、がんばらな!

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鬼瓦

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「障害を乗り越えた」「明るい障害者」?・・・障害と環境を考える。 
 障害があるということは、どういうことなのでしょうか?

もくもく

 しんぶん赤旗の人欄で知りました。

障害を受容する

 ペンネームは「友と輝く、友輝(ゆき)」さんだそうです。
作品は、以下のリンク先にテキストがあります。

 第46回NHK障害福祉賞優秀作品「『ただいま』」松永 香奈恵
 http://www.npwo.or.jp/library/award/2011/46_yusyu_matsunaga.html
 さわりの部分だけ転載しておきます。

 「障害」と言えばまるで枕詞ででもあるかのように「乗り越えて」とか「があっても明るく前向き」と続く気がします。けれど、私にはいまだに「障害を乗り越える」ということの意味がわかりません。「障害物を乗り越える」と言うならわかります。けれど、障害を乗り越えるとはどういうことなのでしょうか? はたして本当に乗り越えることなどできるのでしょうか? 「障害があっても明るく前向き」とは、言い換えれば「障害があれば暗くて後ろ向き」であるのが普通ということなのでしょうか? けれど、多くの人は障害者は「障害を乗り越え、明るく前向き」だと思っているように見えます。これはマスコミに取り上げられる障害者の多くがそう見えるからかもしれません。しかし、障害の有無に関わらず、よほど悲しい話をするとか、つらい経験を語る場合でなければ、見ず知らずの人に対しては失礼にならないように、たいてい誰でも明るく対するのではないかと思います。それが障害者だと、なぜか「障害を乗り越えて」とのフレーズになってしまうのですから不思議です。明るく振る舞うことと、その人の心が同じだとは誰にも言えません。たとえ暗く見えてもそれが障害のせいとも限らないのです。
あるとき電車の中で次の予定を考えていた私は、突如知らない人から声をかけられました。・・・

 よくわかる気がします。
陶友に初めて見えた方たちの感想の多くが、「皆さん明るいですね」です。私は、「そうですね。障害者は暗いですからね・・・」と、意地悪く答えます。

 ツイッターで紹介したら、フォロアーさんが朗読してツイキャストのアップしてくれたものです。
ご自身も難病の障害をお持ちのかたです。朗読しようと思い立ったその心持ちに思いをはせます。
・・・黙読したほうが早いでしょうが、この方の思いとともに聞いてみてください。

 ① http://ow.ly/8xA9t
 ② http://ow.ly/8xAaw

 ICF☆は、障害を個人の問題とするのではなく、「環境との相互関係」の中でとらえる考え方を提唱しました。
 目に見えない環境、例えば周りの人が障害をどう理解しているか、その人をどういう目で見るのかということも重要な環境因子なのです。

 周囲の理解が進めば、それだけ生きやすくなるという考え方です。私たちは直接かかわることはできなくても、そういうふうにつながりあい理解を深めることで障害者福祉の発展に寄与できるのだと思います。

 また、日本リハビリテーション医学会会長・国際同学会副会長などを歴任した上田 敏 (うえだ・さとし)さんは、主観的障害という考え方を提唱しました。

 自分が自分の障害や自分をどう見るのか、理解するのか・・・、その仕方によって当事者の「生きる困難」もまた変わってくるという考え方です。

 客観的に同じ身体・能力障害があっても、本人の受け止め方で違ってくるであろうことは、乙武さんの場合を考えて観ても理解できると思います。

 上記の、松永さんの作品はその辺に触れたものということもできると思います。その「主観」もまた周囲の人的関りという環境がもたらすのではないでしょうか。



 ☆ICFとは、2001年にWHO(世界保健機関)が提唱した、国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health)の略称。

 ■参考:「ICFの視点とは」

 ■過去ログ:NO.34 主観的障害の重さ。

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鬼瓦

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 政府・厚労省が、とんでもない裏切り、約束破りをやろうとしています!署名を拡げて、何としても約束を守らせましょう。  
 政府・厚労省が、とんでもない裏切り、約束破りをやろうとしています!
「自立支援法は廃止し、総合福祉法を作る」って、約束したのに・・・。

     10.jpg

 (以下は、私的ブログからの転載です。長いですが是非、お読みください。)

 普通の人には、「・・・また、障害者自立支援法を改正して、障害者の範囲を見直すことも検討している。」なんて報じられても、何のことかわからず「「いいこと」と思われがちですが・・・。

 実は、
「障害者総合福祉法への提言」。
あの通りに新法を行おうとすれば、
2兆円も予算が必要となり、
そんな財源が無い以上、
平成25年8月の新法は
「障害者自立支援法の一部改正」で終わらざる得ないでしょう。
というこなんですね。
つまり、自立支援法を廃止して新法を作るという約束は反故にして、自立支援法の手直しで済ませようと・・・。

 この間も、財政難を理由に障害者の権利を保障してこなかったわけです。
「お前たちにかける金はないからお前たちは人間でいるな!」というに等しいものです。まさに障害者自立支援法がそうでした。
「権利というものは金で左右されるものじゃない!」と声を大にして批判してきましたが・・・。

 「同日の会合で長妻座長は、健康保険法と障害者自立支援法の改正が、部門会議の最重要課題だと指摘。3月中旬までに両法案の取りまとめを目指す考え。部門会議下の医療・介護ワーキングチーム(WT)と障がい者WTに、それぞれの法案提出に向けた調整を指示したという。この日の会合は非公開で行われたが、副座長を務める梅村聡参院議員が明らかにした。」と、報じられています。

     4.jpg

 今日、新年最初の親の会で話したんですが、この厚労省の裏切り情報をまだつかんでいませんでした。
裏切りを許さず、NO.2180 あなたの一筆が明日を切り拓く!・・・「第35次国会請願署名・募金運動キャンペーン」 にご協力ください。の取り組みを、全力で広げましょう。
 
 新年の「親の会」で話したこと。

「あけまして、おめでとうございます。
さて、ほんとにおめでたいのでしょうか・・・。

1昨日でしたか、奈良で85歳の老母が62歳の重度障害も長女を首を絞めて殺すという事件がありました。そして、昨日は富山で、24歳の息子が49才の母親を山中に置き去りにして死なせるという事件が報道されていました。母親は、統合失調症で一人では帰ることはできなかったのだそうです。

何とも痛ましい事件ですが、これは特殊な事件でしょうか?

もう20年も前のことですが、私の知っている知的障害の女性がなくなられました。その方は50歳代。ご両親は80歳代でした。

その葬式に集まられた親御さんたちは、口々に亡くなった娘さんのことを「親孝行だ」とささやき合ったというのです。そうですよね、親御さんは、「子どもより1日だけ長く生きたい」といいます。自分が死んだ後が心配だ、兄弟にも負担をかけたくない・・・、だから、先立つ子を「親孝行だ」と言ってしまうのです。

でも、世の中にそんなバカな話があるでしょうか。「親に先立つのは最大の親不孝だ」というのがこの世の常ではないしょうか。それなのに障害のある人たちの生死については、全くの逆。

先ほどの事件が、こういう状況の中で起こっているとは思いませんか?

障害は「自己責任」だから自分でなんとかしなきゃいかん、親や家族が面倒見なきゃ…、そしてどうしようもなくなって、ついに・・・。

さて、私たちは今度、「自立支援法を廃止し、新しいほんとに仲間たちが大切にされる総合福祉法を作ってください」と署名に取り組みます。

状況はどうなってるでしょうか?

野田首相は新年から「社会保障と税の一体改革」をやるんだと盛んに意気込んでいます。

社会保障をこういう風によくしますよというメニューでもありますか?年金は切り下げ、医療費は吊り上げ、介護も生活保護も・・・、切り捨てメニューだけじゃないですか。

そして、消費税は10%に上げるという。年収200万の書体では1か月分の負担増ですよ。400万で14万、600万で19万の負担増と言われています。

大体、消費税を上げて社会保障をよくするといってきたけど、…よくなりましたか?

消費税が導入されてから23年です。その間皆さんが払った消費税は、238億円です。同じ時期に法人税は230兆円も負けてもらったのです。社会保障どころか、大企業の税金を肩代わりさせられたというのが消費税のホントの姿なんです。

こんなことに「ネバー…ギブアップ」って言うんですから、私たちが黙っていて、「立派な障害者福祉法を作ってくれ」という願いに応えてくれるでしょうか?

私たちは全国の仲間たちを手を取り合って裁判まで起こし、「障害者自立方は廃止を」と訴えてきました。そして国は「皆さんを傷つけました。悪うございました。もう、自立支援法は止めにします。」と、当時の鳩山総理が手をついて謝り、「新しい総合福祉法を皆さんの参加で、話を聞きながら作ります」って約束をしました。

日本では今まで聞いたこともない話です。障害者や関係団体の代表が沢山参加した会議で話し合いを重ね「骨格提言」が決まったのです。それは「障害者はかわいそうだから守ってあげましょう」から、「普通の人々と同じ生きる権利主体だ、その権利を保障しよう」という画期的中身です。(内容については、あとで署名担当職員からもう少し詳しい説明がありますが・・・)

いま、厚生労働省内で法案作りが進んでいますが、中身を教えてくれないんです。後ろめたいんですよ。政府が、介護も年金も保育も医療も社会保障を全部切り捨てようとしているときに、障害者の話だけ聞いてくれるわけないでしょう?だから、だまって任せて預けられないんです。

署名運動は、「主権者としてきちんと注文を付けてモノを言う」請願権という権利を行使することです。自分たち自身の力で子どもを、その未来を守らなければ、・・・最初に話した悲劇は「明日は我が身」なんです。これまでと同じ気持ちで「はい、これだけ集めました」ではなくて、ほんとに今必死のがんばり時なんです。

あの20年前に陶友はスタートしました。作業所がなかったからみんなで苦労して作ったんです。そこに入れたから一安心でいいでしょうか。先人たちの苦労の産物をありがたく利用しながら、私たちは私たちの「今」で、精一杯やるべきことをやろうではありませんか。

・・・幸い、仲間たちも元気でいきいきした日々を送っています。そんな普通の当り前の日常の奥底には、さっき話した国の福祉政策の流れがあること、このことをもしっかり勉強しながら、仲間たちの今日と未来を、みんなで力を合わせて守っていきましょう。

今年1年はそういう年です。

もっと、仲間たちのためにこんなことをしようということがありましたら、ご相談して皆で進んでいきたいと思いますので、今年が「おめでたい」年になるように、一年間よろしくお願いします。



・・・大体、以上なんですが、情勢をリアルにとらえておく必要がありました、・・・失敗です。
その上で、分かりやすく理と情に・・・。
心に届いてくれたんだろうか・・・。
鬼瓦

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あめましておめでとうございます。 
 遅まきながら、松の内に・・・。

    あけまして
         おめでとうございます。

  
    皆様の、ご健勝ご多幸をお祈りします。

    日頃より、陶友と仲間たちへのご支援に感謝申し上げるとともに、
    本年もよろしくお願いします。

     
 さて、陶友は今日が仕事始めでした。
長い休みで退屈した仲間たちが、元気にワイワイガヤガヤと次々にやって来ました。(2名が休みましたが)

 ほんとに彼らは長期休暇は退屈で仕方ないんです。
余暇の貧しさは、想像以上だと思います。
地域では家族しかかかわる人がいません。
家族も大変です。


 今日は、休み期間のことや新年の抱負を腹いっぱい発表しあって、白玉団子の雑煮の簡易給食で終わりにしました。


2012年の年頭に当たって仲間たちに話したことを二題、紹介します。

①仲間が「心の応援団」

 仲間たちが、今年の目標をそれぞれに発表する前に話した「所長の年頭訓示」(そんな大袈裟なももじゃありませんが)。

「みんな、目標を言うたらあとは忘れよろうが。
なんでこ こでみんなに聞いてもらうか、分かるや?
人間は弱かったりさぼったるするけんよ。
一人やと、すぐ に忘れたり、サボろうとしたりするやろうが。

バッテンね 、こうしてみんなに聞いてもらうと、聞いてくれた人が自 分の心の中にはいってくると。
弱くて負けそうになった時 、心の中に入った仲間たちが応援団になってくれるとよ。
そしたら、一人でよりも頑張れるやろ?
仲間と話すっちゅうことはそういうことよ。
人間は人の力を借りて大きく強くなるとよ。
だから、仲間がいるんやろ?
だから皆で頑張るとばい。
そこんとことを良く考えて、ことしこそは去年よりは成長せなね。

俺、さっき「優しく行く!」っていうたけど、取り消し!
今年も厳しくビシバシ行くけんね‼ (笑)

健康に気をつけて、仲間と一緒にがんばろう!
以上、所長の年頭訓示おわり! ・・・ハイ!拍手は?!」

分かったのかどうか、勢いで満場の拍手が沸き起こったのでした。(⌒-⌒; )


②自分を励まし立て直す

仲間たちが、休み中の報告を私にもしろというので・・・。

「俺の話を聞いてもつまらんめえもん・・・。
子どもたちもみんな働き出して休みがバラバラで、鹿児島に帰ろうと思ったけど、めんどくさくなって、結局一人で年越し。
母親が待っとったとに、新年早々に親不孝をしてしもうた。
寂びしか男やろ。

勉強ばかりしよったと、と言いたかばってん、テレビをだらだら見てだらしない寂しい正月よ。
だんだん自分が嫌になってきてしもうたとよ。
・・・こいじゃいかん!お前たちに合わす顔がない!なんとかせないかん!と思うて、昨日から仕事に出て来たと・・・。

そしたら、一人暮らしのミホさんが飯も食わんで寒そうにしとったとよ。
弁当を買いに行って、温めてやって、ひっ散らかった部屋のゴミ出しをして・・・。
そしたら、ミホチャンがものすごく喜んでくれたと。

そしたら、俺って、けっこう優しいやん!って、うれしくなったと。
だけん、今日の俺、優しかろうが?ははは。

お前らは、いやなことがあったり、上手く行かんといじけて、ぐっちゃんぐっちゃん言うやろうが。
自分が嫌になった時にはな、ぐっちゃんぐっちゃん言うてもしょんないと!
そんな時は、ちょっと良いことをするんよ。
そしたら気持ちがよくなって、
あれ?俺って結構いい男やん!って思えるやろう。

そうやって自分の中のいいところを捜し見つけて、自分を褒めて立ち直るんや。
それが大人の人間ちゅうもんよ。
いや大人じゃなくても、自分で自分を立て直す力をつけるらないかんと。
ダメじゃダメじゃと思ってイジケんで、自分の中にはきっといいところがあるけん、それを探すと!
そしていいことをちょっとでもやってみると。
そしたら、頑張って前に進めるやろ?
・・・、小さなことやけど、大事なことやと思わんか?
以上、休みの報告です!」

 手応え?
さあ、無理にわかったような顔をさせたけど・・・。


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鬼瓦

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あなたの一筆がカギを握ります!!第35次国会請願署名・募金のお願い 
みなさん、明けましておめでとうございます☆
昨年は、陶友に勤めはじめ初めて経験することばかりで、
所々でつまずきながらも、多くの方々の叱咤激励のおかげで
一年無事に終えることができました。
今年は公私ともに一歩飛躍の年に!!
陶友仲間職員一同、よろしくお願いいたします!m(__)m


年明けいきなりではありますが・・・
今年も、第35次きょうされん国会請願署名を行います!!

陶友も加盟する「きょうされん」
(旧・共同作業所全国連絡会)という組織では、
毎年、障害分野での国の施策やサポートの更なる充実を求めて
「国会請願署名・募金」に取り組んでいます!

その名の通り”国会に願いを伝え届ける署名”なのですが、
この署名ではこれまで、
最近ではだいぶ増えてきた
障害者のグループホーム制度の創設
小規模の通所作業所制度の創設
を実現してきた実績があります。

そして今回は・・・
自立支援法廃止後の新法「障害者総合福祉法」を、
障害がある人々の「当たり前の暮らし・人権を守る」法律として
充実させる
ための請願署名です!

35次署名チラシ


今回は(ちょっと読みづらいかも知れませんが)
このチラシの内容のように、ポイントを整理して
取り組んでいます。

障害者制度を国際基準にも適応するよう、
いま国は新たに法制度を作り変えようとしています。
しかしそこに「財源がな~い・・・」と、
それに乗り気でない厚労省の方も多数。

そんな、ちょっと勢いが足らないところに、
これまでの実績があるこの請願署名を、
ドーン!と勢い強く届けたいのです☆

そのためにも、皆さん一人ひとりの一筆が
とても大きな力を持っています!


この法律をよりよいものにすることは、
この国の福祉全般をよりよくしていくことに繋がる!
と確信しています。

そんな今回の国会請願署名、
皆さまのご協力をぜひよろしくお願いします!!

ちなみに下のURLが署名用紙です!
お手数ですが、印刷して集めていただければ幸いです。

http://www.kyosaren.or.jp/35petition/dl.htm

また、何筆分でも構いません☆
もし「集まりました!」という方がいらっしゃいましたら、
ぜひぜひ、陶友までご連絡ください^^

またご郵送でも、お待ちしております。
(切手代がかかってしまいますが、
よろしければカンパとしてご協力いただければ幸いです。)

住所は・・・
〒810-0064
福岡市中央区地行1-15-18
工房陶友 行

です。

皆さまのご理解と温かいご協力を
よろしくお願いします!!

テーマ:障害者の人権・福祉施策 - ジャンル:福祉・ボランティア

いしばし

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