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いいカンケイ・・・! 
 Nさんご夫婦は80代後半です。
かつてお二人で陶芸教室に長いこと通っていました。

      シモツケ3421

Nサンは、現役のころはあるビールメーカーの営業幹部。
九州一円を飛び回っていたそうです。
奥さんは、内助の専業主婦。
夜中にでも訪問する部下達を優しくもてなしてあげたそうです。
この方が、お偉いさんの奥さんには似つかわしくなく(?)、
気さくで素朴で、いい人なんです。

「現役時代に家内に苦労かけたから、退職したら家内と二人で楽しい事を、と思っていた。」
そういう訳で、わが陶友の陶芸教室に通うこととなったのでした。

現場で私の仕事ぶりを見て、
「大変だね、何か応援しなきゃ」ということで、
応援団「ゆうゆう」の立ち上げに参加し、初代応援団長を引き受けて下さったのがNさんでした。

そのうち、体力の衰えとともに、団長を退き、
陶芸教室もやめました。

 しかし、折々には、
仲間たちみんなにバレンタインのチョコレートを持ってきて下さったり・・・。
私にはいつも息子のように声をかけてくださり、
奥さんが、
「友さん、元気?がんばってはるねえ・・・」と、
菓子パンを差し入れしてくれたり・・・。
そう、ちいさな子どもにおやつをあげるように。
(だから私は「お母さん」と呼んでいるんですが)


・・・ここしばらくはご無沙汰でしたが、
先日ご夫婦で、頼みごとがあると訪ねてきました。
「家の箪笥を動かすのを手伝って欲しい、小さな箪笥だが・・・」とのこと。

お安い御用だと言うと、
友さんは忙しいから遠慮するとのことで、後日仲間を遣わすことにしました。

当日、
お宅を知っているカゴサンとジュンクンと職員タナカを行かせることにしました。
カゴサンは、リヤカーでの豆腐販売コースで、時々奥さんに会っているのです。

作業は簡単なものですぐに済んだようです。
「ジュンクンがとても喜んでニコニコ、声に出して笑いながら・・・、あんな表情は見たことが無い。」
タナカの報告です。

奥さんから電話が入りました。
「ありがとうね、今お茶を飲んで帰ってもらいました。
御礼もできなくて、少しだけお駄賃を上げました。良かったでしょうか?」
「いや何も要らんやったとに。」
「それは悪いから・・・」
「わかりました、気持ちということで・・・、
また何かあったら、いつでも声をかけてください。
仲間たちも、人助けができて喜んでもらえればそれが一番ですから・・・」

Nさん夫婦は、手伝ってもらったことよりも、
仲間たちに会えて、お茶を楽しんだことが何より嬉しかったようです。

来訪の折、
「もうあっちこっち悪くてね、病院通いが・・・」
と話すNさんに、
「口だけは、変わらない。昔と同じ。威張ってすぐ怒らはる。」
と笑いながら、関西弁で話す奥さんでした。
長生きして、また声をかけて下さい。


・・・案の定、ちゃんとお土産には菓子パンをどっさり持たせていました。


 普通に、人々が助け合いながら生きる地域があり、その中に仲間たちがいる・・・。
そんな風景がたくさん見られればいいなあ。
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テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ

鬼瓦

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