先週末に妹の結婚式に行ってきました。
( 前記事は → コチラ ) 妹が結婚するという実感がイマイチわかないままでしたが・・・土曜日帰省しました。 妹は勤め先の大学病院を3月で退社していて、すでに帰省しており、家族4人揃っての食事は久しぶりでした ![]() 当日はバスで2時間かけて鹿児島市内の会場に向かうため、7時起床 ![]() そして、親戚一同集まり、12年~20年ぶりに会う人ばかり ![]() ![]() やれ、『卓はまだ結婚せんのか?』 とか 『職場の陶友通信読んでるぞ ![]() ![]() ![]() 会場では無事?に新郎の家族にも挨拶し、写真撮影。栗毛野家控え室では○○と新婦、また今度は○○と新婦・・・など組み合わせの多いこと・・・ ![]() 式が終わり披露宴になり、新郎・新婦に対するそれぞれの褒めちぎりの挨拶を聞き、そこそこの食事もとって、お色直しもそこそこに・・・・・母は泣く・・・。 特に印象深かったのは終わり際の妹の両親に対する感謝の想いのスピーチ(泣きながら)でした。私自身とも重なるところが多く、泣きそうになるのを120%の力で色々と気を紛らわせながら堪えました。父もかなり我慢しているようでした ![]() 苗字も変わり(ありふれた苗字に ![]() 私も、もう何回も友達の結婚式など出てますが、妹のはやはり違ったものがありました。なかなか良い結婚式だったと思います。 妹からの私へのメッセージカードには、『 私達も両親もだんだん年を取っていくけど、親を大切に助け合っていこう。家族なんだから ![]() ![]() 帰りの電車の中で、家族や幸せについて・・・(自分も含めて)変わっていく環境や、流れゆく時の中で、人が生きるという事を色々考えさせられました。 なんとなく時を過ごすのでなく、一日一日をもっと濃いものにしないとな~と思いました。エネルギーを分けてもらった気がしました ![]() スポンサーサイト
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昨日は大変うれしいことがありました。
中学時代の恩師・・・といっても、新任教師だった先生は、当時中学3年生だった私たちとは8歳ぐらいしか違わない・・・から、現金書留が届きました。 ピン札の1万2千円に手紙が添えられています。 涙が出そうになりました。 大学を卒業してすぐに、種子島の最南端の西野中学校(今は過疎で統廃合されてなくなった)に赴任した、小柄な国語の先生は私たちの友達か兄貴のような存在でした。 数年前に、卒業以来35年ぶりの同窓会で再会できました。そのときは定年を前に中学校の障害児学級の担任をされており、なつかしさと共に親近感を感じたものです。先生は、「あるとき何かの事でぼくがひどく生徒たちを叱った事があってね、その時、友君がすっと起立して『はい、済みませんでした』と大きな声で謝ったんだよなあ、なんと素直な子どもがいるものかと、怒ってしまった気まずさを忘れ清清しくなったのを覚えているよ」と、当時の印象を話して、褒めてくださいました。 その後何回か、帰鹿の際にお会いし、私の仕事のことをもっと知っていただこうと「陶友通信」を送り続けてきたのです。 自分なりに稼ぎは悪くとも真っ直ぐに生きてくることができて、恩師にも未だに気にかけていただき、それに真っ直ぐに向き合うことができることを、うれしく思います。 お礼の電話をしたら入浴中だとのことで、かけ直そうとしたら先方からかかってきました。恐縮です。 「今度鹿児島に帰ったら、必ず連絡してよ。」と先生。 「はい必ず、またみんなで集まって飲んで語りましょう」と私・・・。 |
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ある仲間のお母さんから、小さな3行ほどの手紙をいただいた。
ひかり福祉会の後援会では作業所の資金作りのために、農家と直接取引した米の販売をしているのだが、 その注文分を届けたことに対するお礼の一文だ。 「大助かりでした」と。 3年ほど前につれあいを送り、今は仲間と二人暮らし。 陶友の設立時からほんとによく頑張ってこられたお母さんだが、昨年車の免許更新を止めた。 注文の米はわずかに3キロだが、息子は足が悪く歩くのが精一杯で持って帰れないし、 お母さんも車がなくなったので、 私が昨夜、帰る途中で自宅まで届けたのだったが・・・。 律儀なお母さんは、こうして必ず「お手紙」を下さる。 ・・・その手紙の文字の線が、あの達筆が乱れているのである。 70台半ば・・・。 親御さん達の老化は確実に進んでいる。 老老介護ならぬ、老障介護は大きな問題なのだ。 こうした仲間たちの家庭を長年見ながら思うこと。 日本の福祉は縦割りで、個人を支える仕組みだ。 障害者個人の支援、高齢者個人の介護・・・と。しかも不十分。 家族の皆さんは、「家族として暮したい」という願いを持っている。 個別個人を支えることは必用だが、大事なのは生活を支えること。 家族で暮らすことが出来るために、家族機能を支える福祉がどうしても必要だと思う。 |
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「今回の件につき大変ご迷惑をおかけしたのに、本人のことを大切にした対応に感謝します。
また、息子もずいぶん理解できるようになりました。 最近の大きな進歩は、息子のことを深く理解し少しずつでも前進できるように配慮してくださってるお陰と、大変喜んでいます。 (昨日は涙が出ました。息子を抱きしめ、頭を撫でましたが、いつもの”セクハラ”でないのが分かったのか、嫌がりませんでした。)」 ![]() 自閉症のトノのお父さんが連絡帳に記したものです。 これだけと言えばこれだけですが、トノの成長を一緒に喜べるところに、私たちの福祉労働のささやかで確かな喜びと誇りがあります。 事の顛末は、自閉症ならではのトノのこだわり。 窯出ししたマグカップがどうしても気になってしょうがなかったようです。私が気がついた時には、そこにありません。それはお客さんが、引っ越して行った家族にプレゼントしたいと、自分で絵付けした作品。5歳ぐらいの男の子が、おぼつかない筆裁きで絵付けしたものです。 どこを探しても無いので、多分そうだろうとトノに確かめると、・・・落ち着きません。 「マグカップは?どげんしたと?お家ね?」と聞くと・・・、「オウチ!」と言う。 彼の発言には絶対という確信はない。でも、状況からして多分そうだろうということで、家に電話を入れ、探してもらうと、ほどなく見つかった。 早速翌朝に持って来て、そそくさと戻していた。 前日の帰り際にも、「勝手にもって行ったらイカン。明日持ってくるように」としつこく言っていたので、本人も理解し、その日のうちにも返しに行こうとして、「マグカップ!トウジンマチ(唐人町・・・陶友があるところの地名)!」と言っていたそうだ。 お父さんがその他にも5、6個あるから今度返しに行きます、とのこと。 「それは、過去のものも含めてでは本人が混乱する。了解の上に持ち帰らせたものもあるし、本人が返さなければならないと理解したものを返すことのほうが、勝手に持って行ったらいけないということを教えるためには大事だ。」と、お父さんの申し出を断ったいきさつがあった。 ・・・そういう一連のことに対するお父さんからの書き込みであった。 自閉症ゆえのこだわりや、様々な問題行動に向き合いながら、その小さな変化や成長に寄り添ってきたお父さんが、時々の小さな変化や様子を見逃さずに知らせてくれる。 人は、たくさんの色々なまなざしの中で、・・・育ち、生きる。 |
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食品班では、リヤカー行商での豆腐販売のほかに、近くの学校や会社などに配達にも行っています。
配達は、カッチャンは○○、ドナタサンは××と、担当を決めて行っています。職員と一緒に車で行くこともあれば、自分たちだけで歩いていく事もあります。 今週は、連休が入るので、木曜日に配達に行くはずの近くの学校の配達が、金曜日に変更になりました。 担当は、ユコチャンとカッチャン。 しかし2人とも、金曜日はリヤカー販売の係があるため、配達に行く事ができません。 みんなで話し合った結果、学校の配達にカゴサンに代わりに行ってもらうことになりました。 今日、学校から注文を書いた表が送られてきました。 「明日、よろしくお願いしますね!」とユコチャン。 「はい、わかりました」とカゴサン。 今日は残業して店番の担当だったユコチャン。 帰りがけに私に言いました。「カゴサンのために、ひらがなを書いてあげたよ!」と。 注文表をよく見てみると、先生たちの名前のそばに読み仮名が書いてあります。 ![]() 漢字の読めないカゴサンのために、ひらがなを書いてあげたのでしょう。 やさしいねぇ~。 ![]() ・・・でもユコチャン。カゴサンは老眼だから、字が小さすぎて見えないと思うよ ![]() (とくい) |
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4/29(水・祝)、ひまわり一座による憲法劇「海のジェノサイド」(>公式HPはこちら)が無事終わりました!
何度か、ここのブログでも、書かせてもらいました。(過去記事「いよいよです。」 「なんでもみんなを巻き込んじゃう私。」) 陶友の関係の方たちもたくさん応援に来てくださってとても嬉しかったです! ![]() 今回の私の役は、今までに比べて台詞がとても多くて、本番1週間前まで、「まず覚えること」が目標という有り様でした ![]() なんとか最後の追い込みのおかげで、台詞も頭の中に入り、動きもつけられるようになってきた・・・と思っていたら、本番でやってしまいました!なんと、途中で台詞を間違えてしまったのです ![]() そんな感じで周りの出演者の方に迷惑かけましたが、自分としては ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今回の劇、テーマは諫早湾干拓についてです。 西日本新聞に紹介された文章を以下に載せます。 県弁護士会の弁護士や市民でつくる「劇団ひまわり一座」が29日、福岡市中央区の中央市民センターで憲法劇「海のジェノサイド(大量殺りく)」を公演する。国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)に翻弄(ほんろう)されながらも、自分らしく生きる沿岸漁民の姿や有明海のえさ場に訪れる渡り鳥を通じて、国民主権や基本的人権を保障した現行憲法の大切さを訴える。メッセージは「憲法があるけん平和たい」。 劇団は弁護士を中心に1989年に旗揚げし、学生や教会関係者を含め、8歳から60代までの約40人が所属。毎年5月3日の憲法記念日の前後に公演を開いている。昨年は格差社会、一昨年は教育基本法改正の問題を取り上げるなど、一貫して人権や憲法九条をテーマに演じている。 今回の公演は、国に潮受け堤防の排水門の開門を命じた昨年6月の佐賀地裁判決=福岡高裁で審理中=を題材に、干拓事業によってノリの養殖や漁業に大きな影響を受けたとする漁民たちが国を相手に提訴し、勝訴するまでの姿を描いている。 (>2009/04/29付 西日本新聞朝刊) 劇が終わり、この日、諫早から見に来られた原告団の漁民の皆さんが舞台の上に立ち、代表の方が挨拶をされました。 原告団の皆さんが上がってこられたとき、なんともいえない感動が・・・ 今、自分たちは劇の中で諫早を精一杯表現してきたけど・・・今、目の前にいるこの人たちには現実の世界で、これまでたくさん闘ってきたのだろうな。劇中のことがよりリアルにかんじました。そう思うと、目の前にいる原告団の皆さんがすごく大きく見えました。(うまく表現する言葉がみつからない・・・ ![]() そして、原告団の皆さんに「劇を見て、今までの苦しかったことや苦悩したことを思い出したけど、最後に勇気が出ました。」と言っていただきました。 その言葉を聞いたとき、「がんばってひとつの劇を作り上げる」ということ以上に、この劇をやることの意味を感じました。 足にあざが出来たり、仕事と練習の両立できつかったり、台詞が覚えられないと悩んだり・・・劇の本番までいろいろあったけど、 この充実感があるからやっぱり辞められないんだよなぁ~。 また来年です!楽しみ~~ ![]() (とくい) |
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