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初めてのブログです 
男もすなるブログというもの
私もしてみんとてするなり

私なりの切り口でいいから、と所長。
でも私の刀はなまくらで切れやしないようです。

で、私は調理に関わる話題で。

料理の本を参考にしますが、ほとんどの本は4人分ですね。
ここでは25人分位作ります。

だからといって調味料を6倍するとえらい事になります。
もちろん世の中の主婦はご存知なんでしょうが
じゃあ何倍だったらいいのか。
ここですね,難しいのは。

試行錯誤の毎日です。

今日、「魚全部食べたよ」とオサムさん。
調味料の案配が良かったようです。 
                   (ゴトウ)

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後藤散

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陶友通信NO.120がアップされました。 
 陶友通信NO.120がアップされました。
こちらです→http://www.toyu-genki.com/images/tsushin/no120.pdf 
 少々読みにくいですが是非ご覧ください。

 記事内容は、
★ひかりグループ「成人を祝う会」
障害者自立支援法違憲訴訟第1回口頭弁論傍聴記
★花見のご案内
★つながる 人
★クラブの報告・・・などです。

 まずは恒例の花見 ご案内です
  4月4日(土) 11時 陶友集合→西公園へ、そぞろ歩き
          参加費は500円
          弁当持参でお願します。

               (参加の連絡は092-771-5517)
      残念ながらもう花はなくなっているかも・・・。
      二次会は適当な時間から陶友で予定していますので、
      そちらだけでも大歓迎です。


       桜咲く 016

  次に、障害者自立支援法訴訟 福岡地裁第1回口頭弁論の傍聴に参加した仲間のお父さんの手記を紹介します。

  『これはきっと勝てる』と思った。

 傍聴しようと夫婦で勇んで出かけた。 裁判所に到着すると、すでに多くの人達が傍聴に集まっていた。 車いすだけでもすごい数だ。 傍聴は抽選になり私たちは二人とも外れた。

 隣の市民センターに移動して、裁判が終わるのを待った。やがて原告と弁護団が現れた。  原告の平島さんの報告は大変言葉すくなだったが、明るく自信に満ちた声が印象的だった。 弁護士団を始め、多くの支援者が彼に勇気を与えていることがよくわかる。

 司会の全国弁護団事務局長、藤岡さんによれば福岡の中村弁主任護士の陳述は説得力があったとのこと。 続いて弁護団の紹介があった。 私が思っていたよりも弁護士は多かった。 自らが障害者である人、家族に障害者がいる人、今年弁護士になったばかりの人、広島から駆け付けた弁護士など様々な人たちが短い挨拶をした。

 発言はせいぜい2,3分の挨拶ふだけだったが、聴いているうちに涙がこぼれてきた。 胸が熱くなった。  『この感覚はなんだろうか?』妻も同じく感動していた。 ここに集まった人たちは皆、心を一つにしている。 損得、勝ち負けのはびこる昨今、人の最低限の幸せを願って真剣に取り組んでいる。  さわやかなのだ。  若い弁護士も私たちも一緒に闘っている。 

 『これはきっと勝てる』と思った。 そして、突然解雇され、路頭に迷う人々とも一緒に闘わなくてはと思った。
 『闘う』などと勇ましい言葉と裏腹に、私はただ傍聴に来ただけだが、気持ちを共有しただけでも闘いの一部なのだ。 と勝手に自分を鼓舞したのでした。

鬼瓦

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晴れるといいな 
ただ今、陶友周辺では桜が満開です。

sakura.jpg


我われ食品班リヤカー部隊は、花見をしながら行商をしております。

そこで行われる会話は・・・

「桜がキレイやね~」
「もう満開だね」
「4月4日までもつかな?」



必ずこの会話になります。
なぜかというと・・・4月4日は、応援団ゆうゆうとの花見があるんです。(>ご案内はこちら

sakura-2.jpg


‘葉っぱ見’になるんじゃないかと心配していましたが、急に寒くなったおかげで(?)なんとか花が残っていそうです。
あとは晴れてくれることを願うだけです

                                         (とくい)
とくい

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か、髪が・・・! 
 最近のトノのマイブームは、「研ぎ師」。
陶芸で使う剣先をせっせと研いでいる。昨日は、剣先を左親指先に刺して血がにじんでいたが、バンドエイドをつけてやるとまたせっせと研いでいた。

        桜咲く 032
        出猩々の真赤な芽吹き

 元大工(見習い)のミホチャンが、包丁をとげるので、陶友の軒先に「包丁研ぎます 一本500円」と吊看板を出している。そんなに多くはないが時々お客さんが来る。

 そのミホチャンの真似をしだしたのだろうか?とにかく何をやりだすかわからないが、人がすることを良く見ていて、意欲も旺盛だ。自閉症的マイブームをまた見つけたようだ。

 お陰で、砥石は真ん中だけ磨り減って使い物にならない。商売道具の砥石は隠すことにした。

 そんなこんなで、好調が続くトノは今日も「研ぎ師」をしては安心して、注文のマグカップ作りに励むのである。
 家庭からの連絡帳に、「いつも春先は不安定になるのだが、このところは不思議と安定している」と、お父さんが書き込んである。

・・・で、今日気がついた!
 トノの前頭部に髪が戻っている!
長年の自傷行為による頭突きで、トノの額の上の髪は薄くなっていたのだが、今は殆ど目立たなくなっているのだ。この頭突きは陶友では見かけたことがないのだが・・・。生え揃う時間も考えると、かなり前から頭突きをしなくなっているのでは無いだろうか。

 トノは、言葉も殆ど無いが、私たちの福祉労働にこうしてきちんと向き合い、応えてくれる。

 代わりに私の前頭部は・・・!
徐々に薄くなっていく今日この頃なのでした。(笑)
                                    (所長)

テーマ:自閉症児の親 - ジャンル:福祉・ボランティア

鬼瓦

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はじめて名前を呼ばれた瞬間 
今、陶友の食品班に実習生がきています。(仲間として通所することを希望している人です。)

久しぶりの新しい仲間。
嬉しいけど、教えるために手が取られ、少しバタバタしています。
リヤカーにも職員が毎回ついて行きます。


そんなある日。
今日も暑い一日でした
リヤカー販売から帰ってきて、あとは片付け。
片づけが終われば、やっと給食


片づけをしていると、
「とくいさん」と実習生が。
初めて名前を呼ばれたのでビックリ
用事は、「これはどこになおせばいいですか?」ってことだったのですが…


名前を呼ばれるってのは、嬉しいことです。
‘職員さん’とか‘その他大勢の人’としてではなく、一人の‘とくいさん’として認識されていたんだな、と感じます

そういえば陶友で働きだして少ししたとき。
重い自閉症のトノに名前を呼ばれたときもビックリしたけど嬉しかったなぁ~。それを思い出しました


さて、週明けからまた、実習生と一緒に奮闘の日々だ

                              (とくい)

テーマ:+:。☆゜(*´∀`)ノ゜☆:。+゜ - ジャンル:日記

とくい

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一人の仲間と向き合う。 
 どこで見つけたのか、出典もわからないが・・・。
残しておきたい話。


孔子に対し、目の前の1匹の牛だけ救ってどうなる、と弟子は言う。
 孔子は、でもその1匹は私の目の前を通ったから、と答える。
 大事なのは、行動すること。行動に結びつく感情。1匹はその一歩。
 目の前の一匹を救いたいと思えなければ、
 何百万の命を語っても、それは単に言葉にしか過ぎない。



 目の前にいる一人ひとりに向き合い、その生きづらさを支え和らげるために努力を重ねる。
そんな日々の営みが、それにつながるたくさんの人々の幸せにつながっていく。
・・・そう信じている。


 誰もが幸せになる権利がある。その当たり前のことを、目の前の一人ひとりの仲間たちとともに追求するのだ。

 福祉現場の、人に関わる仕事というものはそんなものだ。  (鬼瓦)

テーマ:福祉のお仕事 - ジャンル:福祉・ボランティア

鬼瓦

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看板のかけかえで済ませたらいかんばい。 

 厚生労働省が現在検討中の、障害者自立支援法「改正」案の「概要」が始めて明らかになったそうです。
 「応益負担」の言葉をなくすそうです。世論の批判と障害者関係者の運動の成果です。
しかし、言葉だけではダメです。現行の負担そのものをなくす、実質的な「応能負担」に戻さなければなりません。

 報酬問題や障害程度区分など、問題山積の障害者自立支援法は一端廃止し、当事者参加の元で総合的な障害者支援法をつくる必要があるでしょう。

2009年3月17日(火)「しんぶん赤旗」の記事を資料として貼り付けておきます。

1割負担の規定改廃 自立支援法改定で概要 厚労省

 厚生労働省は十六日、日本共産党の小池晃参院議員の要求に対し、現在検討中の障害者自立支援法「改正」案の「概要」を初めて明らかにしました。

 「概要」では、障害者から強い批判のある応益負担(サービス利用料の原則一割の定率負担)について、「規定を改め、利用者の負担能力に応じた負担を原則とする規定とする」としています。利用者の負担は、「家計の負担能力をしん酌して政令で定める額」としています。

 同時に、政令で定める新たな負担額が現行の一割負担の額を超える場合には、現行の負担額を適用するとしています。

 しかし、これまで政府は二度の軽減措置によって利用者の負担が「すでに応能的になっている」と説明してきおり、「応能負担」へ看板をかけかえるだけで、負担水準は実質的に現行と変わらない恐れがあります。

 関係者の強い批判により、もう一つの見直しの焦点だった、サービス提供事業者への報酬の「日払い制」については、現行を変えないものとなっています。

 これまで、「障害の状態を表す」としていた「障害程度区分」については、「心身の状態に応じて必要とされる標準的な支援の量」を示すものとし、名称も「障害支援区分」とするとしています。

 「障害者の範囲」については、発達障害者が自立支援法の対象に含まれることを明確化するとしています。
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解説

看板かけかえで済ますな
 障害が重いほど負担が重くなる「応益負担」は、障害を自己責任ととらえるものです。これを、負担能力に応じた「応能負担」に改めることは、世論の強い批判と障害者・関係者の運動の反映といえます。

 しかし、自立支援法の施行前は、障害者の九割が無料でサービスを受けていました。自立支援法によって、利用料の定率負担のほかに、給食費も負担することになり、利用者に過重な負担となっています。

 本来、障害者が生きていくのに必要な最低限のサービスは無料であるべきです。現行の負担水準を変えず、看板だけ「応能負担」にすることで、お茶をにごすことは許されません。

 「障害程度区分」の見直しは、受けられるサービス量に上限を課すものとなる懸念があります。(西沢亨子)
                         (以上、引用)



 報酬の「日払い制」や「障害支援区分」などの考え方は、厚労省が当初目論んでいた介護保険への統合にまだこだわっている思惑が読み取れるような気がしますが・・・。

テーマ:医療・介護・障害制度改正の余波 - ジャンル:福祉・ボランティア

鬼瓦

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なんでも、みんなを巻き込んじゃう私。 
いよいよ今年もこの季節がやってきました。
私にとって、春は「憲法劇」の季節です。


2年前から、私はひまわり一座の一員です。
ひまわり一座とは、弁護士さんたちを中心に20年前に始まった劇団です。身近な生活問題を取り上げながら、憲法の素晴らしさ、大切さをたくさんの人に知って(再認識して)もらおうという目的で、毎年憲法記念日のころに憲法劇を上演します。(>>公式HPはこちら。今ならトップ画像に私の写真も

今年の公演は4月29日。中央市民センターであります。
この時期、公演に向けて、練習が始まっています。
週1~2回、夕方仕事が終わって、練習へ。
台本の読み合わせだけではなく、憲法講座もあり、学習もします。

今年のテーマは「諫早湾干拓について」。
先日、それについての学習会がありました。(有名なのは潮受け堤防の締め切りの様子ーギロチン)
諫早湾干拓は本当に行われなければいけなかったのか?(目的が二転三転・・・)
潮受堤防締め切りによる漁業被害は本当になかったのか?
自然破壊(豊かな生態系が失われている)    などなど・・・・

このテーマについてはまた後日報告したいと思います。



さて、私は、今年も役をもらうことができ、はりきっております!!
最初の年は、「高校生」でした。
2年目は、主人公を馬鹿にする「正社員」でした。
そして、今年は・・・・・・       見てのお楽しみ

今年は、いろり塾のメンバーが数人、裏方やスタッフ~で参加してくれそうです。
実は、先日のいろり塾の講師として来てくださった方がひまわり一座の劇団員さんなのですそのときの報告はこちら
その方が、食事会の時にひまわり一座の紹介を。すると「裏方ならお手伝いしますよ」と何人か言ってくれました。

私が、「やっぱり、違う人が言うと違うなぁ~。去年も私、何人かに誘ったけど、誰も‘やる’とは言わなかったもんね~」と言うと、
ミサちゃん(いろり塾参加者)が、「だって、とくいさんは誘うときに『舞台にでないか?』って誘うじゃない。役者で出るのはちょっと・・・・でも、裏方のお手伝いならできるよ!」と。

あれ?そうだっけ? いやぁ~、「舞台といえば、みんな役者をやりたいんだろう」って勝手に思い込んでいたフシがありまして
そうだよね、人それぞれに関わり方ってモノがあるもんね。

「ひとりひとり、それぞれの参加の仕方がある」陶友だってそうか。
職員として、給食ボランティアとして、応援団「ゆうゆう」としてイベントに関わる、たまにふらっと遊びに来る、買い物客として、近所で声をかけてくれる・・・・・
いろんなカタチで、大勢の人に支えてもらっている。


あ!話が飛躍してしまった!
そういうわけで、今度、みんなで練習を見学に来てくれます。(「まずは見てみて」って誘った。)
みんなも、ひまわり一座のことが好きになってくれるといいなぁ~



本番は4月29日。
今年は今までで一番台詞が多いんです
がんばって覚えます! みなさん、観に来てください

                                   (とくい)
とくい

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駆け引きのかくれんぼ。 
 「あ、雪!」・・・作業中の仲間が窓の外を見る。
昨日は、の開花が全国一番で観測された福岡地方。一転強い北風とともに、今日は冬に逆戻り。ほんのチラッと雪も舞った、そんな土曜日です。

 最近もトノは好調である。
マグカップをつくり、底を削り取っ手をつけて仕上げる、自分ですべてやらないと気がすまない。
 通常は、取っ手つきばかりじゃ売れないので、商品化のために、彼に隠れて大部分の取っ手を外して、写真の商品に仕上げている。そして、コトバを書き込んだデザインで商品化している。
結構イケテいる。

  との 002

そこに、取っ手なしのこの商品が、なんと結婚式の引き出物として注文が来たのだ。

トノ初受注
 今度の注文は80個ぐらいなので、ほとんど取っ手なしにしなければ数が間に合わない。
トノの仕事パターンは、1日目は先ず作って、次の日に乾き具合を見て取っ手をつける、それが終わったら、また作って置く・・・、の繰り返し。
 こだわりが強い自閉症なので、勝手に仕上げておくと、次の日は、彼にとっての「やりかけの作品」を探し回り、探し回る。保管している全ての箱を開けまわし・・・。

駆け引き・かくれんぼ
 全部仕上げておくと、取っ掛かりの「やりかけの作品」がなくなり、1日の作業に入るパターンが崩れ、「作業モード」がオフになり「自由人モード」になりかねない。
 したがって、本人が許容するであろう範囲の分だけ仕上げて、後はそのままに残しておく。仕上げた分は見つからないように隠す。見つけると、取っ手をつけるために「1個、1個!」としつこく、取っ手をつけたいと訴えてくる。ストレスが溜まり、自傷行為(手を噛む)を見せる。
多少のストレスは訓練でもある。しかし許容範囲をオーバーするとパニックになる。
あまり探し回るので今は作業室の外に隠すようにして、本人が諦めがつきやすいようにしてやる。
様子を見ながら加減を見ながら駆け引きする。・・・毎日がかくれんぼである。
 
 トノは今日もエンドレスのテープを回すかのように、さえずりながら「マグカップ」つくりにいそしむ。
私はこそこそとかくれんぼしながら、何とかトノ初受注の作品仕上げのチャンスを伺う。

 引き出物は、新郎新婦からのメッセージ、コトバを使うように提案したら喜んでいただいた。
どうせ一つ一つ書くのだから、文言が違っても手間は一緒。一人ひとりに直接気持ちが伝わるようにしたら、気持ちがこめられるいい仕事ができそうだ。

 かくれんぼしながら、何とか数をそろえながら、新郎新婦の「コトバ」を待つことにしよう。
                                      (所長 鬼瓦)

テーマ:障害児と共に生きる日々 - ジャンル:福祉・ボランティア

鬼瓦

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ジョー君はもう仲間なんだ というメッセージを。 
 男が怖いと言う。
「あ、俺アウトだな。ただでさえみんなに怖がられる風貌だ。・・・ほんとはこんなに優しいのに・・・(涙)」

 「かつての父親の暴力虐待トラウマになっている」と、お母さんが言う。

        hana 015

 ジョー君は19歳。まだ陶友では殆どコトバを聞いたことが無い。頷いたり首を横に振るだけだ。
先月から契約して利用しているが、まだ十分仲間になりきれていない。休みがちだし、出てきても作業室に入れない日が多かった。

 「お金でつってる」
お、入ってきた!いったん入ってくると、後は終日作業に励む。紙漉き班で、パルプ作りだ。そして初めての給料を、先日手にした。わずかに2000円程度だが・・・。

 聞くと、作業所に入れないことを知らされたお母さんが、ジョー君に、
「仕事しないとお金がもらえないよ。お兄ちゃん達のようにゲームが欲しいんでしょ?仕事とがんばりなさい」
すると、「がんばる」・・・そんなことがあったらしい。
「お金でつってる」とお母さんは言う。

 母親一人で、5人の何らかの障害のある子ども達を育てている、前向きなお母さんだ。

「お金でつってもいいんです、先ずは。本人が理解できる目標と結びつけた時、本人は自分から動くんです」・・・目標、目的を持つこと。人間の活動はここから始まる。

 初めての給料をうれしそうに持って帰った。

 すかさず次の手を打つ。
実は、紙漉き班の仲間たちの仕事を確認するホワイトボードの表には彼の名前の欄がまだなかったのだ。「明日来たときに彼の名前がちゃんと仲間たちと一緒にあること、もうジョー君は仲間なんだというメッセージを、わかり易く伝えるために、すぐに表を作り直すこと」・・・実習生に頼んでやってもらった・・・鉄は熱いうちに打て!である。

 そして、昨日は給食の時、持参して備え付けるお湯飲みがジョー君には無い。当面そこにある湯飲みにお茶を入れながら調理員が、お家から湯飲みを持ってくるようにはなしていたが、私は「これを使いい」と、トノ作のマグカップを渡した。頷いて、それがいいという。
今日はもっと相応しいのを進めると、これがいいと使っていた。意志ははっきりしている。

 今朝、作業所に着いたとたん私を見て後ずさりをした。寄って行って、「早う、入りい。タイムカード押さなばい!」というと、ススッと階段を上って事務室にあるタイムカードを押していた。
これまでならば、いやいやして遠くに行っていたのだが・・・。

 今、ジョー君は一つの壁を超えつつある・・・。
これがしっかりしたものかどうか、しばらく経過を確認せないかんけど。手ごたえは確かだ。
先ずは安心できる居場所を。

 明日も来週も続けば、一つの大きな変化を作り出したことになる。

我々の仕事はこんなささやかな仕事ではある。
                           (所長 鬼瓦)

テーマ:障害児と共に生きる日々 - ジャンル:福祉・ボランティア

鬼瓦

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「大阪のおばちゃん捕り物帳」と障害者・・・刑務所が一番のセーフティーネット! 
 大阪のおばちゃん、気迫の捕り物やなあ。
でもこの話、それだけでは終わらせるわけにはいかないだろう。

       719ご近所yoko0003

 窃盗:71歳女性、ひったくられ取り返す 自転車で350メートル追跡--大阪

◇大阪府警、容疑者逮捕
 7日午前8時ごろ、大阪市生野区林寺4の市道で、自転車に乗っていた同市東住吉区のパートの女性(71)が、前かごに入れていた手提げバッグを後ろから自転車で近づいた男に盗まれた。女性は自転車で約350メートル追い掛け、男を取り押さえた。大阪府警生野署は窃盗容疑で現行犯逮捕した。女性にけがはなかった。

 男は住所不定、無職、早川英治容疑者(32)。女性は「腹が立ったので絶対つかまえたろうと思った。(容疑者が)若い子やったので、気の毒やわ」と話しているという。

 同署によると、女性は被害現場から約200メートルの路上で、自転車を乗り捨てた早川容疑者にいったん追いつき腕をつかんだ。同容疑者は振り切ってさらに逃走。女性は追跡をやめず、150メートル先で捕まえた。バッグに入っていた現金は110円だった。

 早川容疑者が乗り捨てた自転車はチェーンが外れていたという。【衛藤達生】

 逮捕された男は32歳。自転車のチェーンが外れて、走って逃げようにも逃げられない状態だったと言う。民家の軒下に隠れようとしたところをあえなく逮捕された。

ドジな奴だと笑うに笑えない。
「金がほしかった」と言うこの男、「腹が減ってどうしようもなかった。最後は立っていられなかった」と言ったそうだ。その時の所持金は1円玉2枚。

 おばちゃんは近所の工場のパート労働者。財布の中身は112円だったという。
腹をすかせたこの青年、逃げおおせたとしてもおにぎり1個。
おばちゃんは、「若い子やったので、気の毒やわ」と話していたという。おばちゃんもこれぐらいの子どもがいたかもしれないし、自身も決して裕福ではない。身につまされたんだろうな。

腹が減る貧困と「助けて」と言えない孤独。 
犯罪は犯罪、許せないのは当たり前だが、青年も胸を痛めるおばちゃんも共にかわいそうでもある。

 東京都内のデータだが、引ったくりが増えているという。弱者をねらって「容易に」手が出せる犯罪・・・。

不況の影 ひったくり急増 前年比35%増 高齢・女性 被害目立つ(2009年3月8日 東京新聞朝刊)

 東京都内で今年に入り、ひったくり事件が急増している。警視庁捜査三課によると、5日現在で502件と、昨年同時期に比べ132件(約35%)増えた。同課幹部は「経済状況の悪化や雇用不安と無関係ではない」と分析。被害者の大半は女性で、高齢者が多い地域の発生が目立つことから、同課は「弱者を狙う卑劣な犯行」として警戒を強める。

 都内のひったくり被害は2004年には年間4518件だったが年々、減少。08年は1985件まで減っていた。

 道具や技術を要する侵入盗などと違い、バイクや自転車があれば事足りるため「職にあぶれたり、ギャンブルに負けた若者や暴走族出身者らが安易に手を出している」(捜査三課幹部)という。


 結局はこの日本社会、「三食つきの刑務所が一番のセーフティーネット」なのである。

 山本譲司氏に『累犯障害者―獄の中の不条理―』 という著書がある。

本

 氏はご存知の通り、秘書給与詐取で実刑に服した元民主党衆議院議員である。
受刑中に「障害者の世話係り」を担当するという経験の後に、出所後の調査で実態を鋭く告発している。日本の障害者福祉がいかに貧しいか、刑務所が彼らにとって最初で最後のセーフティーネットとなっている実態を。

知的障害者の場合
 法務省の統計では、毎年、刑務所に入ってくる受刑者の2割、約7千人には何らかの知的障害があるという(IQ70以下程度を指標にしている)。知的障害者は対人口比で約2~3%として見ると異常に多いことがわかる。

 また厚生労働省の研究班が一昨年公表したサンプル調査では、知的障害の疑いがある受刑者410人の約7割は再犯で入所していた。犯行の動機も「生活苦」が4割で最も多かった。

 知的障害者が福祉サービスを受けるには、療育手帳がなければならない。しかし、さきのサンプル調査で対象410人のうち、手帳を持っているのは26人にすぎなかったという。

 手帳を得るには、障害者側が申請しなければならない。先ずアクセスに障壁がある。また「18歳までに障害が発生した証拠」も求められる。これも大きな壁になっている。

 軽度の知的障害者やいわゆるボーダーの人たちの多くは、貧困層で福祉を利用する事さえも知らず自己申請ができない。そうして貧困の谷間をさまよい、生活苦から軽微な窃盗などの犯罪に手を染めるのである。出所しても貧困は解決されず7割が再犯を繰り返す。

 そして、その貧困と知的障害は、世代を連鎖していると言わなければならない現実がある。
経済的・精神的「その日暮し」の貧困から 這い出せないでいる。

  参考過去ログ:NO.436 受刑者の出所―知的障害者の復帰に手を・・・朝日の社説を支持する。

「生きづらさ」を解決するのが政治の仕事
 引ったくりの青年も貧困にあえいでいる。
障害のある人たちも、貧困をベースに障害という重荷を二重を背負っている。
彼らの、最初にして最後のセーフティーネットがこの国では刑務所なのである。
 貧困も障害も、「生きづらさ」の根源にあり、それゆえに刑務所しか生きるところがないという社会。この国は、そういう国なのだ。この事実が、この国の福祉の貧しさを象徴的に物語っている。
「いまや、刑務所の一部が福祉の代替施設と化してしまっている」日本の福祉の現実!
 
 国民が生きることを支え、「生ききづらさ」の原因を取り除き、無数のセーフティーネットを張るのが、いや、落ちてしまいそうな綱渡りの生き方をしないですむような、一人ひとりの生活を支えるのが政治の仕事だと思う。

是非お読みください。
 山本譲司氏の出版の記「たくさんのクレームが欲しい」を以下紹介しておきます。

 この本を出版するに当たって、ひとつの覚悟がある。それは、障害者本人および障害者団体から、本の内容に関してクレームが寄せられることである。「累犯障害者」というタイトルからして、福祉関係者にとっては、かなり刺激的な言葉かもしれない。

 しかし私は、見てしまったのだ。彼ら「累犯障害者」の存在を知ってしまったのである。
 秘書給与詐取という申し開きのできない罪を犯した私は、五年前の六月、一審での実刑判決に従い、刑務所に服役した。入所した私を待っていた懲役作業は、障害のある受刑者たちの世話係だった。驚くことに、日本の刑務所には、知的障害や身体障害など、社会的ハンディを抱えた受刑者が数多く収容されていたのだ。ところがその事実は、これまで一切伝えられてこなかった。新聞・テレビの大手メディアは、世間を騒がす事件であっても、犯人が障害者だと分かった途端、報道自体を自粛してしまうからである。本の中でも触れている「浅草・女子短大生殺人事件」や「伊勢崎・女性監禁餓死殺人事件」などが顕著な例だ。

 日本のマスコミは、努力する障害者については、美談として頻繁に取り上げる。もちろん、それも障害者の一つの姿であろう。だが一方で、健常者と同じように、罪を犯す障害者もいるのだ。

 障害者が起こした犯罪――。確かにこれは、マスコミにとって、センシティブな問題であるかもしれない。容疑者の障害を公表すれば、障害者は事件を起こしやすいという、あらぬ誤解と偏見を社会に与えてしまう恐れもあるだろう。しかし、障害者による犯行だからといって、その事実を社会から消し去ってしまっていいのか。結果、罪を犯した障害者は、この社会にはいない者として捉えられ、世の中から排除されているのだ。

 議員在職時、「セーフティーネットのさらなる構築によって、安心して住める社会を」などと、偉そうに福祉政策を論じていた私。ところが、現実は全く見えていなかった。我が国のセーフティーネットは、非常に脆い網だったのだ。毎日たくさんの障害者たちが、福祉とつながることもなく、ネットからこぼれ落ちてしまっている。そして、やっと司法という網に引っかかり、刑務所で保護されているのだ。これが、日本の刑務所の現実、いや、日本の福祉の現実だった。いまや、刑務所の一部が福祉の代替施設と化してしまっているのである。
「こんな人たちを刑務所に押し付けられても困るんだが……」

 刑務官たちも、障害者への処遇には苦慮していた。結局、獄中での障害者は、福祉的視点でケアされることはなく、ただ薬漬けにされているだけだった。周りの受刑者からもネグレクトされていた。それでも彼らは、出所後、またすぐに刑務所に戻ってくる。

 ある日、障害を抱えた受刑者の一人が真顔で語った。
「俺ね、ずっとここで暮らしてもいいと思っているんだ。これまでの人生で、刑務所の中が一番暮らしやすかったから」
 私は彼の言葉に、強いショックを受ける。そして、その言葉が、出所後の私を福祉の道へと導いてくれたのだ。

 現在の私は、障害者福祉施設に支援スタッフとして通うかたわら、罪を犯してしまった障害者の周辺を訪ね歩いたりもしている。障害のある受刑者たちは、一体どういう理由で服役することになったのか。それが受刑生活のなかで、ずっと気になっていたからだ。

 福祉の現場にいると、彼ら障害者にとって日本という国がいかに生きづらいかが、見えてくる。福祉から見放され、その挙げ句、ホームレスになる障害者やヤクザの鉄砲玉になる障害者、さらには売春婦になってしまう障害者などなど、一般社会の中で居場所を失った障害者たちと数多く出会ってきた。そんな彼らの最終的な行き場所が、刑務所となるのである。

 一方で私自身、加害者になる障害者よりも被害者になる障害者のほうが何十倍も多いということも分かっている。しかしこの本では、「触法障害者・虞犯障害者」と呼ばれ、福祉関係者から敬遠されている人たちのみを取り上げ、彼らが犯罪に至る経緯を追いかけてみた。なぜならば、我が国の福祉の現状を知るには、受刑者と成り果ててしまった彼らに焦点をあてたほうが、よりその実態に近づくことができるからである。福祉の貧困さが露わになるのだ。

 どうか、福祉関係者だけではなく、多くの方々からこの本に対するクレームをお寄せいただきたい。そう願っているし、それがこの本を出版した目的でもある。そして結果として、一人でも多くの人に、「累犯障害者」の問題に目を向けてもらえれば幸いである。(以上、引用)



(所長)

テーマ:福祉のお仕事 - ジャンル:福祉・ボランティア

鬼瓦

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「がんばるデイ」にむけて、がんばるでぃ~ (追記アリ) 
明後日13日に、天神で「がんばるデイ」があります。
陶友も加盟している‘きょうされん(旧名称:共同作業所全国連絡会)’に加盟している福岡市にある作業所が集まって、署名活動をします。
ここで取り組む署名は、これまで取り組んできた第32次国会請願署名です。

今日は、そのがんばるデイに向けて、アピールするための看板を仲間と作りました。


これは、カゴサンが書いたアピールです。
ganbaruday002.jpg

カゴサンは、陶友に来る人来る人に、障害者自立支援法応益負担のおかしさを訴えます。
つたないかもしれないけど、自分なりの言葉で。
それが上の言葉です。

いつも書きたがらない絵も書いています。
「怒った鬼」だそうです。




私には、カゴサンみたいに(怒っているにも関わらず)優しい鬼に見えますが。







がんばるデイ
3月13日(金)11:30~ 天神三越前にて
近くにお越しの方は、ぜひ立ち寄って一声かけて私たちを励ましてください!!

                                 (とくい)

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とくい

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楽しい一日になりました!! 
2月21日、その日は晴れて天気の良い日でした この日は、久しぶりのクラブの日。
今回は、「能古島」と「マリンワールド」に分かれて行きました。

能古島に行ったのは、今回14人。仲間と実習生と、ボランティアでいつも大豆畑トラストに参加してくださるIさんと、私でした。
陶友からバスとフェリーを使い、1時間半ほどで能古島にある「アイランドパーク」へ到着。

そして、園内をみんなでぞろぞろと散策。
ume.jpg
今が見頃という日本水仙と梅を見た後は、いよいよ昼ごはん。持ってきたお弁当を食べたり、レストランで注文する人も。みんなで、レストランのテラスで食べました。

ご飯を食べ終わると、ちょっと自由時間 周辺を散策してまわるナツサン。カメラを手に、被写体を探すマサキクン。太陽の下でいつもの昼休みのように絵を描くカズクン。

その中で、実習生を中心にバトミントンをする仲間たちが。
5人で一円になり、ひとつのシャトルを追いかけます。最初は、1回、2回…で終わっていたのですが、少しずつ、5回、6回と続くようになりました。大きな声を出し、目は必死にシャトルを追っています。

最近、薬の影響で運動をあまりしたがらなかったタッチャンも、
いつもはリヤカーに忙しくて昼休みをろくに楽しめないカゴサンもドナタサンも、
これまた薬の影響で、あまり運動をしないユキチャンも・・・
その顔が、なんとも楽しそうで、思わずカメラをパシャリ。
nokonosima.jpg


この仕事をするやりがいを感じる瞬間です。
私たちは、こんな風な仲間たちの笑顔(その人が輝ける瞬間)を多くつくるために仕事しているんだと思います。
仕事は多いし、考えなければいけないことも多いし、給料安いし…でも、これがこの仕事のやりがいかなぁって思います。


今回、天気もよく、晴れた中で楽しむことができました。
また、Iさんが一緒に行ってくださり、いつもの若者だけではない、違った楽しみ方ができたかな、と思います。
自然の中で、みんなで楽しんできました!!
うらやましいでしょ

club.jpg                              (とくい)
とくい

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