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若者が立ち上がるとき 
先週の土日、ひまわり一座(憲法劇をする市民劇団です)の合宿に行きました。
今年の公演は、5月3日。それに向けての合宿です。
台本の読み合わせをしたり、レクレーションをしたり、学習会で話を聞いたり。

その学習会の最後の質問タイムでのやり取りの中に印象的だった講師の先生の言葉です。

「若者が立ち上がったときに、政治が変わる。」
「権力者は、若者がこわい。これまでも、政治の転換期には、若者が動いていた。
だから、若者が政治がわからないような、考えないような仕組みを作っている。
たとえば、歴史・公民を教えない、考える余裕がないような生活にしてしまう・・・」


なんだか、勇気をもらったような気がしました。
私たち、若者も、まんざらじゃないんだ!
いや、むしろ期待されてる・・・!!

陶友に実習に来た学生さんたちを見ても思います。
最初は、「知らない、わからない」と言っていた人たちも、実習の終わりには、目を輝かせています。
「自分たちも何かしなくちゃ!!」と言います。
若者だって、知れば考えることができるし、みんなで協力もできる。
パワーだって並大抵じゃないし!

だいいち、なにより、楽しんで出来る!!

そうだよね?若者の皆さん!
(あ、どこまでが若者?とかつっこまないでくださいね。まぁ、それぞれ考えるということで・・・)

この話を聞いて、一番にいろり塾のみんなのことが浮かびました。
いろり塾のみんなにこの言葉聞いて欲しかった!
今度、その話しよう~っと!
                          (とくい)
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とくい

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非常勤職員の現状・思い 
 これは今年1月31日に行われる、ひかりグループと福岡市の懇談会(対市懇談会)に障害者自立支援法により、日割り計算の導入で施設が見通しのもてない経営になり正規職員の雇い控えが進み、職員が雇用の不安定な非常勤化しているという実態の改善要求のところで生の非常勤職員の声・思いを・・・・・という事での資料として出したものです。

この対市懇談会は今年で14回目になり、福祉の現場の根本的問題・昨今では自立支援法にまつわる様々な問題も含め、それらの解決に向けての行政への運動です。

では、リアルではありますが福祉に携わる職員の(特別ではない)さらけだした現状です。




非常勤職員の給料は交通費を含めて手取り約11万円~14万円程です。日給制(6150円~)で、その月の開所日数によって給料が異なり、ボーナスは年2回で各10万円程月の出勤日数を数え、給料がいくらになるかで考えなければなりません。どう考えても年収は180万円以下です。正規職員の約半分です。官製ワーキングプアというべき状況です。男性にとっては特に将来を見通すことが出来ません
 

私は一人暮らしをしています月の支出は家賃5.4万円、通信費約2万円(PC込み)、公共料金(ガス・電気・水道)が1万円超、(医療費5千円)。手元に残るのは3万円~5万円ほどです。食費、交際費、雑費等でほとんど無くなります。よほどでない限り、病院にもまともに行けません。簡単に洋服も買えません。交際費もまずお金が気になる時もあるし、付き合いも十分に出来ません。貯金も出来ないし、ありません。当然、車も買えませんし、今のままでは結婚も考えられません。お盆や正月など、帰省するのにもお金を気にして帰らなかったりという有り様です。


20代後半の年で60歳すぎの親に気遣われ、「あんたは勉強もしてるし、今の仕事に誇りをもって十分運動も頑張って人間的にもいい男になってきてるよ。でも給料はね・・・・。あんたが悪いんじゃないんだけどね~」と言われ、仕送りや現金が送られてくる。ありがたさと同時に自分の情けなさに号泣したのを覚えています普通ならこっちが親孝行する年だろうに・・・。これを書きながらも生活の現実を見直すと涙が出ます。こんな気持ちが伝わるでしょうか?・・・。





福祉現場では、経営が厳しいため、身分が不安定な非常勤化がすすんでいます。そして、非常勤、パートでも正規職員と何ら変わらない内容の仕事をしています。(そうしなければ、現場が回らないのです。人の生き方に関わる仕事で私は非常勤だから・・・と無責任な姿勢はとれません。)


そして公的な補助が只でさえ少ない中、障害者自立支援法で経営悪化。この問題は施設や法人が経営努力することだけ・・・?その実態は職員が犠牲的に頑張ることなんです。経営が厳しくて非常勤職員のみの募集か、正規職員の試験自体が少なくなったりしてる現実の中で正規職員になれないのは自己責任というだけでしょうか・・・?


自分の将来が見えないという思いで辞めようと思った事も何度もあります。しかし、そこでやっている意義や理念、学び、やりがい等を考えると異議はあれども簡単には辞められない、辞めたくない。結局、『やめられない』人によって、この国の福祉はもっているのではないでしょうか・・・。




私たちの福祉の仕事は現場だけでなく、今までつながってきた命の尊さや歴史を学び、労働を通して人と繋がり現代社会に改めて人間らしさを問う、誇り高き仕事だと思っています。そして皆で、人間らしい社会を取り戻すために、今の社会を変革するために、創造するために行動(運動)する。人間らしく、自分らしく。


そして、私がワーキングプア並みの給料で未だに陶友で頑張って働けているのもソコに自分の存在意義や、そこに社会的価値を見い出しいるからで、【俺、生きてるんや!!】というのを感じられるからなんです。しかし、それにも限界があります。





福祉には専門性や経験の蓄積、継続性が求められると思います。職員の安定は、仲間(障害者)の安定や発達にもつながり返ってくるものです。互いに誰もが安心して働ける社会的環境であってほしいと思います。心通いあう福祉であるために・・・人権を守る仕事、発達を保障する仕事にふさわしい身分保障と労働条件を公的責任をもって改善してほしいと思います。






私はこれからも、やりがいのあるこの職場で頑張り、安心して皆と働きたい。


くりげの

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豆腐を売るのが商売ですが。 
金曜日は、箱崎へのとうふ配達。午後1時間半ほどかけて、3~4件を車でまわります。
仲間の担当はドナタサン。職員は、私と、団塊の調理人さんが1週間交代で。
今日は、そのお得意さん先の1つの『スケクロウ』での話しです。(→スケクロウのHPはこちらです! スケクロウには陶器・紙漉きの商品もおいてもらっています。)


スケクロウでは、毎週、豆腐を共同購入してもらっています。
行くといつも「ちょっと休憩していかんね?」と勧められます。
私たちは、遠慮せずに「ありがとうございま~す!」と休憩させてもらいます。(次の配達先は時間指定があるので、その時間調整も含めてですよ。決してサボっているわけじゃないです・・・たぶん。)毎回、コーヒーやら、お菓子やらを出していただきます
(豆腐を売りに行っているほうがお世話になってるという

そこでは、奥さんのヨーコさんといろいろなおしゃべりをします。
陶友のこと、バザーのこと、行事のこと、自立支援法のこと、生活のこと・・・・なんか、とにかくいろいろです。だって「おしゃべり」ですから(前回、行ったときは、陶友通信を見な陶友祭や萩旅行の話をしたかな。)


そのスケクロウに以前、行ったとき。
いつも通り「こんにちは~!」と言って、ドナタサンとお店に入っていきました。
いつも通りヨーコさんが奥から出てこられてました。
いつも通り商売をした後、勧められてやっぱり休憩して、3人でおしゃべりをしていました。
特に何の会話をしていたか覚えていませんが、ヨーコさんに「やっぱり、陶友さんが来るといいね~」と言われました。
聞くと、お母さんが病院に入院されて、ヨーコさんは毎日のように病院に通ってあるんだとか。すこし疲れているようにも見えました。
ヨーコさんは、「スケクロウ」のお店だけではなく色々活動されているので、決して人と会う機会が少ないわけではないと思います。それでも、私たちが行くと「元気が出る」と。
普通におしゃべりしていただけなんですけどね。なんか、私とドナタサンのかけあいが面白いらしいです。

例えば・・・
ヨーコさん:「リョーコちゃん(私のことです)って、なんか年の割りに落ち着いてるよね。動じないっていうか…緊張しないような感じだもん」
ドナタサン:「そうなんですよ~!私、彼女が緊張してるところ見たことないですもん!!」
とくい:「いやいやいや、そんなことないよ~」

あれ?これだけじゃ伝わらない?
とにかく、絶妙な間なんですよ。
また、いいエピソードがあったらそのときにお伝えするとして・・・



配達でも、リヤカーでも、
こんな風に、その人の人生に一瞬だけ、ホッとする瞬間をお届けすることができるようです。
特別に何かしなくても、ありのままの仲間と自分の姿だけでも。



ちなみに、ヨーコさんに「動じない」「肝がすわっている」といつも言われます。もちろん、褒め言葉で言ってあるようです。
自分では鈍感なだけだと思っていますが。どこでそう思われたのか・・・
でも、そうやって率直に褒められると嬉しいものです


みなさん!恥ずかしがらずに周りの人を褒めてみてください!
私みたいに素直に喜ぶ人がいるんじゃないでしょうか??
(あ!私もできていないや来週の目標だな!

                     (とくい)
とくい

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思いがけない来訪者 
今日、とうふ屋さんのお店番をしている時の話です。(17時までは、仲間が残業をして、そこから18時までは職員が店番をするんです。)

陶友の前で車が1台止まりました。
中から出てきたのは、子どもを連れた女性

その女性は、とうふ屋さんに入ってきて
「ドナタサンとか、カゴサンはもう帰りましたか?」
「今日はもう帰りましたよ。」と答えると、
「実は私、以前・・・」

聞くと、以前、リヤカー販売の黒門コースの常連だったMさん!
去年の3月に百道(近いけれど、歩いていく(リヤカー)にはちょっと遠い・・・という距離です。)に引っ越しをされていった方です。
当時、Mさんの子どもが生まれたと聞いて、2人とも、赤ちゃんに会うのを楽しみにリヤカーに出かけ、帰ってきて「かわいかったよぉ~」と自慢げに報告を受けたのを覚えています。(→その時の記事はこちら!
引っ越しを聞いた時は、カゴサンもドナタサンも「あと、○回やねぇ…」とリヤカーに行くたびに寂しそうに言っていました。



今日。
「あ、もしかして、Mさんですか??」「・・・ってことは、この子がアイちゃんかな?」と、私が言うと

Mさんは
「覚えてくれていたんですか!?子どもの名前まで!」
と驚いていました。


「そりゃあ、覚えていますよ~。」
でも、私は、黒門コースに付いて行ったことはほとんどなく、Mさんにも2~3回会ったことがあるくらい。なぜ覚えていたかというと・・・


配達で近くを通ると、時々カゴサンが「Mさん元気かなぁ」「そのうち、お店に来るって言いよったもんねぇ。近くやったら配達に行くっちゃけど。」と言います。
実はつい2週間前にも、その話をしたばかり。
その時に、「赤ちゃんの名前は何でしたっけ?」と聞くと、「たしか・・・・アイちゃんやったかね。大きくなっとうかなぁ。俺のこと覚えとうかいなね。(「いや、生まれたばっかりだったから、さすがにそれは無理だと思うけど。」)」と。


そのことをMさんに言うと、しそうに「またカゴサンたちがいる時間に来ますね!」と言って、とうふを買って帰って行かれました。




なんか、仲間達がリヤカー販売でやっていることって・・・
ただの利益を上げるためのとうふ売り・商売 でもないし、
「障害者」が町に出て販売をしている  とか、そんな小さなことじゃない。そう思います。


「障害者」とお客さん ではなく、 一人の人間」と人 という関係を作り広げていっていっている。
お互い、一人の人間・・・ちゃんと、顔も、名前も、性格も持った一人の人間として。

もちろんきっかけは「障害者が販売をしていたから買ってあげた」という人もいます。
でも、少しずつ、理解し、関係が深まっていっていくのでしょう。
それを、職員が付いていくわけでもなく、仲間だけで行くリヤカー販売でやっているんですから!(もちろん、失敗も、失礼なこともしていると思いますが。)


なんかすんません。自分だけ盛り上がってて、うまく表現できていないと思います。

とにかく、その方の訪問がそれだけしかったということです。
だって、家も変わってしまえば、最後にうまく「また来ますね」って言っといて、行かないことだってできるんですから!そしたら、それで終わりでしょ、ただのお客さんだったら。
それが、わざわざ足を運んでくれた。しかも、2歳くらいの子どもを連れて。
なんか、しいじゃないですか~!!!!

それだけ、仲間達が毎日やっているつながりってすごいんだなぁ~と。べつにそれを意図していなくても。
仲間たち、きちんと言葉で表せなくても、きっと肌で感じていると思います。
「心の応援団」がたくさんいるんじゃないかな。
・・・・あ!ごめんなさい、ちゃんと言葉で表現していました。
「きょうは、誰さんと、誰さんと・・・の所に行くやろ~」と毎朝言うカゴサン。「今川の1丁目って言ったら、誰さん家の近くやん!」ナドと、みんなよく言います。(必要ないときでも(笑))
心の中にたくさんの人が住んでいるようです。



仲間と一緒にいて、この仕事をしていて、カチンとくることや、嫌になること、ときどき逃げたい時だってあるけど(笑)、こういう瞬間がたまんないんだよなぁ~
しい!泣きたくなるほど!!

仲間たちに教えられること、いっぱいあります。
「人間」ってなんなのか。いっぱい考えさせられます。
それを、いっぱい感じさせてくれて、素直に表現していいこの陶友が私は好きだぁ~!!

(って最後、告白で終わり!?(笑))

                                    (とくい)
とくい

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仕事始め!! 
新年明けまして、おめでとうございます今年もどうぞ宜しくお願いいたします        


さて、僕は年末から実家(鹿児島・出水)に帰省していました。パソコンが実家には無く記事を書けなかったので、今が初書き込みです!!

一年ぶりの帰省は、昨年の疲れを(笑)とるのに十分なくらいゴロゴロしてきました

一人暮らしでは、なかなか食べられない正月料理や鍋にその他もろもろ・・・。




テレビはいつもあまり見ないものだから久しぶりに落ち着いてバラエティを良く見ました。(もちろんニュースも見て鹿児島の新聞も見ましたよ)あとは久しぶりに会った友達と飲み話し、自分を語り、国会請願署名を頼み、陶友通信を登録してもらったり・・・・仕事もチャッカリ



あとは父方の祖母(通称:栗ばあ)、母方の祖父母(通称:上場(地名でうわば)の、じいばあ)に会いました。

いつも帰省すると会うのですが、孫が可愛いのか〈笑〉、心配性なのか・・・よく

いつも気遣ってくれるんです。




陶友で働き始めて2年目くらいだったか・・・(今は5年目) 栗ばあが僕に「いい顔になって、卓もだいぶ変わってきたよ」と一言。当時、やっと
自分自身を見つめられる様になってきてた頃で今でもよく覚えている言葉です。





昨年は、自分としても色々と職場で勉強し、人間を学び、勇気をだして一歩奥の自分自身を
見つめ、人と繋がり、もっと新しい自分を見つけたい・・もっと人間的に自分らしく成長したい。
勉強の本当の意味を知り、またそれを語りたい(語る技術はまだまだコレからだけど・・・)、伝えたい。社会を変革していくためにも常に学び、それらを創造するために運動としての行動力を必要とし、確固たる己の志を練り上げ人間らしく生きていくんだ!!  

と、それなりに以前とはまた違った自分を引っさげ『凱旋帰省』して会ったわけですが・・・・・。




また一言だけ言われました。




「素直に正直におらなよ」
昨年を表す文字は「偽」・・・・。




人間らしく自分に正直に学ぼう、生きようと改めて思いました。






母が「今年は栗ばあが88歳(米寿)、上場のじいが80歳(傘寿)、上場のばあが77歳(喜寿)だから栗ばあのお祝い会をして、上場の2人は親戚(広島在住)集めて鹿児島との中間をとって博多でするからね。あんたも参加しなさいよ!!」

年取ったな~~~と感じました




祖母ら: 「早く、ひ孫がみたい」


僕: 「福祉労働者はワーキングプアに近いし、金ないし結婚とか具体的に考えられないって。」




う~~~~ん 正規職員になるため頑張らないといけない。僕も今年で30歳(三十路)



今年が勝負だ 精一杯、頑張ろうと思う実りある帰省となりました。







うん??僕は重なるお祝い会に三十路ならぬ『三十寿』で祝ってもらう側で参加か??(笑)










くりげの

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