きょうされん第38次国会請願署名のお願い
皆さんこんにちは、工房陶友 かくです いよいよ署名活動も陶友では今週が締切りです。 実は目標まであと1500筆も足りず、 力不足に落ち込んでいます。 しかし、そうも言ってはいられません まだまだ1筆でもという事で 最後のお願いです。 手元に署名用紙がある方は今週(土)までが消印有効締め切りです。 まずは、あなたの1筆が必要です。 是非、家族やお友達の分の名前もお願いします。 尚、きょうされんとは・・・ 1977年に障害のある人びとの「自分らしくいきいきと働きたい」という願いのもと、共同作業所によって結成された団体です。 現在は障害者の就労支援や生活支援施設等、全国1916ヵ所の会員で構成されています。 以下は、陶友で配布した署名のチラシの文章のみの転載です。 陶友の仲間(利用者)の一カ月の収入は多くて9万円です。 (障害基礎年金+陶友の給料) 皆さんはその金額で生活できますか? その中から医療費や支援に必要なお金を捻出しなければならず、 多くは家族の支えが無くては生活ができない状況です。 日本が批准している「障害者権利条約」では他の人と同じように暮らせる事を保障しています。 しかし現状では、上記の様な状態です。他にもこの様な事で困っています・・・。 障害を持っていても65歳過ぎると、介護保険に切り替えねばならず、 今まで受けていた支援の時間が減ったり、お金がかかる様になっています。 障害者をはじめ、すべての人が安心して暮らせる社会づくりの為に署名と募金のご協力お願いします。 取扱事業所 工房陶友(こうぼうとうゆう) 〒810-0064福岡市中央区地行1-15-18 TEL092-771-5517 FAX092-771-5621 |
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みなさん
お久しぶりです。 今日は、陶友の仲間の引っ越しです。 実は… この仲間は、67歳。生活保護を受給しながら 頼れる家族はなくアパートの2階で独居をしているのですが、 先日自宅で転倒 その際にしりもちで圧迫骨折をして入院する事になってしまいました。 今まで、皆で力を合わせて なんとか本人の望む1人暮らしを支えてきたのですが、 このアパートは階段も急で いよいよ一人暮らしが難しくなるのでは…と危惧していました。 しかし、運よく物件が空き、 なんとか無事同じアパートの1階に転居する事が出来ることになり 本日引っ越し作業です。 それにしてもここまで本当に大変でした。 その方は身体の老化にともない、移動に困難があり、 陶友は制度上、移動支援はしておらず、 更に生活保護の為、家賃制限まである。 しかし、陶友には通い続けたいという願いを持っている状況。 その願いを叶えるために なにか良い方法はないかと あの手この手で一生懸命駆けずり回りましたが、 場所の問題がかなり大きく 陶友がある中央区で1階を探して 住むには距離、金銭共になかなか厳しい条件でした。 話せば本当に長くなるのですが、 仲間が、好きな場所に住むという事は 本当に大変だと思うこの頃です。 さて、そんなこんなで、 今日はその引っ越しなのですが、 本人はまだ、入院中。 本人不在の引っ越しで 家を他人が触るということはかなりのストレスになると考え かなり打ち合わせをしました。 さてどうなる事やら・・・ 引っ越し業務も含め 退院後の生活の組み立てを考えるとこれからが正念場です。 |
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陶友職員採用のご応募、ご検討いただいた方
ありがとうございました。無事一緒に働く人が決まりました。 またご縁がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。 |
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陶友から参加のお願いです。
障害者が当たり前の生活をおくれる社会を作るために 安永健太さんの死亡事件裁判を考えるつどい ~命の重さと司法における障害のある人の人権を考える~ に参加をお願いします。詳しくは下記 日時8月2日(土) 13:00~15:30(受付12:30~) 場所 天神クリスタルビル 福岡市中央区天神4丁目6-7 (天神ダイエー近く) 安永健太さんは作業所からの帰宅の際に 不審者と勘違いされ、5人の警察官に強引に取り押さえられ亡くなりました。 保護目的の行為だという警察側の主張は二転三転し、 佐賀地裁で真実を知りたい繰り返してはならないと訴えた裁判の結果は 納得のいくものではありませんでした。 そこで親御さんをはじめとする関係者は 傷つき疲れ果てた心を奮い立たせ 福岡高裁の控訴審(9月22日)にむけて立ち上がりました。 この集いをきっかけに、障害への理解を広げる取り組みとしたいと思います。 沢山の人が参加することで 健太さんの関係者への応援、安心できる社会づくりに協力をお願いします。 参加申し込みは陶友 電話092-771-5517 担当 郭(かく)までお願いします。 |
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最近、遅刻をしなくなった絶好調君
しかし・・・ この絶好調君は以前結構な割合で遅刻をしていました。 ところがある日 これではいかん!と一念発起 周囲の雰囲気を感じたり 父親が自宅を近くにすれば・・・と引っ越しをおこなったり 共に働く仲間の雰囲気や、 職員の支援 家族の支えがあって遅刻が激減。 毎朝、まずは所長に 「絶好調!」と挨拶 所長も「おお、来たか!」と 言葉少なくも2人で見つめあいながら笑顔を交わし 2階の私達支援員に 「ぜっこうちょ~う!!!」と元気に挨拶 続いて周囲の仲間達にも満面の笑顔で 「おはよう!絶好調!」といっています しかし、今朝はというと 5分程度の遅刻。 以前の彼なら早い方ですが 背中を丸めコソコソと出勤。 私たちはその姿にあえて何も言いませんでした。 その時私の脳裏には昔父が話してくれた事を思い出しました。 父が子どものころ悪いことしたときに祖父が怒らなかったから何故かと聞いたら 「反省している人に怒っても意味がない」 「反省しているのなら次は努力する、それが達成できなくても 反省していることに意味がある。それを感じているなら十分」 と言われ、 自分を子どもではなく人として接しているんだなあ裏切ったらいけないと 子どもながらに感じた という話です。 今日は遅刻してしまいましたが 様々な人の力や思いをうけて明日はまた自分の力で「絶好調!」と言ってもらえたらいいなあと思う瞬間でした。 |
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昼休みの仲間たちの話題です。
漢字の話しから漢字検定3級の話になり 3級ってどのくらい?スイカを漢字で書くくらいかな~? と仲間からの質問。 おお。ほんとですねそれ3級っぽい。と私が言うと 続いて 西瓜はすいか 南瓜はかぼちゃ 東はないっちゃんね~ 北は~? ところで瓜ってどんな字?という話になり ちょっと意地悪して うりと・つめって漢字でにてますよねー というと大盛り上がり そして うり・つめ・ふね・かぜの文字の形がにているという話になりました。 今日の昼休みはみんなで頭の体操をしました。 さてみなさんは 瓜・爪・舟・風 すべてかけましたか? そういえば本当に似ていますよね(^^;) |
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待ちに待った新しい名刺の紙すき枠が来ました
しかも元職員の菊池さんが届けてくれて 紙をすく係のタッチャンはテンションUP! あまりのテンションの上がりっぷりに 顔はずっと笑顔で 何故かよくわからない食品班の職員の石橋さんに手渡し 「ほら!もちやすかろ?(持ったサイズはほぼ変わっていない)」 「いいね!これならアイチャンも石橋さんも縦でも横でも(紙をすく方向・横向きのきまりがある)漉けるよ!」 とおおはしゃぎ。 石橋さんは何がどう漉きやすいのかわからず 少し困惑しながらも 「いいのがきましたねー。」 と返事。 「やろ?いいねこれ、いいね~」 とやる気を出していました。 以前、通信でも載せましたが タッチャンは 「これ(紙すき枠)は俺にとってイチローのバットとおなじやけん!」 と言っていました。 この様子だと 新しいバットを手に入れた陶友のイチローの打率はどんどん上がるのだと思います。 これが好きな歌手のCDを手に入れて喜んでいるのではなく 仕事道具で喜んでいるという所が タッチャンの仕事に対する姿勢や誇りなのだと思います。 紙すき班の名刺は 100枚3000円(インク黒1色のみ) 台紙牛乳パックリサイクル和紙(白・薄茶・桃・緑・青・黄等 要相談) 初回 版下つくりで500円(持込みなら不要) 納期:在庫があれば2週間程度(要相談1週間)です。 ご注文おまちしております♪ |
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4月販売会・イベントのお知らせ
1日(火) 伊都イオン販売会10:00~15:00(陶友販売時間) 5日(土) 西公園お花見 (陶友11時集合) どなたでも自由にご参加ください。(弁当・飲み物は持参) 参加希望の方は陶友までお知らせください 9日(水)(毎月第2水曜日) ボンラパス花畑店10:00~17:00(陶友販売時間) 住所 福岡市南区花畑4-9-12 電話 092-567-6555 (駐車場無料) 13日(日) フレンドシップフェスティバル10:00~16:00 場所(天神)福岡市市役所前広場 沢山の作業所の出店を福岡市内の中小企業が応援しているイベントです。 今回も、同じコーナーで、第一ひかり・あかり・かしはら・陶友とひかりグループの授産品もせいぞろい!なんとあかりは仲間全員出勤の力の入れようです♪ 13日(日) さわら地域チャリティ・イベント12:00~14:00 恒例の春のバザーがやってきました。掘り出し物がいっぱいです。 お食事のお店や手作り雑貨などのお店もたくさんあります。 場所 : にのさかクリニック 駐車場 主催 : さわらチャリティ・イベント実行委員会 ※ 雨天中止 中止の場合は5/25に延期します。 15日がんばるDAY(街頭署名活動)大橋・姪浜駅近辺11:00~13:00 26日しろくまえん しろくまえんバザー(詳細未定) どの販売会・イベントも仲間(利用者)が参加います。ぜひお越し下さい。 |
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最近の紙すき班は大忙し。
特に今週は納品すれば全部で10200円の売り上げです。 沢山の注文が来て嬉しくなり すぐに 仲間に「すごいことが起こりましたよー」 と伝えて回り、それを聞いた仲間のモチベーションもUP 最後に加齢による不調の仲間にも 聞いてくださいよーといいに行くと それを聞いた仲間もにんまり。 「最近は、陶友祭以降紙すき班は大忙しです。」 「がんばらないかんです」といい、 その後には笑顔で意外な言葉が!!! 「明日は、病院だけど、出発するまでここで仕事を頑張ります!!!」 『おおおおおおお!。』私は心の中で驚きました この仲間は、腰の調子が悪く、夜も寝つきも悪いため、 出勤時間は遅く、通院の支援もしているのですが 通院の日は通院だけと決め込んでいるような感じで、 普段は病院へ向かうまで少し早く来てもたばこをふかしながらのんびり座っています。 その仲間が 病院行くまで仕事しますとは・・・ やる気が不調をふっとばした瞬間でした。 注)この仲間普段からやる気がないわけではなく 加齢による不調を調整しながらのんびりペースの仕事を行っている仲間です 本来の働くという事は充実感で今より少しだけ頑張れる。 そういうものだと思います。 仲間にとってもわかりやすい 『注文=必要とされる仕事』というのは本当に大切だなぁと思いました。 仲間にとってと書いてはいますが 私も嬉しくて仕事がいつもより調子よく進んでいます。 あーこの仕事していてよかったなー。と思いながら働けるなんて本当に幸せです♪ |
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去る2月22日に
陶友応援団ゆうゆうによります『ちづる』という映画の上映会がありました。 ちづるとは、自閉症の女性の兄が家庭に入り、 ありのままの姿を撮ったドキュメンタリー映画です。 ゆうゆうの皆様 来場してくださった皆様 本当にありがとうございました。 その様な中、私の友人で最近軽度の知的障害として 手帳を発行された人がいるのですが その人はなかなか障害を受け入れられず 何とも言えない日々を過ごしていたので。 「こんな映画があるよ~」と誘ってみた時の話です。 上映後、この様な感想めーるがきました。 『ちょうど人生に疲れてたから 映画とシンポジウム聞いて、 前向きに頑張って生きていかなきゃなー って思いました。』 この映画をきっかけに前向きになってもらえたことがとても嬉しく この企画が成功して嬉しかった瞬間でした。 でも・・・ ・・・前向きはいいんですが 頑張らなくていいんだけどな ありのままのあなたでいいんだけどなー とその人の口調で思ったのでした。 今後少しずつその事を伝えていければと思っています。 人々が集まって関心を寄せ それぞれが改めて考えるきっかけになった企画が 陶友を中心に集まった人々により成功したことがとても嬉しく、 改めて人の温かさを感じました。 ゆうゆうの皆さん本当にありがとうございました。 |
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3日ほど前からやや不穏(暗い表情とネガティブ思想)で 心配をしていた 仲間のどなたさん。 どなたさんは精神的なバランスを保つことが困難で 何かがきっかけで 突然悲しみにとらわれてしまいます。 そのなにかは些細な事や 周囲が意図していないことも多く、 本当に些細な事をきっかけに 余りにも辛そうな日々が長く続くので 見ているこちらまで辛くなるほどです。 そんなどなたさんを はらはらしながら見守る2日前、 新しい給食ボランティアさんが陶友に訪れました。 新しいといっても、実は食品班のリヤカー販売の常連さん。 顔見知りの仲です。 そのボランティアさんが どなたさんをみかけて 「あらー最近見なかったけど元気にしてたのね~」 と言われ どなたさんは「別のコースにいっているから~」 とさらりと返事をしていたのですが そのボランティアさんが去った後、 「うちのこと覚えていてくれたんだー。 嬉しい。なんか勇気がわいてきた!」 と呟いたあと 「うん。嬉しい。」とやや大きな声になり その後なにやら吹っ切れた様子でした。 そしてその後はというと 昨日、今日は 不安そうにしていたのが 嘘のようにはつらつと仕事に取り組んでいました。 思ってもいない場面で、 自分の仕事がおぼえられていた事が 自己肯定につながり 気持ちを切り替えられたようです。 あんなにつらい気持ちが 切り替えられた出来事 でもそれは自分が頑張っていたからもらえた評価です。 頑張っている仲間も 気にかけてくれているお客さんも 両方あってどなたさんの心のモヤモヤを解決できた そんな素敵な人同士のかかわりを目の当たりにした瞬間でした。 |
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今年初の法人研修の資料をもらい読んだのですが、 一番初めの項目が 大胆予想・今年が仲間やお年寄りにとってどういう一年になるか! ・ 明るい予想 ・ 暗い予想 ・・・明るい予想が一つも思いつかない・・・・。 仲間がではなく職員が・・・ならば、 今年は署名の協力者が増えて 見方を増やせるはず!と今陶友での取り組みを見ながら思えるのですが・・・ 明るい予想が思いつかないというのは何ともやる気をそぐ項目でした。 でも、だからこそやる気を出すのですが!!! と話は横道にそれましたが、 4月から・・・消費税8% いよいよ貧困という問題を抱えている仲間の生活はとんでもないことになる。 それどころか、収入もない(一部を除く)お年寄りにも等しく消費税をかける。 一見等しいっていうのが落とし穴。 年収1000万円の100円に対して8円の税金と 年収100万円満たない人の8円では負担の度合いが違う。 私たちの作っている商品の材料代もあがり、 少ない純利益が更にへるわけで 明るくなりようもないと改めておもう冒頭の文章。 消費税が3%になった時も、5%になった時も 名目は福祉の充実だったのですが 現状はご存じのとおり、 ほかにも、明日の朝、枕元に100万円あったらどうするか? という項目もありました。 選択肢は 1欲しかった物を買うなど直ぐ使う。 2貯金する 3「風ひかり」と「よりあいの森」に寄付する 4警察に届ける 5その他 一般的には2でしょうね。 はい。世の中お金が今以上に回らなくなるわけで 不景気の波はどんどん大きくなっているように思います。 人は、残念ながらある程度満たされていないと なかなか他人を思いやることができないと思います。 増税による不景気はお年寄りや障害者にどのような生活をさせようとしているのか 本当に消費税が復興支援や、福祉に使われるのであればこのような不安を感じずに済むのですが。 とにかく、日本国民として国の経済や政治の流れに目を光らせることから始めようとおもいました。 |
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販売会での話です。
販売員というには愛想もなく、やや問題ありのリュウクン。 しかも若さゆえの悩みも多く そんな今の自分が好きではない上に、出勤も気分が乗らないと難しい状況です。 だからこそ人(お客さん)と関わって自分の商品が売れる喜びや、 人と関わるにふさわしい態度とはどの様なものなのかを考えたり、感じたりしてほしく 今回の販売担当にしました。 そんな今回の販売会でのリュウクンの様子は・・・ 「だるいー。ねむいー。足いたいー。」 と繰り返し言ってはいるけれど、 いざお客さんが購入となると 丁寧に包装。 「はい!(お客さんに)声かけて~」 というとぶっきらぼうではありますが 「いかがですか~」 とそこは彼なりに熱心にしていました。 だからこそ毎回、惜しいなあと思ってしまうのです。 でも、やはりその態度は販売を仕事とするうえで問題。 ストレートに 売れるにはこうしないとだよ! と言っても素直に聞き入れそうもないリュウクン。 というより、理屈は分かっているけれど一歩前に進めないでいるので さてどうしたもんかなぁと考えた結果 自分で販売員とは?という事を具体的に考えてもらおうと ある質問をしてみました。 「その人が好きだからとか面白そうとかじゃなくて 陶友の誰と一緒に販売したら商品が売れると思いますか?」 するとしばらく考えて 「かごさん」と返事。 何故?と問うと、 「元陶芸班だし、商品の質問されても答えられそう。 接客の態度がいいし、お金さわって計算できるし、 売れると思う。」 私の心の声は 『やったーーーーー!期待通りの返答!ここがチャンス』 そして 「そうですかー。 じゃあそのいいところ見習って 誰かに同じ質問をしたとき、リュウクンって言われたらいいですね。」 というと 「うーん。」としぶしぶ返事。 違うと思うならすぐさま反論するので このしぶしぶ返事は彼の中で肯定ゆえの態度です。 その質問の後も 「だるいー。足いたいー。」と言いながら 「じゃあ休憩すれば?」と声掛けしても 「座ったら眠たいけん寝てしまう」と言いながら 本当に長時間販売を頑張っていました。 直ぐには変われないけれど、 本当はわかっていて 自分なりに責任感をもって販売しているリュウクン。 かごさんの接客を見習いながら 少しずつ今の自分を好きになってほしいと思いました。 そんなこんなでこの日は なんと売り上げが23500円。 とても多かったので、 リュウクンのお母さんにもすごかったです。その話に触れて仕事のやりがいにつながるきっかけになれば・・・とメール。 お母さんも息子の働きにホッとし、家でも仕事活躍した件で 話したそうです。 そして実は実習の時も陶友にはいった時も リュウクンはかごさんに色々教わったそうで・・・ なんだかんだで、みんながリュウクンを見守り、 働きかけています。 早くリュウクンも大人として誰かに働きかける側になってほしいと思いながら 次回の販売会を楽しみにしています。 しかし、昨日の疲れからなのか今日のリュウクンは出勤できず・・・ うーん。やっぱり難しいなあと思いながら支援する日々なのでした。 |
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今日は、仲間(利用者)の署名活動の勉強会でした。
その中である仲間の発言です。 署名の内容についてはまた 近々書きますが、 これが障害者の真実 これが障害者の心の叫びと 胸打つ内容でした。 少し長くなりますが ぜひ読んでください。 一生懸命働いとうとって、 でも少ないとよ。 さぼっているわけやない いっぱいもらうんじゃなくて 普通にご飯が食べれるぐらい 500円ぐらい 米食べるんじゃなくて 水飲むだけで耐える人が出てくるかもしれん 頭に栄養いかなくなったら 皆イライラする おこるんよ絶対どこかで どの人が食べるとかじゃなくて どの人も食べれんくなる 一人で食べてもおいしくないし この人は頭がいいけん食べれる この人はばかやけん食べれん それはおかしいとよ だけん(怖いから)お金を貯めとうとよ 俺は 結婚式で姉ちゃんの旦那さんが 俺の面倒見る約束で結婚したって言ってくれたんよ だけん俺は大丈夫かもしれん でも旦那さんの給料も少なくて○○円しかないけん そしたら姉ちゃんも食べさせないかんけん ○○ちゃん、○○君(姪・甥)も食べさせないかんけん そして俺のの面倒を見るとかできるとかいな。 姉の旦那さんを信じないけん。 何もしなくていきていけるって わからんけど あああ・・・わからんね。難しい。 わからんねと言ってはいますが 大切な事はわかっています。 いっぱいもらうんじゃなくて ↓ 優遇してくれと言っているわけではない。 ただ普通に暮らしたいという願い 頭に栄養いかなくなったらみんなイライラする ↓ 貧困であれば人にやさしくしにくい どの人が食べるとかじゃなくて どの人も食べれんくなる ↓ 誰かが不幸なら実はみんなが不幸なのだ。 この人は頭がいいけん食べれる この人はばかやけん食べれん それはおかしいとよ ↓ なぜそんな簡単なことがみんなわからないのか。 30代後半の成人男性が 一生懸命働いても経済的に自立できず 障害者を家族にもった 姉は弟の面倒を見る事を条件に結婚しようとする。 たまたま障害をもっているから なぜこんなことになるのでしょうか? 私たちはこのことを広く訴えていきたいと考えています。 こんな簡単なことをみんながわかる社会になるためにこれからも訴え続けていきます。 まずは署名活動です。 みなさんご協力お願いいたします。 署名用紙は陶友にて配布、通信に同封 またはきょうされんのホームページにてダウンロードできます。 |
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大変遅くなりましたが・・・
6月29~30日は 総括研修でした。 総括研修とは年に一度 法人内のほぼすべての人が宿泊で参加する研修で 学びと交流が行われるというものです。 陶友の所属する福岡ひかり福祉会は職員数が多く 同じ法人内でもなかなかほかの作業所の職員と関われないので 親睦を深められるいい機会ともなっています。 さて、今回私は発達障害について学んだのですが、 他の作業所の事例を学ぶと、 つい固まってしまう支援においての考え方がほぐされ、 自分を顧みることができました 今回はその感想のレポートです 事例は、障害が重く意識的にも無意識にも他人を傷つけてしまう可能性がある仲間を どう集団と関わらせればよいかという取組に対する発表と、 エレベーターや、給食の食材の切り方にこだわる仲間の『こだわり』に向きあることで 仲間を理解しようとした取組につての事例発表で学んだことについてです。 総括研修 分科会『発達障害』 2013.06.29 発達障害の分科会の2日間で事例発表を通し、気になるキーワードは下記のものだった。 ① 仲間は迷う職員を映すように色々な事をおこした ② 障害特性によって本人がどうしようもない苦しみがある ③ 感情をぶつけながら確認→標準語で冷静に話しかけると何かが違うという変化が ④ 待てない仲間に『待って』がトラブルの原因 ⑤ 集団の考え方を仲間に合わせてもらっているのではないか ⑥ こだわりにこだわらない ⑦ 感情だけが伝わる ⑧ こだわりにとらわれていない本当の素の部分をみつけよう ⑨ 個別の中のその先にある集団 ⑩ こだわりは求めて(好きで)やっているのか?とりのぞいたらどうなるのか 事例発表は、対象が陶友の仲間よりも障害が重い仲間についてであったが、障害度を問わず共通点があり、私が普段接している仲間は軽度だからこその困難を抱えている事に改めて気付けた内容だった。 具体的には①~⑩どれも、実践において心当たりのある内容ばかりであった。特に③・⑦において、過去に陶友で64歳になるKさんのイライラがどうにもコントロールできていない状況で、Kさんが周囲をどなっていたので、Kさんと同じ声の大きさでKさんに対し怒鳴った事があったのを思い出した。私の意図はKさんに、大人としておかしい、言われる側はいやな気持ち、怒鳴っても何も伝わらないなど、わずかでもよいので感じてほしく、あえて演じたのだが、結果ほぼ伝わっておらず、そもそもそれが経験として顕著につみかさなるのであれば、作業所にいないという事に気付いたことを思い出した。そこから今回の学びによって、②の障害特性と本人の苦しみについて学び、思考の整理ができた。 また、集団の考え方(支援者側の)を仲間に合わせてもらっているのではないかという事に当たり前だがなかなか気付けないがゆえに実践にいかせていない内容についての発表が自分の支援を省みるよいきっかけとなった。今後は、障害特性を念頭におきながら何に困難を抱えているのかを見極めた支援が必要だと学ぶ事が出来た。今後の私の具体的な課題は、こうあるべきの『こう』は何から来ているのか、それにはどのような障害特性があるのか本当に本人に乗り越えられる事なのか、どの様にその困難を取り除けるのかを考えて支援を行っていかなければならないと学んだ。 |
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先日、仲間の仕事に対する誇りを感じる瞬間がありました
紙すきの道具の枠に張ってある網の部分が、 少し緩んできていたのに気付いたタッチャン。 あ~ちょっと網が緩んできたねえ。と独り言 そうなんですか?と気になり聞いてみると うん。少しゆるんどーとよー。(緩みがでてきている) 見た目ではあまり分からないですけど・・・というと ゆるんどおとって これはね、俺にとってのイチローのバットやけん わかると。 イチローもねバットにはこだわっとおとって! そんで大リーグで活躍するとって 道具は大事とよ! イチローみたいに何億もかせげんけど この枠は俺にとってイチローのバットとかわらんけん わかるとって! 「そうですか・・・ でも羨ましいですね、私は仕事に使うパソコンにも ボールペンにもイチローみたいに思ってないですもん。 そんな職人のタッチャンはカッコイイし うらやましいですね~」 というと 「えへへ」とテレながら嬉しそうにしていました。 「じゃあ買い換えますか?」 と聞くと 「お金が無いけんね~もう少しこれで頑張るけど・・・ 沢山作って売って買い換えないけんね!」 と張り切りだしました。 どうですかこのやり取り。 私は、仕事の誇りや、必要なものは稼いで買う!という心意気を感じ 心から尊敬しました。 使えなくなれば即準備する予定ですが、 目標を持って早めに枠が買えるように計画を立て 買いに行こうと思っています。 ところで!!! 告知なのですが来週9日から西新プラリバ6階にて 恒例の販売会が行われます。 そこでも、タッチャンのばがきをはじめとした 心のこもった商品が売られますので是非お越し下さい。 |
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今日は仲間の会話についてです。
先日職員間で、冗談について話題になりました 冗談とはその主旨を理解する為に あるていどの知的能力を必要とするという結論になったのですが、 この話題になったのも、 比較的経度の知的障害をもった仲間が 仲良くしたくて冗談をよく言うのですが それを他の仲間は真に受けて トラブルが生じるという事例についての話からでした。 すると天気のよい翌朝、 遅刻の多めな仲間がはやくきたので あ~今日は〇〇さんが早く着たから雨やね~と ある仲間が冗談を言うと、 言われた本人は 「はれやし!」 と遅刻しなかった晴れ晴れしい気持ちから 余裕をもった返事をしていたのですが、 少し離れたロッカーにいた別の仲間が きつめの声で今日は晴れ!!!との声がしました。 (前後の会話が聞こえなかったのか、 理解できなかったのかは定かではありませんが まさに冗談が通じない瞬間でした。) これはほんの一例ですが 私たちがなにげなく行っているコミュニケーションも 前後の文脈を読み 情報を沢山処理する事が前提でおこなっていて 仲間にとって間に受ける事によるトラブルという 困難があると再度感じた瞬間でした。 余談ですが、 天気の冗談を言った仲間は、 今まで沢山のコミュニケーションに困難を抱えた仲間と関わった経験と 持ち前の優しさから ロッカーにむかって 「そうね、今日ははれみたいですね、ああリヤカー暑いんだろうなあ。」 と私には苦笑しながら 壁の向こうの仲間に優しい声掛けで対応していました。 冗談が通じるのは知的能力だけでなく その場の雰囲気や話題、人柄にもよるのですが それを別として、通じない相手には思いやりで コミュニケーションとして成り立たせる仲間の姿に 頼もしく思った朝でもありました。 |
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聴覚障害者のふみさんが
他の仲間とリヤカー販売に行った時の話です。 今回は メンバーが新しい組み合わせだった事と、 仲間が常連さんを回る道を覚えているか、 3人で仕事の相性はどうか? を確認する為に (職員が近くにいるとどうしてもたよりがちなので) リヤカー販売に少しはなれた所から3人に同行しました リヤカーで移動しながらの豆腐販売は 3人(又は2人)1組の販売なのですが、 お互いがお互いをカバーしながら 計算担当、リヤカー引き担当など分担し 販売して回っています。 ところが今日は 細い路地で 後ろから販売用のリヤカーに気付いて とても徐行したバイクが近づいてきた時、 フミさん以外は音に気付き 自然によけていたのですが フミさんは耳が聞こえない為に 後ろからのバイクの音が聞こえずよけていませんでした。 そこで、 離れて同行していた私が Nさん。フミさんにもよけるように教えてあげてください と声かけると、 Nさんのジェスチャーでフミさんもよけるという場がありました (よけなくても通れたのですが今後の為の声掛けでした) 仲間からみれば、フミさんは耳が聞こえないから 筆談などの配慮が必要だという事はわかっているのですが 自分達が振り返りもせずに無意識にバイクをよけている事が、 聞こえなくてよけられない というところまでは考えつかなかったのでしょう。 リヤカー販売販売をおえ、 帰ってすぐの仲間3人+私の反省会で その場をもう一度振り返り、 「みんなは耳が聞こえるから自然によけられるけど ふみさんは見えない後ろから来るものには気付けないから、 みんながよける時には フミさんにも教えてあげてくださいね。」 というと、 「そうやね!うちが聞こえるけん。教える! うんうんそうやね。きをつけなね。」 という会話がありました。 耳が聞こえないから 危ない、無理だでは無く 出来る人が難しいところをカバーすればいいという 当たり前に前向きな発言。 これが沢山の人の力を借りて 支えられて生活している仲間の強みです。 支えられている人は 当たり前のように支えるのです。 お互いの障害を知り、どうすれば抱える困難を乗り越えられるかを 頭であれこれ考えずに 心や持っているみんなの能力を集めて乗り越えようとする姿を目の当たりにして これが社会のあるべき姿だと 仲間を通して改めて感じた出来事でした。 |
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ここ数日、
ボランティアのお願いなどの電話をしているのですが、 過去の実習生や、ボランティアさんに電話をすると みな様々な今を過ごしていました ある実習生は今年から体育の先生になり、 運動部の顧問になりました。 その日は始めての大会なのでいけないんですよ~ 行きたかったな~残念。またなにかあったら連絡下さい。 あるボランティアさんは 今年からグループホームの職員になりました 高齢者の入所施設で働き始めました その日は仕事ですが又何かあったら呼んでください。 その日は東京にコンサートにいくけど 次回こそは行くからまた連絡してください その日はバイトだけど うまく行けばそのまま正社員になれそうで そしたら休みが固定されるから ボランティアにいきますね!など 用事が無いとなかなか電話をかけない 懐かしい声が沢山聞けた上に、 今回は都合が付かないけど 次回はいくから連絡してねと皆言ってくれるのです。 タイミングが合わなくて残念でしたが また何かあったら声をかけてください と言う事と、近況報告を嬉しそうにしていたので かなりパワーをもらえました。 それにしても、 実習生達は心なしか話し方が学生の時と違うような印象を受け 上手くいえませんがなんだかくすぐったい感じになりました。 みんなまた遊びに来たいと言っていたので 社会人になった実習生にあう事を楽しみにしたいと思います。 |
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昨日は、伊都イオンで販売会を行いました
まごころ良品市という作業所がいくつか(今回8作業所) 集まった販売会です。 昨日の販売は 売れ行きがよく、 11時前後で1万と少し売れました。 そこでその事を今回の販売担当 タッチャンと アニキに伝えると タッチャンは くるりと後ろを向いて 自分に一言 「よし!あともう一息!」 自分を励ます独り言でした。 普段はあまりその様な様子を見せないタッチャン それまでの店番も気を抜くと ひげをジョリジョリ触りながら棒立ち。 (普段はどちらかと言うと、せかせかせずに マイペース。真面目に取り組んでいても集中力が続かずに 少し注意されるとえへへへ。とごまかす事もしばしば・・・) 奮い立たせるたっちゃんは珍しく 「あれ?かっこいい。 めったに聞けないやる気でカッコイイ台詞が聞こえてきた気がする~」 というと 「えへへへへへ。目標15000円いけるかな~ いけんかもしれんね、あとハガキ何枚売ったらいけるかいね~?」 (タッチャンは紙すき班で売り上げの計算はハガキが基準) 「いやでも高い皿なら2枚売れればいくね!」 と照れ隠しに話しながらも嬉しそう。 通りすがりの客にかける声も張り切ります。 一方で 閉店間際の客にはアニキは何処かの鬼軍曹のような低い声で こんな接客を・・・ 「ラッキーですな!もうすぐ閉店ですぞ。そこで この器をてにできるとは!!!」 慌ててとめに入り、 「いやいやラッキーなのはこちらですよ~ 閉店間際に売り上げを増やせるんですから!」 とその場を丸く治めようと一言。すると 「ふむふむなるほど。そういう見方もできますな」 ・・・一見とんでもない接客です。 お客さんも一瞬ぎょっとしていました。 そうしながらも購入された3点のうち 2点がアニキの作品で 「これ、もしかしてアニキの作品じゃなかったですっけ?」 と聞くと 「これとこれは私の作品ですな!」と変わらぬ口調。 するとお客さんが 「そうなんですか~。とてもいいですね」 というと 急にとても自然に「ありがとう」といっていて 私がお客さんに「とても嬉しいみたいですね」 というと、お客さんの表情もゆるみ 「また買いにきますね!」といって去っていきました。 髭をジョリジョリ 考え込めば怒っていなくてもしかめっつら 照れ隠しからか鬼軍曹。 それでも彼らは真剣に取り組んでいます。 私も接客はいい雰囲気からと声掛けし そうするとその都度直そうと努力しています。 それでも時々デコボコ接客。 なのに何故だかお客さんは笑顔で またきます!と言われていき、 仲間はその言葉にやる気を出しています。 きっと不器用でも 誠実に仕事に取り組んでいるからこその出来事だと思います お客さんの一瞬のぎょっとした所から 笑顔で帰られる そこが一番の障害に対する理解の場だと感じた販売会でした。 |
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![]() 今日は唐人町コースのリヤカー販売です。 過ごしやすい季節になりましたが、 リヤカーをひく仲間(利用者)の額には汗がにじむ季節になり ただいま 麦茶を飲みながら休憩中 話題は お客様の話と 野球の話を行ったりきたりしております。 もう少し休憩したら もう少し頑張ります |
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『きょうされん』という
陶友が所属している福岡ひかり福祉会が加入している 作業所の団体があるのですが、 そこの発行物にTOMO(トモ)というものがあります。 今年はそのTOMOの学習会 (陶友ではTOMOを通して社会や、障害を学ぶ時間を作っています) の担当になった事もあり、 まずは一度軽く読んでみましたが軽くと油断していたのに 今回の記事も涙がじわり。 (私は大変涙もろいので、日々この勝手に出る涙と戦っています) 今回のこの涙は自分でもどう表現してよいかわからない涙でした。 とにかくまずそのような現状が悔しいのだと思いますが、 色々な気持ちが入り混じり上手く表現できません。 内容はと言うと、 障害を持った人の兄弟についての現状報告でした。 子どもの頃の思いや、 (どうしても障害を持つ兄弟に目が行く寂しさ) 将来の結婚についてなどです。 冒頭に、 実は障害がある人の一生を考えた場合、 「きょうだい(あえてひらがな表記)」 の存在は欠かせず、 一生ともに生きるのは「きょうだい」だけ(抜粋) とありました。 確かにそうで、 両親は大半が先に亡くなり、 相談者や、支援者は入れ替わる事が多くても 兄弟はほとんど一緒なのだなあ。 その分葛藤も多いだろうと思いながら読み進めました。 その中には、 ある小学6年生の兄が 障害のある妹のために一生結婚しないで妹の面倒を見ると言っていて、 そんな社会にしてはいけないと思ったとも書いてありました。 子どもがそんな責任を感じる社会にため息と涙が同時に出ます。 子どもながらに妹の置かれている現状が不安だとわかっているのです。 そして、大半の人がその事実を知る機会がありません。 更にTOMOでは 引き続き、 東北の震災にあった障害者の現状も取り上げられています。 どれも、 TVなどではあまり取り上げられていない事実がそこにあります。 そんなTOMOは賛助会員も募集しています。 表紙には 「あなたの一口が障害のある人の暮らしを支えます」 と書いてあります。 ぜひ興味を持たれた方は是非陶友までお申し込み下さい。 |
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通信という発行物を出している陶友ですが、
そんな陶友にも、様々な発行物が届きます。 同じ法人内のものは勿論目を通し、 情報の共有をしながら、 みんな頑張っているなあ! 私も頑張らなくちゃ! とモチベーションをあげる材料にしているのですが、 今回は、他の作業所の発行物にとても刺激を受けたので、 取り上げてみようと思いました。 そこに書いてあったのは 心のケアについてでした。 それは認知症の方の対応から学んだ 4つのケアについてかいてありました。 大切な事は ①寄り添う心と絆 ② 話をするまで待つ ③ 目を見て話す ④ 明るい気持ちを大切に そして、 自分が普段行うべき事は 内側から共感する感性を磨く 家族の絆を大切にする 好きな事をする 何もしない時間も時には必要である 支援する人の心のケアの必要性(抜粋) と書いてありました。 まさにそうだと思いました。 仲間の困難をまえにすると 時々ネガティブな気持ちになってしまうのですが、 振り返ってみると 暗い気持ちの人と話していても面白くなく、 いい解決策は出てこず、行動力も損なうと思いました。 明るい気持ちは本当に大切!!!! (といっても現実は難しいのですが・・・) そして、その他の内容も 本当に豊かに生きるというのはそういう事だなあと 豊かな人々を見ていていつも思うのですが ついつい焦って忘れてしまう事が言葉にされていて とても心にすとんと落ちる素敵な記事でした。 これからはこれを私の具体的な課題として 支援していきたいと思いました。 そう思えたのも、その発行物のおかげです! 今後も今以上に様々なものを読み、 実際体験する事で、私自身が豊かになり、 仲間の支援につなげて行こうと思います。 それにしても様々な発行物というのは 本当に想いが詰まっていて力のあるものですね。 私自身がこんなにも感動し豊かになったという実感があるのですから。 これからもこの気持ちを忘れずに 通信作りを行えたらと思いました。 |
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5分程度遅刻してきた時のかごさんの話です。
かごさんは、仕事に遅刻するなんてことはありえない 働いているのだから遅刻はしないのがあたりまえ! と思っていることと、 家はあまり居心地のいい場所とはいえないようで、 仕事の場であり、楽しく仲間と過ごせる場所ということもあり 普段は出来るだけ早く出勤して 家庭の事情が許す範囲で 陶友にいられる時間を長くしようとしています。 その為、陶友が早く開いていると思うと どんどん出勤時間が早くなり、 自分でコントロールできないため、 今は、仕方なく 8:30分に扉を開けて中に入れる様にしています。 (それより早く出勤する仲間はほとんどいませんが・・・) そうでもしないと、 過去には職員が今日は早く来てくれていて あけていてくれるかも!と期待して 8時前後に連続して出勤してくるなんて事もありました。 そんなかごさんが 珍しく遅刻。 目をむき出し ハアハアと息を切らし、 大事のような形相でタイムカードを押したかと思うと、 着替えもそこそこに仕事着に袖を通しながら 背中丸出しでロッカールームから出てきて まっすぐ掃除に向かっていきました するとすぐに遠くから大きな声が・・・ 遅刻の後ろめたさのあまりに いつもの仲間の挨拶にすらイライラ。 俺は集中しているんだから話しかけるな! (仲間は挨拶しただけ) というかとおもえば、 挨拶したのにしてくれんやった! と、普段は気にならない事がすべてイライラに繋がり まわりはある種八つ当たりをされ たまったもんじゃありません。 そこで、かごさんをつれだし、 まあまあと植物が好きなかごさんに 植え木の話をしながら少し離れた場所を掃除して 気分をそらしてみたり・・・離れてみたり・・・ その日はかごさんにとってそんな朝のスタートでした。 確かに八つ当たりはよくありませんが、 かごさんの気持ちも分かります。 仕事をする上で、遅刻はいけない事・・・ その後ろめたさや、 気持ちの切り替えの困難。 色々な気持ちが入り混じって 何もかも腹立たしい。 しかし、あまりにも気持ちの整理が付かない姿を見て、 『しょうがないなあ・次は気をつけよう』 という自分の行動と考えに折り合いをつけて 一旦落ち着き次の行動に移す。 仕事をする上でも、人間関係を築く上でも なんとなくやっている行動である 気持ちを立て直すまでに なかなか待ってもらえない場面もあるのかもしれないなあと 仲間の生き辛さがあるんだろうなと感じる出来事でした。 その後はというと、 仕事に集中する事で、徐々にいつものかごさんに戻り リヤカー販売から帰ってきたときには 充実の笑顔になっていました。 |
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今回は
仲間の旅行は鹿児島になったのですが、なぜ鹿児島になったのか? という話です 事の始まりはかごさんのつぶやき・・・ 「俺ね、鹿児島に一度も行ったことなくて・・・ 死ぬまでにいっぺん行ってみたかばってん無理やろうねえ。 仲間の旅行でいきたいっちゃけどね・・・」 65歳のかごさんの長年(本人いわく小学生ぐらいから)の願いです。 ここ数年、毎回かごさんはそう呟いていましたが、 呟くばかりでなかなか仲間に届かず他の場所になっていました、 そんな様子を目のあたりにし、 私は今年こそはなんとか鹿児島にしたいと 鹿児島県の面白さを仲間一人一人にそれとなく話していました。 誘導の様でその様な事をしてはいけないのではないかと葛藤しながらの行動でした。 しかし、一人の人の長年の願いを叶えるチャンスを逃したくはなかったのです。 かごさんはというと 行けるかもしれない希望と、不安で情緒不安定になり、 仕事中も怒鳴ってばかり・・・ なかなか感情のコントロールがうまくいきませんでした。 行先決めの際に何を言うかを一緒に考えてもイライラ。 そして弱腰・・・ いざ場所決めが始まると色々な意見が出て また鹿児島さんの願いがかき消されそうになっていました。 そこにでた発言が40歳以上年の離れた後輩とも君の 力強い「鹿児島を応援してください!」です。 とも君はかごさんの願いを聞いていて 叶えたいと思ったのでしょう。 順序立てて話すことが苦手なとも君の精一杯の発言でした。 皆もかごさんも、もしかしたら本人も 余りに心の奥から絞り出したような大きな声で 一瞬 戸惑っていましたが、とにかく響いたようで、 いいねえ鹿児島いいんじゃない? と一気に行先が鹿児島の雰囲気になり ここだ!と多数決を取って 行先が鹿児島になりました。 その時のかごさんはなんと無表情。 きっと嬉しすぎて、 どうしてよいのかわからなかったのでしょう その後は、ニヤニヤをこえて ニタニタと目じりが下がり しばらくぼーっとしていました。 よかったですねかごさん! 行先ももちろんだけど、とも君が かごさんを精一杯応援してくれて!! やっとかごさんの願いが届いて 正直ホッとしました。 と言うわけで、 3月9~10日鹿児島にいってまいります! 以上。旅行先が鹿児島に決まるまで編でした。 次回は楽しい旅行中の報告ができればと思ってます。 それではまた次回!!! |
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先日、きょうされんの長崎学習会に行ってきました。
陶友からは支援員3名の参加 福岡ひかり福祉会からはそれぞれの作業所から 沢山の支援員と仲間の参加となり あちらこちらで真剣に学習する人々を見て モチベーションがあがりました。 そして長崎のきょうされんの方々の計らいで ランタンフェスタと同時期の開催ということで 数名の方がランタンフェスタの会場に行っていました。 開会式は、地元の高校生による蛇踊り、特別公演でも 高校生による核兵器反対のための署名や 活動について報告があり、 障害者を取り巻く全ての事を学ぶだけでなく、 その場に高校生が参加する事で、 お互いに学びあえればという 核兵器に対する運動や関心の強い長崎の土地柄をいかした内容となっていました。 そして分科会です 私は、精神障害の仲間に対する分科会に参加しました。 自分の担当の仲間の精神状況にどう対応すればよいか悩む日々なので、 今のところ、新人研修以外、毎回この分科会に参加しています。 今回の発表は、2箇所の作業所がおこなっており、 1つ目の作業所はいくつかの作業工程を 毎朝、仲間(利用者)に選んでもらい、 どうしても必要な仕事、工程が足りない場合は 仲間同士で融通しあい、 あまりもめる事もなく 自分の選んだ仕事に向き合っている。 また選ぶ工程を作業の中に組み込んでから 仲間達の仕事に対する意欲が増した。 ひいては出勤率の向上に繋がった。 出勤する事に意味があるのではなく、 出勤したいと思う事に意味がある という内容。 もうひとつは、 とにかく周囲との連携、家族、医療ととことん向き合うという内容でした。 前回の精神の分科会の医療との連携とは又違うケースでしたが、 (前回は病院を変えたいが家族や本人の意思で変えにくい時の事例でした) やはり基本は連携ということでした。 しかし、実際にはその連携が一番難しく様々な事例があり 課題が多いとも改めて感じる分科会となりました。 会の間に一番印象的だったのは 精神が不安定な仲間を抱える作業所では、 出勤率を気にしがちである。 (経営上、気にはなる部分ではある ※注1) しかし仲間を来させようというのは一番最後の話。 これないのは何故かを追求する。 そのこれないの追求を連携して行い、 ひとつずつ解決していくという内容でした。 それが全て正しいと信じ込んだり、、 すぐに陶友の仲間(利用者)達に使える内容と安易には思わず、 具体的な考察が必要だとは思いつつも 考え方や、実例の報告により より多角的に見れる様になった分科会だったと思います。 余談になりますが、 今回は今までの精神に困難を抱える仲間(障害者)に対する支援の学習会の中で 一番参加者が多く、 それぞれの作業所でも仕事の直接的な内容もですが、 生きる喜びに繋がる仕事、又は仕事を生きる喜びにつなげる為の 土台作り=出勤率の向上 しかしその土台とは?に悩む支援員が多くなっているのではないかと感じました。 注1 作業所では現在、利用者の出勤1日に対して国からの予算がおりてきます。 つまり、施設利用者の出勤率が低い作業所 (精神状況や健康情況によって安定した出勤が難しい障害者を支える作業所) でも常に利用者の欠勤出勤問わず 全員が出勤した場合の対応ができる職員の確保が必要であり、 その際の補助金はおりない為、 作業所の運営自体に困難をきたすという問題があります。 その為、残念ながら運営を気にするあまり、 仲間(利用者)本位の作業所という事をつい失念しがちになってしまう現状がある それほど作業所の運営は厳しい情況で行っている。 |
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こんにちは食品班の職員かくです。
なぜ、今回食品班を前面に出したかと言うと それは、珍しく食品班の職員! という仕事について書こうと思ったからです。 食品班に入ってはや3年。 日々、何をどう売るかと考えていたところ 野菜にレシピをつけるという作業が加わったのですが、 食品というか、野菜なのですが これがまた奥が深いというか 面白い。そこで興味を持ってもらおうとして作ったのが こうさいたいという野菜についてのレシピです。 ↓↓↓ こうさいたい(菜の花の仲間)★糸島産★ 最近日本でも栽培され始めた野菜です(中国原産) βカロテン(抗発ガン作用や免疫賦活作用 髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、 呼吸器系統を守る働きがあるといわれている) ミネラル(骨を丈夫にする)ビタミンBを多く含む 下処理 軽く塩をした熱湯で下茹でし冷水へ 塩は水1Lに対して20g・時間は30秒~1分程度 料理方法 炒め物など、油で調理の際は下処理がいりません。 菜の花ほどではないですが、わずかな苦味があります。 豚肉との相性が抜群!天ぷらにしても美味しいです。 火に通すと一瞬で色が赤から緑へ変化するので お子さんが興味を持つきっかけにも・・・♪ と・・・どうでしょうか?少しは謎の野菜 こうさいたいに興味を持っていただけたでしょうか? 抗癌・免疫・カルシウムとかなんとか・・・ 最後は子どもにまでアピール(笑) それにしても 野菜にはそれぞれすばらしい栄養が入っているようですね。 大げさに言うと 気付かずに毎日漢方薬をのんでいるような・・・ 結果的にバランスよく食べれば健康になれる。 それが野菜ということだと、 この仕事について改めて根拠をもって 豊かな食に取り組みたいと思いました。 それではレシピシリーズ当面続けたいと思いますので 次回をご期待下さい。 |
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